丸顔おばさんのブログ

すべての問題は「心」に通ず。
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⑪新型コロナウイルス:猛暑の中で第2波にどう備えるか?いざという時に荊芥連翹湯〈Dr.Yさん動画〉

2020-06-22 05:06:11 | Dr.Yさんコロナ・荊芥連翹湯動画文字起こし
Dr.Yさんが新しい動画をあげてくれました!
今回の内容は、
現時点での誤った世間の常識。
  • マスクをしていると熱中症になりやすいという嘘
  • 現在治験中の薬剤が普及すればなんとかなるかもしれないという嘘
  • 漢方薬が新型コロナウイルスに効くはずがないという嘘
について教えてくれています。
もしかして昨日、おばさんが、抗体が減少するニュースについて知って、コメント欄で「ますます常識に縛られていたら生きていけないね」ってつぶやいたから、アップしてくれた?
先生ありがとー♡ 貴重なお休み使って、動画作成してくださった?
あああ♡ 心から愛してます♡♡♡ 100万回の投げキッス送ります♡😘

おかげさまで、よくわかりました!そして、おばさん、全文文字起こししちゃいました!
これでYouTubeのあいつらに削除されてもここに残る!
みんなも見てって。文字でも見るとより分かる。医療の専門的なことなどはとくに。
そして、おばさんこの文字起こし、ネットができない自分の親に印刷して送ってあげようと思う!皆さんも活用してね!




〈文字起こし〉
衝撃の事実、赤にしてみました。
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11、新型コロナウイルス:猛暑の中で第2波にどう備えるか?いざという時に荊芥連翹湯

こんにちは。Dr.Yです。新型コロナウイルス感染症の院内感染に対する荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)の発症予防効果というDr.Yの論文が「漢方と最新治療」5月号に掲載されました。Dr.Yのチャンネルのコミュニティ欄に貼付してありますので、興味のある方はご覧になってください。
現時点での誤った世間の常識を3つあげてみましょう。
  • マスクをしていると熱中症になりやすいという嘘
  • 現在治験中の薬剤が普及すればなんとかなるかもしれないという嘘
  • 漢方薬が新型コロナウイルスに効くはずがないという嘘
この3つです。

