『パンケーキを毒見する』

今年は残暑ないんですかねー？なくていいですが（笑）

で、『パンケーキを毒見する』を見てきました。

最近見た映画はみんな『当たり』で嬉しいなあ。

これも面白かったです。

題名の通り、菅総理をネタにした映画で、マイケル・ムーア映画みたいな雰囲気もあるなあ。

東京での公開は7月30日。

反対の国民世論を無視した形でオリンピック開催したあたり、の公開かな？

まだ、当時はオリンピックパラリンピックの開催で盛り上がり、と共に支持率も盛り上がり、を期待していたあたりですね。

しかし、まさに絵に描いた餅で終わり、まさか退陣になってるとは当時は思いもよらなかったあたりですね。

裏話を聞いたら、なんでも作り始めたのが今年の2月！それで7月末公開！

凄いハイスピードですな！

ってわけなんで、ネタ的には今ではもうあまり触れられる事は減って、

「あー、あったね、それ！」って印象でしたが、国家中継解説が超面白い！

総理に質問しても、答えてるようで全く答えてない、しかも延々同じ回答繰り返ししかできず、さらに自分の頭で考えて答えてるんじゃなくて秘書官が書いた回答を読み上げるのみ。

こりゃーダメだ！って感じですな。

よく役所とかでなんか申請する際にあちこちたらい回しにされて疲れて嫌になって諦めてしまう、って話があるが、あの手だな。

議論できないんだよね、それが一国の総理だからなあ。

まあ、阿部総理時代からご飯論法みたいな嫌な回答やり取りしかやらなくなったからねぇ。

で、その堂々巡りな討論の横で居眠りこいてたのが現在、次期総理に一番近いらしい河野氏でした（笑）

いやー、国会中継、子供には見せられないね。

で、菅首相の出発点は横浜の小此木彦三郎氏の秘書から始まったそうです。

で、その後横浜市議になり、その後国政へ。

そう、この間横浜市長選で秒打ちで敗北した小此木八郎氏のお父さんです。

その話、聞いてはいたんだけど、聞いただけだと「ふーん」って感じだったんだが、この映画見るとそれがいかに重大な事であったのかわかります！（この映画作ってる時はまだ市長戦前だったと思うが）

あー、こりゃ致命傷だな、って感じ。

つまり、自分のホームから全否定喰らったって感じ？？

で、最近、文春が芸能人スクープだけでなくて政治スクープも飛ばしてますが、同じく政治スクープ連発してるのが赤旗。

なんか裏にコネクションがあるからスクープ出来るんだろ？って思いがちですが、実はネタはみんな誰でも拾えるはずのネットから拾うそうです。

だから、誰でもどこの新聞、週刊誌、テレビとかでもスクープ飛ばせるはず！なんです。

それができないのは、ネタに対しての問題意識が無いから。

問題を問題と見なければ問題にもスクープにもやらない、ってわけだ。

更に普通のメディアではスポンサーへの忖度があるんで、なかなかスクープできない。その点赤旗は広告料ではなく購読料だけで成り立つ新聞なんで、忖度無しでスクープ飛ばせるわけだそうだ。

なるほどねー、ってわけでお試しで電子版赤旗取ってみましたー（笑）

共産党の新聞だから共産党の宣伝？もあるが、他新聞の広告部分がそれに当たる、と考えたらそんなに偏りないかな？とも思います。

で、途中でパロディ的な風刺アニメも挟まれてますが、それ作ったのがべんぴねこさんで、あの磐田のしっぺいテーマ曲の作詞とアニメ作った方ですよ！！

作風はかなり違うが^_^;;

で、大学生のグループが『私達は何故政治に興味を持たないのか？』みたいな事を語り合ってましたが、それがみんな鋭いんだよね！

菅首相が最初人気あったのは政策よりも、叩き上げの苦労人、令和おじさん、パンケーキ好きみたいな庶民的なイメージで親近感を抱く人が多かったからでは？

マスコミがそう言うイメージネタ的ニュースばかり流すと、それに触れる機会が増えると単純接触効果で好感が増すからでは？って指摘してる大学生のお兄さんがいて、なーるほど！って感じ。

野党の影が薄いのは日常的にメディアで取り上げられる事があまりないから、なんだろうねー。

今も新首相選挙もどうせ所詮自民党内の勢力争いで一般国民とは切り離された選挙であるわけだ、それでも毎日報道される事で自民党の皆さんの顔や名前が売れてくわけで、それが衆院選でプラスに働くだろうしねー。

あと、世界における日本の立ち位置、ほんとズタボロなんだねー、落ち目の一言。

わかっちゃいるけど、＿|￣|○ って感じですな。

と、だらだら書いてますが、やはり無関心は自らの首を絞める事になるんだよね。

『羊の国民は狼の政府を生む』

・・なるほどな。