お先に下山します☆彡

目指せ!エンディングノート(*^^)v

オール群馬コンテスト

2021-05-17 20:28:35 | コンテスト

どもぉ~、、お邪魔します群馬県(^^♪

2021/5/15~16、オール群馬コンテスト@赤城山。運用ポイントは標高1400m。南側に関東平野が開ける。

まず、結果から、、

某マルチバンド部門、過去10年間の優勝スコア超えました。。シングルバンドもいくつか。。どっち提出しようか、今回も悩む。

設備もテクも経験も上級ヲタのガチコンテスターたちが作った過去の記録、超えられないだろうと思ってたが、あれまあ、どうしたことでしょう。

初日の夜は視界5m。翌日は天候グルグル変わりコンテスト中は土砂降りの雨。2日間下界の景色は一度も見えず。山の天気堪能できました。

以下、今回のあれこれです。


赤城は勝手知ったる馴染みの場所。。若い頃、仕事でよく通った。

大沼の宿に長期滞在し地蔵岳のレーダサイトを往復する。スキー場の上から頂上までの稜線で、悪天候でプチ遭難したことがある。。宿から頂上のサイトまで約1時間で歩くのですが、真冬の積雪とブリザードで視界なく無線も通じずポジションロスト、出発点に戻りたくても方向が分らない。何時間も行方不明で地上は大騒ぎ。救難隊が入る直前で息絶え絶え局舎に到着した。。たぶんあの世行き5分の確率だったと思う。低山も舐めたらいけません。

今回はちょっと準備不足、、

  • 50MHz、HB9が完治してない(先週の東京testでエレメント破断)
  • フェーズシフターも間に合わなかった

HB9は部材だけ加工しておいて現場修理とした。。フェーズシフターは144/430/1200MHzのビームチルトをやろうと思ってたが、次回持ち越し、今回は物理的に人力でチルトることにした。

過去のコンテストは1200MHzが穴になっていてビームコントロールの重要さを痛感していた。

これはGP(X6000)を垂直設置のまま利用しているためで、1200MHzは垂直面のビーム幅が狭く、山岳からのビーム外ロストが発生している。。と考えている。

メーカーデータ(下図)によれば、1280MHzの半値幅は約6~8度くらい。これを超えると一気に強度が落ち、幅約20度点で両端が-20db近くなる。。メーカーデータはビームパターンが上下非対称で仰角ー5度でもー20dbとなる。ビームピークからたった-5度で20db弱くなる。。これは痛い!。長尺GPは数m/sの風で5度くらい平気で傾くし。

高利得GPの垂直面ビーム幅の狭さは、的を外すと、ホイップアンテナのほうが信号が強力だったり、同程度の利得の八木系アンテナの方が格段に強力だったりする。。あーあー・・こんなもんかと突き放す前に、今回は高利得GPの特徴をしっかり押さえコンテストに戦略的に生かすことを考えた。相手局がマイナス仰角になる山岳移動ではビームの有効範囲を知っておくことは極めて重要だ。

↓メーカーデータ(X6000)

仰角-5度を超えても、複数のサイドローブが有効に働く場合もあるが、基本的に、X6000の1200MHz帯のメインローブ動作利得(アンテナ利得(約8dbd)-ビームパターン値)がプラスになる範囲は、ビーム幅約10度以下しかないことがわかる。(空中線教科書の動作利得の意味ではありません)

今回、オール群馬コンテストでの利用に際し、事前に具体的な検討をしてみた。

理論計算(下のリンクにあり)は省くが、標高1400m、動作利得がプラスになる距離として次の指標を得た。

  • チルト角-5度 ⇒ 距離10Km~∞Km(見通距離)。ビーム中心点=16Km
  • チルト角-10度 ⇒ 距離5Km~16Km(前橋市内用)。ビーム中心点=8Km