本日はこの3つの嘘についてのお話を6月の時点での最新の知見を踏まえてお話ししたいと思っております。

Dr.Yは基本的に屋外ではマスクを外しています。その代わりに、そばにいる人が突然くしゃみをしたとしても問題ない程度の2~3mの距離を必ず保ちます。万一、突然ほかの人がそばに来た時にには、息を止めてゆっくり吐き続けます。マスクをしないのは、暑さによる思考能力の低下を抑えるためであり、マスクによって熱中症になることは決してありません。首から上の感覚は脳神経の知覚神経が支配しており、手足を支配する脊髄神経に比べてさまざまな刺激をとても敏感に感じ取ります。夏にマスクをしていると頬に暑さを強く感じ、のぼせた感じになります。逆に手を熱いタオルでふいても多少気持ちがいいだけですけども熱いタオルで顔を拭くと爽快な気分になるのは脳神経が刺激されるからです。試しに腕にマスクを巻いて息を吹き込んでみてください。暖かく感じるだけで熱中症には決してならないということが理解できると思います。東洋医学の世界では頭寒足熱という言葉があり、下半身を温め、首から上を冷やすことで自律神経系が安定すると言われています。
犬などの動物と異なり、発汗による体温調節が優れている人間はマスクをしても熱中症にはなりません。脱水になって汗も出なくなって、体温調節ができなくなった状態が熱中症なのです。
新型コロナウイルス感染症に関して総括しますと、潜伏期は平均5日間であり感染者の80%は無症状から軽度の上気道炎症状で終始し1週間程度で治癒する感染症です。
ところが20%では急速に重症化が起こり、5%の人が死亡する病気です。重症化したときに、高齢者、心臓病、呼吸器病、糖尿病、高血圧の患者さんの死亡率が高いことは分かっていますが、どのような人が感染しやすいのか、そしてどのような人が重症化しやすいのかに関してはまだ分かっていません。重症化した患者さんの遺伝子検査をした結果、遺伝子の2か所で有意差が認められました。それが血液型に関する遺伝子であることがわかり、血液型と重症化の頻度を調べた結果はA型は1.5倍重症化しやすくO型は0.5倍と重症化しづらいことがわかりました。時間経過と重症度をグラフに表してみます。感染初期は感冒症状で始まり、呼吸器症状がそのうち出現し、肺炎期に入ります。酸素が必要となり、さらには全身超炎症期となり、呼吸不全、ショック状態になります。初期はウイルスと生体の反応ですが、重症化すると免疫応答が過剰となります。その重症化は、自然免疫の過度の活性化とそれに引き続き、宿主免疫の暴発、サイトカインストームが生じていると考えられています。治療法としては、それぞれの時期に合わせた治療薬を選択する必要があります。全時期において有効な抗ウイルス剤が必要であり、初期は免疫力を高めてウイルスを撃退する薬、重症化したら暴走した免疫力をおさえる薬が治療の要となります。
ウイルスのライフサイクルと治療薬の作用機序についてお話しします。抗ウイルス剤としては、ウイルスが細胞の表面に結合するのを防ぐ薬、ウイルスが細胞内に取り込まれるのを防ぐ薬、プロテアーゼといって酵素の働きを阻害することで感染性を持つ成熟ウイルスへの移行を阻止する薬、そして核酸アナログ製剤というウイルスの増殖を直接阻害するお薬、レムデシビル、アビガンはこれに属します。このレムデシビルもアビガンも動物培養細胞にウイルス感染をさせ試験管内での実験では、明らかな抗ウイルス作用を確認できましたが、残念ながら人間を対象とした臨床試験では明らかな有効性を示す結果は得られておりません。レムデシビルもアビガンも、核酸アナログ製剤ということで、肝炎ウイルスやAIDSウイルスをはじめとして多くのウイルスに対して、核酸アナログ製剤が開発されています。皆さんご存知のC型肝炎は、今は核酸アナログ製剤の内服の時代になり、C型肝炎の95%以上を完治することができるようになりました。残念ながら、レムデシビルもアビガンもそれほどの効果は期待できないようです。
季節性インフルエンザの死亡者数の推移のグラフです。インフルエンザにはワクチンがあり有効とされる抗ウイルス剤があるのに毎年インフルエンザの流行は起こり、今季も感染者は1万人を超え、インフルエンザ死亡者数は3000人を超えています。タミフルやゾフルーザは病期を1日短縮する作用があります。高齢者の重症化防止に役立つと言われています。しかし、Dr.Yの病院でも毎年、原発性インフルエンザ肺炎で重症化して入院治療を受ける高齢者が数人いますが、全員ワクチンを接種し、抗インフルエンザ薬を投与されています。インフルエンザの治療薬に、本当に意味があるんだろうかと首をかしげる臨床医がたくさんいます。インフルエンザよりも感染力が高く、死亡率が高い新型コロナウイルスに対して、インフルエンザワクチンやインフルエンザ治療薬と同じ程度のワクチンや薬剤であれば大した効果は期待できないのではないかと推測され、インフルエンザに対する治療薬よりももっと強力な治療薬を待っております。6月21日現在の累計患者数は17864人ですが、実際の感染者数は、確認されている数の10倍はいるのではないかという説を唱える専門家が大勢いました。
