野田知美＆小林奏太「デュオ リサイタル」

　昼すぎ，墨俣さくら会館にて行なわれた，野田知美，小林奏太のピアノとチェロによる，デュオ・リサイタルをKと聴いた．

　近代チェロの主要曲から，奏者自らアレンジした新しいレパートリーまでを含む，気軽ながらも創意あるプログラム．そこへ，明治期の日本の財界と，ウィーンの楽壇との交流が，語り手によって紐解かれていく．なかでも，当時ブラームスが箏曲の実演に接したエピソードは，初めて知るとともに興味を引いた．


野田知美・小林奏太　ピアノ＆チェロデュオリサイタル
【出演者】森翔吾 (朗読)，野田知美 (ピアノ)，小林奏太 (チェロ)
【日時】2024.1.28　13:30-
【場所】墨俣さくら会館 文化ホール
【曲目】
■小林奏太編: 冬の日本の歌メドレー
■クライスラー: 美しきロスマリン
■ドビュッシー: 亜麻色の髪の乙女
■中野健一: 印度の虎狩変奏曲より
■エルガー: 愛の挨拶
■ブラームス: 子守歌
■八橋検校: 六段の調
■ブラームス: 愛のワルツ
■ラフマニノフ: ヴォカリーズ
■　　〃　　: チェロとピアノのためのソナタ Op.19 より
■　　〃　　: パガニーニの主題による狂詩曲より (アンコール)