  ※以下、チルトとは水平から下方仰角のダウンチルトの意味です。

つまり、通信距離によりチルト角を変えた運用が効果的と思われる。

垂直設置の場合、動作利得がマイナスになるチルト角は、パターン図から約̠̠−3度(パターン図曲線が8dbを超える点の仰角)。このときの距離は、

  • 動作利得がマイナスになる距離(-3度) ⇒ 27Km(これより短いとマイナスゾーン)
  • 動作利得がマイナス10dbになる距離(-5度) ⇒ 16km

つまり、垂直設置は、約30km以内はホイップアンテナ系にも劣る可能性がある。

また、ビーム中心を人口密集地に向ける場合のチルト角は、

  • 70Km(埼玉中心部) ⇒ チルト角:-1.2度
  • 100Km(東京、23区) ⇒ チルト角:-0.8度

つまり、半値幅に比べ小さいので、このくらいのレンジや更に遠方はチルトさせる必要がない。

ということで、狙うエリアに合わせ「チルト角0度~10度の範囲」で運用を目指した。

おまけにもうひとつ。。相手が固定局なのに常にQSBを伴う局をしばしば体験する。相手のアンテナ条件やマルチパスを除き、これは、ビーム変化が急峻な角度に位置する局で、X6000垂直設置の場合、仰角-3度~-5度(距離15km~27km)くらいに位置する局は、X6000が微風で2度揺れるだけで信号強度にMAX15db前後の変化が生じる。3dbステップSメータならMAXでSが5揺れることになる。信号強度が強ければ問題ないが、相手局がQRPや設備都合でRS59を切るような場合、モービル局のように感じることになる。

と、まあ、高利得GPの取り扱い上の注意、作法がいろいろ出てくるわけです。

チルト角による伝搬距離の関係はこっちの記事をご参考ください。(標高1000mにおけるビーム半値幅による伝搬距離の違い)。上記指標もこの計算式をベースに算出しています(半値幅は動作利得がプラスになる幅に置き換えます)。


実験:

↓画像のように、ポールに仰角制御用のラインを付け、ただ引っ張るだけ。。地面側の滑車で折り返し車中へ、運用しながらラインを出し入れします。

コンテスト前、リピータを距離別にアクセスし、チルト角の変化(0度~5度)による信号強度の違いを見てみた。

天候の影響でフジインダストリポールのフルアップが無理、短縮状態で固く、人力チルトは5度が精いっぱいだった。フルアップでアンテナの根本に引っ張りラインを付ければ、たぶんチルト10度くらいはいける。

はいこれ、

距離 リピータ局 リピータ仰角 チルト0度 チルト5度 信号強度差
10km 前橋 ‐8.0度 59+10db 59+25db 15db
27km 伊勢崎 -3.0度 59+5db 59+15db 10db
60km 東松山 -1.3度 58 59+5db 8db
100km 調布 -0.80度 56 56~58 6db
120km 横浜 -0.67度 56 56~57 3db

同じ地域にも複数のリピータ局があり、ロケの相性や信号強度も疎らなので、比較しやすいように強度順に並ぶよう選局した。

どうでしょう。。チルト5度でこれだけの信号強度変化を計測しました。。体験的に相手局信号が微弱な場合、6db以上の変化は解読可否に直結します。チルト0度でSが振らずバサバサで解読できない局も、チルト5度にするとR=5で取れることが期待できます。コンテストにおける動的チルトは受信品質を上げる武器になりそうです。


そして、コンテストに投入:

実験から、チルトは、聞こえない信号を聞こえるようにするNF最高のプリアンプのような使い方になった。

CQ後、誰かが呼んでる、、でも取れない、、。QRZを出し、人力チルト発動。。左手でログPC、右手で仰角制御のチルトラインを引っ張る。。フジのポールは固く結構力が必要。もー、体力スポーツの世界!

結果は、使えます!。過去はカスカスで放流するような局を、20局以上拾うことができました。。1200MHzだけの予定でしたが、430MHzでもトライしたら切れ味は落ちますが十分有効でした。

今回、人力チルトしたのは、大票田である南南東方向(埼玉、東京、神奈川、千葉)のみでした。。西方向に集中する群馬県内町村マルチは17エレループアンテナで狙いました。。QSO数はX6000で増やし、特定エリアマルチはビームで拾う。今後もこれでいけそうです。

最後に、1200MHz用17エレループもX6000下に設置してたので、チルト変化による両者を比較してみました。結果は、17エレループは垂直面チルト変化による信号強度変化はほぼゼロでした。当然ですが、当たり前を確認しました。


いやー、、2日間、疲れました。。山の天気に翻弄され、雨の隙間の実験枠、撤収は雲中の雨、またまたヘトヘト。。定番の100円カレーとゆめぴりかで打ち上げ。

↑これ以外に、おでんにトマトをぶっこんで見たら、、、激ウマでした。スープが高級料理に変身します。レギュラー化決定。

撤収後、天候回復し、赤城大沼に立ち寄り昔仕事でお世話になった湖畔の宿にご挨拶。。数十年ぶりの再会、しっかり覚えてくれていてあふれる昔話。ちょっと涙モノ、感動しちゃいました。。泊まっていきなさいよって言う若奥様、、だれだおめーわ?と聞くと、、当時散々面倒みた鼻タレ娘でしたw。ダンナがいなきゃ泊まりたいw