6月に入り、抗体検査の結果が相次いで発表され、それが真実であるらしいということが裏付けられました不顕性感染が多い理由は、発症数日前から感染力が高まり、至近距離での会話等により唾液を介して感染するということが明らかになりました。日本国内の新型コロナウイルス抗体陽性者の割合を示します。ソフトバンクグループは6月9日約44000人の新型コロナウイルス抗体検査結果を発表し、抗体陽性者は0.43%で、日本の人口から計算すると約45万人が感染していることは予想され、PCR陽性患者の17000人と比較すると、発表された患者数の30倍の患者さんがいるのではないかと予測されました。6月16日に厚生労働省の抗体検査の結果は8000人とソフトバンクよりも規模は少ないものの2種類の抗体を組み合わせて、より精度が高いというようなことで、ソフトバンクの発表の1/4でしたがある程度信頼できるデータかもしれません。いずれ風疹抗体価と同じようにELISA法で精密測定ができれば確実なことが分かるようになると思います。ちなみにアメリカの抗体検査のデータです。ロックダウンを起こしたニューヨーク州とカリフォルニア州のデータです。日本よりも2桁ほど多い抗体陽性率になっています。しかしPCR陽性者と抗体検査陽性者の比率を見ると、日本と同様に10~30倍ということになり、不顕性感染者が10倍はいるのではないかということが推測されています。もしも、抗体陽性者がPCR陽性者の10倍以上あり、無症状感染者が有症状感染者の10倍以上存在するのであれば、この重症化比率は下記のように置き換えられます。感染者の98%は無症状から軽い症状で終わり、0.5%の患者さんにおいて重症化が起こり、致死率は全患者の0.2%と1/10ということになり、インフルエンザの約10倍程度に収まることになります。これは中国で77組の感染ペアを確認したところ、赤が最初に感染した人、そして一緒に暮らすことでうつった人が青です。緑のところは濃厚接触した時期ということをグラフにしてみますと、発病の時期のずれが3~4日のところが多いということが分かり、潜伏期の5日を考慮すると発症する2、3日前からウイルスの排泄が始まり、無症状のうちにウイルスを撒き散らしているというようなことが分かってまいりました。軽症者は発病後1週間ほどで感染力はなくなるということが分かり、症状が消失すればPCR検査の結果を待たず、10日後に隔離解除になります。中等症から重症者は、より長く感染力が持続するということも分かってまいりました。しかし、鼻咽腔検体のPCR陽性率のピークと、この発症前の感染とには大きな乖離があります。このPCR検査の頻度を見ると、発症した日で62%、発症して3日目で80%、発症して4日目で79%、要するに3日目が一番のピークでそのあとだんだん下がっていくということが分かります。これは一体なにを意味してるか?ということになりますと、鼻咽腔のウイルス量は発症後にピークになり、気管や肺の中の痰の中のウイルス量はさらに遅くピークになり、便の中のウイルス量はさらに遅くピークがあり、唾液の中のウイルス量が最初に増えてくる、これが発症前の感染の原因であると推測されています。6月16日より新型コロナウイルス抗原検査が全国の医療機関で保険診療において受けられるようになりました。当初はPCR検査に比べて感度が低いので陽性のときは感染ありと診断し、陰性の場合にはPCR検査で確定診断をつけるように指導されていました。しかし、このたび診断方法が改定され、ウイルス量が高いとされる感染後2~9日目には抗原検査のみで感染の有無を診断してもよいということになりました。もちろんPCR検査自体も偽陰性がありますので、抗原検査も偽陰性を考慮しつつ臨床症状とCTなどの画像検査も合わせて判断しなければなりません。また6月19日より感染者接触確認アプリCOCOAをダウンロードすることが可能となり、クラスター対策が新たなステージに入りました。抗原検査の普及により、軽症患者さんの診断が簡単につけられるようになり、また、接触確認アプリにより感染リスクを知ることができるのはとてもありがたいことです。しかし、それに対する対処方法がなければ、発症して重症化するんじゃないか、不安の中で数週間過ごさなければなりません。無症状の感染者から唾液を介して感染が拡大し、発症する数日前から感染リスクが高まるということが判明し、感染者を隔離するだけではウイルスを根絶できないということが分かってきました。そんな今、わたしたちに必要なのは、手軽に入手でき、副作用の心配もなく、予防薬として、初期の治療薬として有効な薬剤です。新型コロナウイルスは眼の結膜、口腔、鼻粘膜から侵入し、初期にこれらの部位で増殖します。多くの漢方薬の中でも荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)はこれらの部位にとくに強く作用する薬物です。風邪の初期に葛根湯を服用するのと同じように、新型コロナウイルス感染の予防・初期の治療薬として、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)は期待できると考えられます。世間の誤った常識の壁を打ち破り、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)が多くの人々の間で広まり、皆様の安心と健康のためにお役に立てれば幸いでございます。Dr.Yでした。



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