先日買ったCDを聴いた.上原彩子のピアノ,原田慶太楼指揮+日本フィルハーモニー交響楽団による,ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番ほか.
両ナンバーとも,やや遅めのテンポを採り,譜面を正確かつ細部まで念入りに追った演奏.上原のソロは,安定の技術と,強弱の振幅の大きいタッチで弾き進めていき,これらの作曲家ならではのロマンチックな旋律美,ルバートもある.ただし,ところどころで出る極端なアクセントは唐突で,音楽に馴染まない.原田率いる日本フィルは,明るく率直なアンサンブルで彼女とかけ合うが,ライヴレコーディングであることが災いしてか,いくぶん呼吸の合わない瞬間も.録音は鮮明であるものの,各セクションに近接し,ホールの残響や全体的な雰囲気は少なめ.また,高音域の音色が硬く,耳を突く感じ.
それにしても,キングレコーズのジャケットデザインのセンスの悪さは相変わらずだ.
チャイコフスキー: ピアノ協奏曲 第1番/ラフマニノフ: ピアノ協奏曲 第2番
上原彩子 (ピアノ),
原田慶太楼 (指揮),
日本フィルハーモニー交響楽団,
King Records,KICC 1593
両ナンバーとも,やや遅めのテンポを採り,譜面を正確かつ細部まで念入りに追った演奏.上原のソロは,安定の技術と,強弱の振幅の大きいタッチで弾き進めていき,これらの作曲家ならではのロマンチックな旋律美,ルバートもある.ただし,ところどころで出る極端なアクセントは唐突で,音楽に馴染まない.原田率いる日本フィルは,明るく率直なアンサンブルで彼女とかけ合うが,ライヴレコーディングであることが災いしてか,いくぶん呼吸の合わない瞬間も.録音は鮮明であるものの,各セクションに近接し,ホールの残響や全体的な雰囲気は少なめ.また,高音域の音色が硬く,耳を突く感じ.
それにしても,キングレコーズのジャケットデザインのセンスの悪さは相変わらずだ.
チャイコフスキー: ピアノ協奏曲 第1番/ラフマニノフ: ピアノ協奏曲 第2番
上原彩子 (ピアノ),
原田慶太楼 (指揮),
日本フィルハーモニー交響楽団,
King Records,KICC 1593
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