↓赤城神社にお参り。。前橋市内の日帰り温泉はコロナクローズ。吉岡町の温泉(400円)に浸かり帰路につきました。

境内の石碑には、白樺派の志賀直哉がここで詠んだ詩があり、情緒ある内容にジンとしました。小さな神社なのに巫女さんが多く、気持ちよく挨拶してくれます。境内は隅々綺麗で、お守りや御朱印も充実。。沼の鯉たちが異常にでかく人懐こい、全部メーターオーバー。。そういや、昔宿で鯉こくが良く出た。

てなわけで、いつものお口直し(^^♪。お疲れ様、、俺。

 


ヨットフィッシングなどなど

2021-05-11 20:13:07 | ヨット

みなさまこんにちは。今年は梅雨入り早そうですねー。

小生のヨット仲間はみんなアブ。型にハマることが大嫌い。レースでもクルージングでも、なにを盛るか、だれもやらないことに異常な執着があります。

通常、ガチレーサーはヨットバカの狭いコミュニティの中でヲタを極めます。業界ではこの人たちをヨット乞食と呼びます。車の世界だとあれこれマシンスペックやチューニングの沼で自己満する人種に似てます。。コレ、我々には大変居心地悪く、基本こまっけー事や連中はスルーしちゃいます。それでもあちこちのレースを勝っちゃうので誰も文句いいません。もちろん、リグ調整や風読み、レース戦略はキチンと押さえてます。男は黙って結果で示す!外見アフォだけど中身はみんなテクニシャンなんです。。レーサー育ちはレースだけ楽しむ人がほとんどですが、我々はちょっと違ってました。

  • ハードなガチレースでもゲスト女性乗っけちゃう
  • 外洋レース中にカジキ釣っちゃう
  • ハワイからの国家使節団の船に乗り上げちゃう
  • 横須賀港、米国第7艦隊、武装警戒艇とチェイスしちゃう
  • etc、etc

良くも悪くも、アブでギリなボーダー種族。。硬派なヨットマンたちからすれば、ぼくたち怪しいパイレーツ集団。各マリーナには名誉の歴代優勝プレートが貼られてますが、、海保にも反省写真が事案毎にストックされちゃってるw。変な奴らです。

今回は、そんな奴らのヨットフィッシング風景。

基本モーターボートでやる釣りは全部できます。一番楽なのがトローリング。。クルージングスピードが5~8ノットでトローリングに最適なのです。。船尾にルアーを流して放置するだけ。青物がじゃんじゃん釣れます。残念なことに東京湾や相模湾の近海トローリング釣りは禁止されてしまいました。

我々の特徴は、大型100kg越えのビッグゲームにも対応できること。マグロ、カジキタックルで固めます。

連休は島めぐり計画を組み、伊豆諸島を廻ります。

東京>横浜>館山>三崎>江の島>熱海>稲取>下田>新島>三宅島、、このへんに寄港・宿泊しながら、各地で新客乗せたり、クルーが入れ替わったりします。ダイバーをタダで島へ運んであげたりもします。。セーリング中は暇、与太話以外、大体酒か釣りしかありません。

釣り天国が始まるのは伊豆大島を過ぎる頃から。。まず、本ガツオが秒速でかかります。いくらでも釣れるので食える本数で抑えますw。利島、ウドネを越えるあたりから黒潮分枝流が入り、マグロやカジキが狙えるようになります。。普通のヨット族は小物で楽しむのですが、我々は逆なんです。

