УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

今日は伊藤若沖

2012-05-03 17:20:18 | 日記
昨日は一日中、雨でしたねぇ~。
昨日は、渋谷の映画館でソ連映画「不思議惑星キン・ザ・ザ」の上映があったのですよ~。

ПБК: Кин-дза-дза. Анимационная версия.

おお、↑は、もしかして「作る、作る」と言われていた、アニメ版キン・ザ・ザ??
ヴァイオリンがチェロになってますが・・・

しーかし、仕事でねぇ~T^T
まぁDVD持ってるんだけどさ、一度スクリーンでも見て見たかったのさぁ~。
で、キンザザを上映した、その渋谷の映画館、現在「妄想、異型の人々」というシリーズをやってまして、その一環としてキンザザの上映があったのですが・・・
おぉ、他にもエド・ウッド作品とか「アブドラジャン」とか「フリークス」とか、「妖婆・死棺の呪い」とか、ちゃっかり(?)サム・ライミの「スペル」とか、その手(爆)の作品のオンパレードじゃんかいっ!!お
や、名画路線だと勝手に思っていたイッセイ尾形主演のロシア映画「太陽」も何故か入ってますが。

で、お昼過ぎから雨がようやく上がったので、県立美術館へ行ってきました。
現在「カラーリミックス」という展示をやってまして、その中で、ここ所蔵なんだそうだが、まだ私は見た事がなかった東山魁夷の絵が展示してある、っていうのを知って、主にその絵を見にいった、というわけです。
という展示をやってまして、その中で、ここ所蔵なんだそうだが、まだ私は見た事がなかった東山魁夷の絵が展示してある、っていうのを知って、主にその絵を見にいった、というわけです。
で、普通、美術館での展示っていうと、誰か一人の画家、またはその画家の弟子とか関係者とかの作品を集めた展覧会とか、あるいは「エルミタージュ美術館展」みたいな、他の美術館所蔵の作品を特に集めて展示、とか、あるいは時代的にまとめたりとか、または絵の手法とかジャンル的に集めてみたり、というパターンが多いように思います。
今回のこの展示会は、ちょっとそーいう点から見ると変わっていて、所蔵作品のみの中で、「色」という観点に注目しての展示会、という事でして。
作者も時代も、ジャンルもいろいろな作品を「色」という観点から、仲間わけ(?)して、解説も主にそういった面から、という展示。
偶然、学芸員さんの解説付きで見るチャンスがありましたが、主催者側の「意図」がよく見えてきて、予想より面白かったねぇ。
単に、色が構図が、っていうよりも、当時のこの顔料は材料はこれで、その入手困難度はこのくらいで・・・とか、そーいう素材関連のネタが多くてねぇ~。
で、ポスターの顔にもなっている伊藤若沖の絵。
なんとなく、見たことがあるなぁ~くらいだったのですが、この絵を描いた伊藤若沖は江戸時代の人って聞いて、実はビックリ!!
うわ~、江戸時代の人がこんなにポップな絵を描いたのかぁ~っ!!
これだけ特徴のある絵なので、結構ファンも多いのだそうで。なーるほどねぇ。
この樹花鳥獣図屏風は、近くで見るとまるでタイル絵のようになってのですが、なんでこんな手法を江戸時代の人が思いついたのだろうかねぇ??
若沖のプロフィールを読むと、ひたすら絵のみにしか興味がなくて、という人だったらしいねぇ~。

 


こちらは、複製で、現在、一人が一個タイルみたいに色をつけたのを置いていって、この屏風絵を完成させよう、というイベントが開催中でした。
江戸時代、ゾウはまれ~に来日してたらしいが、他にもヒョウとかテナガザルとかもいましたよ~、唐獅子とか鳳凰も混ざってましたが(笑)
で、目的の東山魁夷の絵は、珍しい~の富士山でした。
でも、富士山の前に何気に「道」がある、とか東山魁夷らしさはあるなあ~という感じ。
そして、この富士山の形からすると、きっとモデルとなったのは静岡県側から見た富士山!!(爆←山梨の皆さん、ごめんなさい)
金屏風にツルが沢山、っていう屏風があって、ここの照明はわざと時間ごとに段々暗くなったり明るく戻ったりを繰り返してるのですが、明るいから暗くなっていく時は、最初に背景にあたる金色の部分が暗く見えてきて、ツルの絵が浮かび上がってくる感じ・・・なんだけど、かなり暗くなってしまうと、今度は反対に背景の金色の方がぼんやり明るい、という、ちょっとマジック的な楽しみも教えていただきました~。へぇぇ~、不思議・・・
蓄光する素材を使ってるわけじゃないし(江戸時代だからねえ~)なのに、そう見えるのがなんとも意図しているだか偶然かは不明だが面白い。

で、美術館の後は、街中の某老舗デパートへ。
いや~、このデパート中入ったの何年ぶりかねぇ?という感じでしたが。
目的は、デパートの画廊でやってる東山魁夷の版画展。



原画じゃなくて、リソグラフの複製・・・なんだけど、まーほとんど原画的に見えます、っていうよりも画廊だけあって、絵には解説よりも、まず「お値段」がついていて、ついついそっちに気がそれる、っていうか(笑)
まー、大体一枚150万円くらいですよぉ~、複製と言ってもこのお値段ですからねぇ。
氏の代表作「道」なんか、大きさはそんなに変わらなくても、お値段は250万円くらい・・・^_^;
ひぃぃぃぃ~・・・
でも、夏向きでいい絵ばかりでした。
涼しくてさわやか~系だけど、その中にキリッとした厳しさ、ピリッと山椒の辛さが感じられるような絵でしたな~。
あーこういう絵が飾れるような環境に・・・絶対ムリですな(爆)
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