先日買ったCDを聴いた.L.フェルシュトマンのヴァイオリン,E.グランディ指揮+ブリュッセル・フィルハーモニックによる,ブラームス・ヴァイオリン協奏曲ほか.
やや遅めのテンポを採り,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.フェルシュトマンは,力強くもくすんだ響きのソロで,技術的にも安定(カデンツァの速い動きなどに,ごく僅かな乱れは出るが).この曲がほんらい持つ,構成美とロマンチシズムの両面性に対しては,そのどちらにもむやみに接近しない,率直なスタイルだ.そこへ,グランディ率いるブリュッセル・フィルが,パート間のかけ合いや,音量バランスをよく整理したアンサンブルで合流する.ただし,楽想の変わり目でいちいちリタルダンドをかけ,音楽の進行が重たくなるのは残念.録音は鮮明で,各プレイヤーの振舞いと,オーケストラ全体の様子とを,ともに十分に捉えたもの.
Brahms Violin Concerto・Suk Fantasy
Liza Ferschtman (violin),
Brussels Philharmonic,
Elias Grandy (conductor),
Rubicon Classics,RCD1120
やや遅めのテンポを採り,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.フェルシュトマンは,力強くもくすんだ響きのソロで,技術的にも安定(カデンツァの速い動きなどに,ごく僅かな乱れは出るが).この曲がほんらい持つ,構成美とロマンチシズムの両面性に対しては,そのどちらにもむやみに接近しない,率直なスタイルだ.そこへ,グランディ率いるブリュッセル・フィルが,パート間のかけ合いや,音量バランスをよく整理したアンサンブルで合流する.ただし,楽想の変わり目でいちいちリタルダンドをかけ,音楽の進行が重たくなるのは残念.録音は鮮明で,各プレイヤーの振舞いと,オーケストラ全体の様子とを,ともに十分に捉えたもの.
Brahms Violin Concerto・Suk Fantasy
Liza Ferschtman (violin),
Brussels Philharmonic,
Elias Grandy (conductor),
Rubicon Classics,RCD1120