先日買ったCDを聴いた.J.ケレルマンのギター,C.カールセン指揮+ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による,ロドリーゴ「アランフエス協奏曲」ほか.
どのナンバーも,やや遅めのテンポを採り,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.ケレルマンのギターは,明るくさっぱりした音色が持ち味であるが,緩徐部で滑らかさに欠けるのは気になるところ.楽譜に何が書かれているのかが,聴き手にそのまま見えてしまうような,硬い表情なのである.カールセン率いるロンドンフィルは,充実の技術とアンサンブルで彼に寄り添っており,とりわけ各ソロパートの美しさは魅力.録音は鮮明であるが,高音域がやや硬く耳を突く感じ.
初めて聴く「トゥリア」は,スペイン舞曲の強烈なリズムと,現代的なサウンドとがよく結び付いた,楽しい曲.
Rodrigo: Concerto de Aranjuez etc. (SACD-Hybrid)
Jacob Kellermann (guitar),
London Philharonic Orchestra,
Norrbotten NEO,
Christian Karlsen (conductor),
BIS Records,BIS-2485
どのナンバーも,やや遅めのテンポを採り,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.ケレルマンのギターは,明るくさっぱりした音色が持ち味であるが,緩徐部で滑らかさに欠けるのは気になるところ.楽譜に何が書かれているのかが,聴き手にそのまま見えてしまうような,硬い表情なのである.カールセン率いるロンドンフィルは,充実の技術とアンサンブルで彼に寄り添っており,とりわけ各ソロパートの美しさは魅力.録音は鮮明であるが,高音域がやや硬く耳を突く感じ.
初めて聴く「トゥリア」は,スペイン舞曲の強烈なリズムと,現代的なサウンドとがよく結び付いた,楽しい曲.
Rodrigo: Concerto de Aranjuez etc. (SACD-Hybrid)
Jacob Kellermann (guitar),
London Philharonic Orchestra,
Norrbotten NEO,
Christian Karlsen (conductor),
BIS Records,BIS-2485
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