先日買ったCDを聴いた.V.ユロフスキ指揮+ロシア国立交響楽団による,プロコフィエフ・交響曲第5番ほか.
終始細部まで丁寧でかつ力強い音響にも事欠かない模範的演奏.ロシア国立響は,金管楽器群を中心に安定かつ巨大なアンサンブル.ユロフスキの棒は,テンポ処理にかけて少し甘くなる場面があるほかは,鉄壁とも言うべき正統な解釈である.また,全編に亘ってピアノへのクローズアップが聴かれる点も印象深い.なかでも,強烈なアクセントの第2楽章が出色.録音は極めて優秀.
Prokofiev: Symphony No.5 (SACD)
Russian National Orchestra,
Vladimir Jurowski (conductor),
PentaTone classics,PTC 5186 083
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