ここはヒョウタン瀬、海底200mに台形の棚がありカジキが集まるポイント。気が抜けません。

↓新島から式根島に向かう途中、何かが食ってきました。。おいらが巻き巻き。マグロ系のフッキングとバラさない寄せ方はちょっぴりコツがあります。

ドラグ固めを元気よく走るので、大物対応のハーネスジャケットを付けます。。が、、ちっこかったw

↓60cm程小ぶりのメジマグロ(クロマグロの幼魚)。ヨコワ模様が綺麗ですねえ。

↓25㎝のカジキ用ルアーに来ました。。腹パンパンすねー

↓内臓抜いて、胃袋見てみると、、、

↓飲み込んだばかりアジが。一匹で二匹おいしい、こっちも美味しくいただきました。

実際、こっちのアジのほーが美味かった。

と、こんな感じで暇つぶししてるわけです。。遠征中のヨットフィッシングは魚が欲しいというより、釣ってサバく、暇つぶしの、オモチャが欲しいのですw


各寄港地、基本、温泉に入ります。。場所ごとにいろんな特色があって楽しいです。

↓ここは新島。パルテノン宮殿を模した温泉。。国際的すね。混浴いいですねえ。(真ん中がおいら)

いつも新島新港に停泊します。。船からちょいと潜れば、ウニや伊勢海老が無尽蔵ww

海の透明度が良く、船上から海底のウニ君たちはシースルー。こっちこーーいって呼んでくれます。

伊勢海老は昼間は岩影や消波ブロックに潜んでます。夜は捕食で出てきます。。地域ごとにローカルルールがあるので守りましょう。あと、深追いしてはいけません、友人はブロックで大腿部に大けがを負い、コードブルー、ドクヘリで都内広尾病院まで救急搬送されました。

↓ガザミちゃん。護岸のあちこちをいっぱい散歩してます。

味噌汁にする方が多いですが、蟹ミソの濃厚さは蟹業界トップクラス。塩ゆでにしてミソと酒が最高です。

↓こっちは島の裏側。

日本のノースショア、羽伏浦海岸です。。サーフィンのオリンピックに最適地、IOCの視察もあり、ここでやるかと思ったのですが、利便性で千葉一宮町の釣ヶ崎海岸になってしまいました。

かつて、おいらもサーファー時代があった。海外遠征も。沁みるねー。

島内移動は車が無いとキツイ。都内から廃車寸前のボロ車を持ち込みみんなで共有。大変重宝してます。

ここの車は品川ナンバーなんですよー。都会の一部なんです。


↓こっちは東京湾内クルーズ。。花火シーズンになると女性ゲストが増えます。。打上海面まで姫様たちを運びます。

帆走中、デッキで寝るのは最高のリラクシゼーション。重力から解放されます。。ただ、ヨットに呼ばれたらヒールで来たらいけませんw。今時のお嬢さんの無敵!な神経を感じますw。

↓お嬢様たちは操船がマスト。

↓連休はこんな状態になります。

ここは三崎港、うらり前、係留キャパオーバーで、でっかい船(我々)が内側に入り、外側に他人の船を抱きます。。ご覧のようにもやいロープの密祭り。。船中泊してると頭上が通り道になります。。朝は、外が出ないと出港できません。。同じビット(護岸上のクイ)に複数の艇がもやいます。周囲の艇の出港時間を確認し遅い順にノットを重ねるのがシーマンルールです。。ここ、船からタコがじゃんじゃん釣れます。

↓船の横を食べて食べてーと優雅に泳いでました。。小ぶりですが塩もみして刺身~(^^♪酒のアテに最高。

↓江の島ヨットハーバーゲストバースから日の入り風景

文才無く、いつも長々とすみません。

↓お口直しにどうぞ!(^^)!

とっても熱い、サムイ島にて。

 


日の出風景

2021-05-09 17:14:40 | その他

日の出を二つ

↑南房総市、ローズマリー公園前、白子海岸。。朝5時には投げ釣り師で埋まります。

日の出っていいですよねー。。夕日もそうだけど、どっちもノマドランド的哀愁が大好きです。


↓夫婦岩日の出、千葉県いすみ市。。薄明の彗星撮影が天候悪くアウト、日の出から回復、後半は海の中に三脚刺して撮影。


↓マイホームポート、横浜ベイサイドマリーナ日の出。。毎朝5時、6時にデッキのジョギング客で目覚めます。。静止画じゃないですよお、、ちゃんと動いてますw。ターンテーブルで自動パン撮影しました。

昨年、動画遊び始めたとき、リラックス、ヒーリング系の作品を目指してみたが三日坊主。。その後、山や海のナチュラルサウンド採取にはまりあちこち出かけた。が、日本には人工音の無い場所が無いことに気づいた。

