先日買ったCDを聴いた.F.ロト指揮+レ・シエクルによる,ストラヴィンスキー『火の鳥』ほか.
やや遅めのテンポを採り,譜面を正確かつ力強く再現した演奏.ロト率いるレ・シエクルは,ライヴレコーディングに由来する僅かな瑕はあるが,高い水準の技術で,ピリオド楽器ならではの明るく率直なアンサンブルを聴かせる.ただし,バレエの伴奏音楽としてのストーリー性やロマンチシズムはまったく感じさせず,終始聴き手を拒絶するかのようなドライな響き.録音は鮮明で,各プレイヤーに近接した生々しいものだが,ステージや客席からのノイズを大きく拾っているのは残念.とりわけ,指揮者のブレスと口三味線,度々の足踏みはうるさく,鑑賞の妨げである.
STRAVINSKY - L'OISEAU DE FEU
Les Siécles,
François-Xavier Roth (conductor),
harmonia mundi,ASM 06
やや遅めのテンポを採り,譜面を正確かつ力強く再現した演奏.ロト率いるレ・シエクルは,ライヴレコーディングに由来する僅かな瑕はあるが,高い水準の技術で,ピリオド楽器ならではの明るく率直なアンサンブルを聴かせる.ただし,バレエの伴奏音楽としてのストーリー性やロマンチシズムはまったく感じさせず,終始聴き手を拒絶するかのようなドライな響き.録音は鮮明で,各プレイヤーに近接した生々しいものだが,ステージや客席からのノイズを大きく拾っているのは残念.とりわけ,指揮者のブレスと口三味線,度々の足踏みはうるさく,鑑賞の妨げである.
STRAVINSKY - L'OISEAU DE FEU
Les Siécles,
François-Xavier Roth (conductor),
harmonia mundi,ASM 06
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます