ケニチのブログ

ケニチが日々のことを綴っています

スクリデ&ロイヤル ストックホルムフィル=ブラームス「ヴァイオリン協奏曲」他

2024-01-23 | 音楽 - その他
 先日買ったCDを聴き終えた.B.スクリデのヴァイオリン,S.オラモ指揮+ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団による,ブラームス・ヴァイオリン協奏曲ほか.

 譜面を正確に再現し,たっぷりとしたリズムの伸縮にも事欠かない,ロマンティックな演奏.スクリデのヴァイオリンは,やや細い音色ながら,高い技術に安定し,この楽器もしくはブラームスの音楽の持つ,歌謡性によく聴き入ったもの.オラモ率いるストックホルム・フィルが,強奏時にもうるさくならない整然のアンサンブルで,これにかけ合う.とりわけ,管楽器の各ソロパートの生き生きとした表情は魅力.録音は鮮明だが,スクリデにだけ不自然に長い残響が付きまとうのが気になる.

 ラウマとの,とことん美しいハンガリー舞曲集も悪くない.


BRAHMS / SKRIDE (2CD)
Baiba Skride (violin),
Royal Stockholm Philharmonic Orchestra,
Sakari Oramo (conductor),
ORFEO International Music,C 8329 112 A

最新の画像もっと見る

コメントを投稿