先日、堂平山で野鳥観察の青年に会った。。機材はもちろんだが、工夫と忍耐力、集中力がスゴイ。。自然相手はまず同化することが先決のようだ。ちょっと修行し直します。

今までアートはアクティブに絞り出す狭い世界しか知らなかった、、、あるがまま、いじらない美ってやつをもっと勉強せなあかん。


QRPsprint/東京コンテスト

2021-05-04 23:42:54 | コンテスト

↑海のお友達(タイ)。無線業界は色気無いのでトップアイコンにして釣り!(^^)!。小生、天使系ポートレイトもいろいろ撮ります。

さて、先週のALL JAに続き、今週は下記2つに参加し、本日帰宅。GW凄い人出ですね。

・QRPsprintコンテスト

(2021/5/1 12-15時=21,28,50MHz 16-20時=19,3.5,7MHz QRP5W)

・東京コンテスト

(2021/5/3 9-15時 21,28,50,144MHz)

堂平山移動。途中の剣ヶ峰、頂上の天文ドームはスルーし、先週知った山中ロケーション。

↓3.5/7MHzダイポ~ル

↓HFトライバンダーHB9CV、VHFはもう一個のHB9と八木さん

ますは結果から、、

■QRPsprintコンテスト

1.9,3.5MHzはアンテナ整合できず捨てた。オールバンド部門で昨年の入賞圏内に入る。他局のスコアが読めず1位ゲットは微妙。シングルバンドなら昨年トップを超えるのが複数ある。規約により各シングルバンドのログを提出する手もある。どうすっぺー。

■東京コンテスト

都外オールバンド部門で昨年トップを超えた。シングルバンドも昨年入賞圏内がある。どうすっぺー。


先週からコンテストが密。コンテスト週間だ。ALLJAから始まった一ヵ月内の隆盛祭りは、、

①ALL JA
②QRPsprint
③東京
④オール静岡
⑤オール群馬

全部参加できるかなあ。。海外はWW WPX CWコンテストもある。先日のSSBでは隙間カテで世界トップだったので2匹目を目指すか。

ってことで、今回の一部始終。


ー1日目ー

QRPsprintコンテスト:

第一部はトライバンドミニマルチHB9CV。第二部は1.9MHzは捨てて3.5/7MHzダイポール2本。スタートギリで設置完了。
大まかな作戦、50MHzは局数稼ぎ、3.5/7MHzはマルチ稼ぎに注力することにした。
50MHzでスタートし順調、1時間程途切れない。QRPなのでSSBよりCWが能率よい。50が途切れたタイミングで21,28,50MHの回転運用。どのバンドも昨年の入賞圏に入った。
15-16時はハーフタイム。DPアンテナの指向性を考えながら調整に四苦八苦。3.5MHzはリグチューナで落とせず結局ダメ。7Mhzだけの片肺運用となる。
アンテナ調整で第二部スタート15分遅刻。7MHzはSSB局は1局しか確認できずCWが景気良い。強い局を一巡後CQ出す。
空振りはないが、信号弱い、エコーする(これってマルチパス?みんなどうしてるの?)。モアモアして取れない。コンディション変化を待つしかない。
17時過ぎてからモアエコーより根性が勝るようになり、ちびちびスコアを伸ばす。国内遠距離がイー感じで浮き上がってきた。
18時過ぎ、突然、、、車外で、ドッカーーーン!!熊?鹿?ウリ坊?
獣撃退レーザー持って外出たら、、目前、豪快に稲妻が走る。一瞬フリーズ。オイラと同じ高度で横に走った。雷来襲!合わせて豪雨。空電もなかったのに突然きやがった。
速攻同軸外し車外に投げ、リグ切った、、、雷雲の中、我慢大会。。。結局20時ノーサイドまで蓑虫、何もできず。ゴールデンタイム2時間を逃した。
雷雨は去ったが、山中一人、不気味過ぎたので、22時、剣ヶ峰駐車場に避難。。アンテナ降ろす間、獣気配にドキドキだった。
駐車場着、天候回復し全天星空。電視観望(天体望遠鏡)を1時間かけセット。観測開始したら、、突然の大濃霧!雲か?呼吸が止まる勢い。。せっかくセットした機材を分解撤収。なーーにやってんだか。
もー無理。降参。。ヘトヘトになって寝袋に入った。


