先日、見てきました「超高速!参勤交代」
映画『超高速!参勤交代』予告編
徳川八代将軍、吉宗の時代。
東北の小藩が、一年毎の参勤交代で江戸での勤めを終え、ようやく帰郷。
ほっと一息・・・ついたと思ったら、なんと、
「5日以内に江戸に参勤せよ」というお達しが。
通常でも、江戸まで8日はかかるうえに、その費用も莫大・・・
しかし、やりきらねば藩は取り潰し・・・
という感じで、まぁ今だったら完全に「パワハラ」ってヤツですよね。
しかし、江戸時代の幕府の所業っていうか、重要な取り決めであった参勤交代、歴史の授業とかで確かに勉強したし、知ってはいたけど、ほんとに大変なもんだったのですね~。
しかも、それが徳川の半ば嫌がらせっていうか(笑)この、あえて効率の悪い嫌がらせのような制度をそれでも成し遂げるか?で、幕府に対する忠誠心を試し、反抗の芽を早期に摘めるし、さらに各藩の財力を削ぎ、幕府への対抗力を弱める・・・
まさしく「王者の嫌がらせ」感満々な制度でございます。
最初にこれ、考えたヤツは偉いっていうか、かなり性格悪いヤツでしょうな~^_^;
これ以外にも、各地の有力大名の力を「生かさず殺さず」で、コントロールした徳川幕府、さすがだねぇ~、伊達に戦国安土桃山時代を乗り越えて君臨しただけはある、ってなんかまさしく「獅子の心とキツネの知恵」のマキャベリのような権力者だったんだろうなぁ、徳川って。
それで、300年権力を保持したのは、スゴイって見るべきなのかも・・・
という感じの、参勤交代、これにもたぶんいろいろと基準というか、規定があって、これをしないと「参勤交代とは認められない」的な、合理性とはほど遠い面からのお約束とかもあったんだと思います。
とは思うんだけど、この映画ではその点がちょっと描きが甘いというか、もうちょいさり気に説明してくれてもいいような気もしました。
そのあたりの「お約束」を、観客も共有することで、ハラハラ感も増すという思うんだな。
このあたりが、ちょっとあいまいだった気もする、っていうかたぶん、作ってるほうはそれが「常識」というレベルの話だったんだと思うんだねぇ~。
不可能をどう可能にするか?このあたりの頭脳戦というか、アイディア的な面がいまひとつな感じも受けました。まぁ、全体的に「超高速」ってあるくらい、かなり時間が問題とされる=それだけテンポがよい、という感じはありました。
コメディ的面も多いんだけど、ただ、それだけに結構人が死ぬ場面があるとか、売春とか、子供の性的虐待とか、そういうちょっと生生しいシーンがあって、かえってそれがリアルであっただろうる故に、引いちゃう面もあるっていうのかねぇ~。
まぁ、死ぬのは悪人側っていう時代的的お約束はあるにはあるんだけど・・・
あまり、悪人をズバッと殺しての爽快感っていう感じはあまりなかったですなぁ~。
でも、殺陣に関してはかなり迫力もあって、まぁ多少ワイヤー的なのはあったけど(忍が襲ってくるケースが多かったので)でも、まぁリアルな生身での見せ方は出来ていたと思います。
と、ちょっと辛口目な評価ですが、でも十分娯楽作品としては良かったとは思いますよ~。
もうちょっと、一味ほしかった気もしますが、私には。
でも、時代劇的な楽しみは十分満喫できると思いました~
映画『超高速!参勤交代』予告編
徳川八代将軍、吉宗の時代。
東北の小藩が、一年毎の参勤交代で江戸での勤めを終え、ようやく帰郷。
ほっと一息・・・ついたと思ったら、なんと、
「5日以内に江戸に参勤せよ」というお達しが。
通常でも、江戸まで8日はかかるうえに、その費用も莫大・・・
しかし、やりきらねば藩は取り潰し・・・
という感じで、まぁ今だったら完全に「パワハラ」ってヤツですよね。
しかし、江戸時代の幕府の所業っていうか、重要な取り決めであった参勤交代、歴史の授業とかで確かに勉強したし、知ってはいたけど、ほんとに大変なもんだったのですね~。
しかも、それが徳川の半ば嫌がらせっていうか(笑)この、あえて効率の悪い嫌がらせのような制度をそれでも成し遂げるか?で、幕府に対する忠誠心を試し、反抗の芽を早期に摘めるし、さらに各藩の財力を削ぎ、幕府への対抗力を弱める・・・
まさしく「王者の嫌がらせ」感満々な制度でございます。
最初にこれ、考えたヤツは偉いっていうか、かなり性格悪いヤツでしょうな~^_^;
これ以外にも、各地の有力大名の力を「生かさず殺さず」で、コントロールした徳川幕府、さすがだねぇ~、伊達に戦国安土桃山時代を乗り越えて君臨しただけはある、ってなんかまさしく「獅子の心とキツネの知恵」のマキャベリのような権力者だったんだろうなぁ、徳川って。
それで、300年権力を保持したのは、スゴイって見るべきなのかも・・・
という感じの、参勤交代、これにもたぶんいろいろと基準というか、規定があって、これをしないと「参勤交代とは認められない」的な、合理性とはほど遠い面からのお約束とかもあったんだと思います。
とは思うんだけど、この映画ではその点がちょっと描きが甘いというか、もうちょいさり気に説明してくれてもいいような気もしました。
そのあたりの「お約束」を、観客も共有することで、ハラハラ感も増すという思うんだな。
このあたりが、ちょっとあいまいだった気もする、っていうかたぶん、作ってるほうはそれが「常識」というレベルの話だったんだと思うんだねぇ~。
不可能をどう可能にするか?このあたりの頭脳戦というか、アイディア的な面がいまひとつな感じも受けました。まぁ、全体的に「超高速」ってあるくらい、かなり時間が問題とされる=それだけテンポがよい、という感じはありました。
コメディ的面も多いんだけど、ただ、それだけに結構人が死ぬ場面があるとか、売春とか、子供の性的虐待とか、そういうちょっと生生しいシーンがあって、かえってそれがリアルであっただろうる故に、引いちゃう面もあるっていうのかねぇ~。
まぁ、死ぬのは悪人側っていう時代的的お約束はあるにはあるんだけど・・・
あまり、悪人をズバッと殺しての爽快感っていう感じはあまりなかったですなぁ~。
でも、殺陣に関してはかなり迫力もあって、まぁ多少ワイヤー的なのはあったけど(忍が襲ってくるケースが多かったので)でも、まぁリアルな生身での見せ方は出来ていたと思います。
と、ちょっと辛口目な評価ですが、でも十分娯楽作品としては良かったとは思いますよ~。
もうちょっと、一味ほしかった気もしますが、私には。
でも、時代劇的な楽しみは十分満喫できると思いました~