マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

EF5858:大窓?Hゴム窓変形機

2008-06-19 00:42:27 | EF58のアルバム
今日は久々にEF58シリーズをお送りいたします。

Fe4の事務局長lineさんが、EF5858について http://diary.jp.aol.com/qegbrh4/89.html といった記事を出していただいているのですが、この中で、EF5858号機はHゴム改造を受けているのに窓が他の号機より大きいのではないか?ということが話題になりました。

確かに、他のHゴム機と比較すると、窓の下辺がやや下にあるため、窓全体が大きいような感じです。
本当は実測や資料で検証できれば良いのですが、当時そのような話題を見聞きしたことが無く、実車も廃車された今となっては謎というしかありません。

同機は幸か不幸か、上越形のツララ切りを装備しているため、窓に影がかかって全体像をハッキリさせてくれません。したがって、雰囲気からご覧の皆さんに判断していただくということで、過去ログ再掲と新規スキャンで出てきた写真をご覧下さい。


昭和51年 田端機関区にて 折り返し待機車

EF57の写真を撮りに初めて田端機関区に行った時。肝心のEF57は居なくて、この語呂の良い58号機を見て何だか得した気分になったことを記憶しています。



昭和51年 東北本線 大宮駅にて 125レ 福島行 普通列車

大宮駅で捉えた普通列車を牽引する58号機。この当時は未だツララ切りとかHゴムとかそんな区別は付かなかったし、気にもしていませんでした。



昭和53年頃 東北本線 蕨~西川口間にて 上り オールグリーン列車(再掲)

過去ログで掲載したオールグリーン(お座敷ではない!)の列車を牽引する58号機。
こんなリッチな編成が、昔なりにあったんですね。高嶺の花で、指をくわえて見ているだけの存在でした。



昭和53年頃 東北本線 蕨~西川口間にて 上り 急行「八甲田」(再掲)

こちらも過去ログ掲載の急行「八甲田」を牽引する写真です。
北海道の急行「ニセコ」から引き継ぐ郵便車オユ10と、その次にはワサフ8000、ハザを介してグリーン帯付きのスロ62と、急行黄金期を象徴する編成でした。

58号機のスペック

昭和28年5月2日落成 東芝製 初期配置は沼津区
エアフィルタは原形、パンタグラフはPS15に換装済。
耐寒装備済みだが、ツララ切り以外の装備は撤去済み。晩年にデフロスタが施工されたかは不明。
Hゴム改造済みだが、下辺が通常の改造機より下がっており、面積自体が大きい可能性あり。
昭和57年2月4日付 宇都宮区を最終配置として廃車


コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 103系:ウグイス色のクモ... | トップ | 485系「ひたち」:300番代... »

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (金太郎)
2008-06-19 01:00:21
確かに微妙な感じですね。ヒサシも何となく下についてるような、窓の下辺も下のような。気になるので調べました所、5858は33年に水切り無しのスタイルでHゴム化されたという記述がありました。もし事実ならその際に上辺のみ詰めたんでしょうか?私にはそれ以上はわかりませんが。EF5858でサーチすれば何かわかると思います。
しかし、テールとかPS15とかいじられてますね。番号がいいので惜しい気もします。
返信する
Unknown (シービー)
2008-06-19 13:36:40
これだけHゴム改造の時に、変更されたんでしょうかね。
言われると気がつきますが、そのまま流されて違いがわからないかもしれないです。
他のと比較すれば違いがわかるんでしょうが。
返信する
Unknown (キハ181つばさ)
2008-06-19 20:00:06
金太郎様
ググってみたら古い時代の画像を見つけました。
もうチョット研究して補足アップしたいと思います。
私、このテールはあまり嫌いじゃないので構わないのですが、Hゴムがそんな早い時代に活用されていた方が驚きました。
返信する
Unknown (キハ181つばさ)
2008-06-19 20:11:40
シービー様
比較するにしてもビミョーなんですよね。下辺が低いのは判るのですが。
昔の写真をいくつか見ましたが、Hゴム改造車の第1号なんてこともあるかもしれません。そうすると、他のカマと時代的に相違があるのも納得行くのですが・・・。
返信する
Unknown (line)
2008-06-19 20:33:09
Hゴム車でも窓が大きい方がまだいけてますね。
個人的な好みもあるでしょうが、グレー色のやつが一番似合わなかった気がします。ただEF65なんか逆にグレーの方がよかったのですけど。
やはり見慣れた感じが一番なんでしょうね。
返信する
Unknown (旧客ファン)
2008-06-19 23:21:33
ご無沙汰です.58号機何度か私も目にした記憶があります。他よりも窓は言われてみれば大きいよな、角度によってはそうでないような微妙ですね。大宮での125列車多分春夏頃の夕方に思えます。この写真もたまんないですね、 オールグリーンもよく見ましたがお座敷列車とばかり思っていました。そんな列車が走っていたのは初めて知りました。
返信する
Unknown (キハ181つばさ)
2008-06-20 07:21:50
line様
昔、写真を撮っている時にはあまり意識はしていなかったんですけど。原形とか大窓とか区別するようになったのは、もう殆どのEF58が引退してしまった頃のように思います。
好みの問題もありますが、むしろ窓よりブタバナが非常にイヤでした。強いて言えば、白Hゴムが目立ちすぎてちょっと・・・という感じですかね。
返信する
Unknown (キハ181つばさ)
2008-06-20 07:26:10
旧客ファン様
この時代のお座敷はそんなに編成数が多くないので、緑帯6両というのは意外に少なかったと思います。
もちろん、オール座席グリーンというのも編成数としてはほとんどなかったはずなのですが、運が良いとまれに見る機会がありましたね。
58号機の窓も微妙過ぎて、lineさんに言われるまで判りませんでした。良く見ればなるほどということなのでしょうが、他の写真を探して検証したいと思います。
返信する
Unknown (金太郎)
2008-06-20 12:17:19
ゴハチは正面の形状が撮影アングルによって微妙に変わって見えたり、光線の具合によってもそれが言える気がします。とてもデリケートな曲線と直線のマッチングが魅力だし模型化しても各メーカーで差が出てしまうんでしょう。5858の水切りのない顔、モノクロで画像見つけましたが青大将塗りということもあって違和感あります。
PS15・・・関西線の103は私は見れずじまいでした。少なくても昭和52年ごろは居なかったように思うんですが。主に快速用の113系も阪和の新快速色を朱に変えた感じで101とともに妙に合ってた気がします。湊町駅もJR難波駅に変わってしまったし沿線風景も30年前とかなり変わっちゃったでしょうね。
返信する
Unknown (キハ181つばさ)
2008-06-20 20:09:54
金太郎様
EF5858についてはまた後ほど。
関西本線の103系化の詳しい情報が無いのですが、'80年代からのようですね。
ちなみに、仙石線の103系については、山手・京浜・青梅・横浜線からの寄せ集めという記事がWikiに記されていました。
返信する

コメントを投稿

EF58のアルバム」カテゴリの最新記事