ー2日目(空き日)ー

寒さで睡眠不足。今日のプラン。

・山中のDPアンテナ撤収。全アンテナ解体し、翌日の東京コンテスト用に組み換え。
・天文台エリア同業者チェック。
・他客いじり。
・カメラ遊び。

朝から山歩き客がひっきりなし。設営場所がコースに接するため、こんにちはーナニヤッテルンデスカ(こんなところで)コールが途切れず。
まず前夜の片付け。雨で濡れたままで面倒。。翌日の東京コンテスト向けにアンテナ組み換え。
前回から使い始めたアンテナスタック、50MHzのHB9スタックを、90度方向ずらして取り付ける計画(サイド局の機会損失を減らすため)。が、、組み立て中、HB9一基のエレメントを折ってしまった!。無念、スタック無し決定(涙)。
144MHzはシンプルに3ele八木で広く拾う。
この山中で夜を越す勇気が無く、セット後、ポールダウン、ステーで固め一晩放置した。予報では風7m/s。ふみたて君に重し置いたが、、ちょっと怖い。

↓8m高を4m高までポールダウンし一晩強風を乗り越える

天文台へ行くと行楽客で賑やか。。天文ドーム駐車場にアンテナ発見、ドーム内に引き込んでやる気満々。。これはまずい。小生の場所から直視300m、互いのアンテナが見える。至近距離で主砲の打ち合い、潰しあいになるべ!!(ドームから直線距離500mの剣ヶ峰運用の場合は途中で山が遮蔽となり直撃はない)

ドーム駐車場、昼時、地元のおばちゃんが手作り軽食を売っていた。激安、下界の半値以下。ロードバイクの人たちに大人気。我慢できず色々購入(塩おにぎり、揚げちくわ、厚焼き玉子、きぬさや、ゆで卵、いちご:計370円)、これは良い!下界で買うより新鮮で美味いし!。。休日の昼は出店してるそうだ。しみじみかーちゃんの味を思い出す。これからはコレ目当てにこよう。

↓隠れた名店ですわ。オーガニック素材、塩分少な目、絶妙な美味さ。都内なら行列だぞ。

キャンプ場散策。管理のおっちゃんは既に顔なじみ。なんでも天文台周辺の無線運用は制限始めたそうだ。ドーム宿泊客はOK。バンガローはお茶お濁された。ドーム以外はモンゴルテントのシリウスが最高ロケなんですけどねー。

↓シリウス前

↓シリウス前からの東京方面。奥は房総半島。

天気よく、あちこちで自然撮影。老人の定番リハビリ。

↓熊蜂?でしたっけ。バンガロー前、体中花粉くっつけ蜜集め(^^♪

↓先週のALLJA時の桜は散ったが、別カブはまだまだ見ごろ

↓山つつじが群生してた

地元客と話し込む。都幾川来たら、そば食って帰れ!お土産は恩田商店のゆず豆腐だ!地元人にもマストなのだそうだ。


ー3日目ー

東京コンテスト:

早朝、山中へ向かい昨夜の強風でアンテナが倒れてないか確認。セーフ。。初日の夜、どんな嗜好なのかナイトハイカーに遭遇した。最初は見ちゃったか!と思い背筋凍った。ハイカー除けにステー全部に天体観測用ケミカルライトを装着。首釣った様子なくこっちもセーフ。

開始1時間前、このポイントを知るコンテスト参加者が来られ、様変わりした風景に驚いていた。

余裕でスタート時刻9時を迎える。おいらのクセ、出だしは地味に控えめ。事前の周波数確保なんて絶対無理。電波な知人もいないし時間持たない。CQ出すとアレコレ質問されるのでヤダ。上位常連局の様子を見ながらスロースタートした。

前半は50/144MHzから入り、後半は21/28MHzへ回転操業。北風が強く車が揺れるが、森の中なのでアンテナはOK。剣ヶ峰や天文台より安心。

V/UHFは想定通り大票田。21MHzも意外と局数多い。マルチは歯抜け多くシングルバンドでは49マルチ止まり、全23区はならず台東区、港区を落とした。。遠距離は50MHzで三重県、富山県をゲット。

シングルバンドでも昨年の入賞圏内となったが、オールバンドも昨年トップを超えた。どっちで出すか。。昨日、1月に参加したオール埼玉コンテストの結果発表があり、V/UHFバンドQSO数ではダントツぶっちぎったが、マルチで涙をのんだ。1200MHzを捨てた分マルチが減った。。東京コンテストもオールバンドは都内局をどれだけ拾えるかのマルチ勝負と感じる。。オールかシングルか、都内局割合の多い方を提出しようかな、、。

撤収後、剣ヶ峰駐車場で夜を待つ。天候が良く天体観測で遊べそう。。駐車場は大勢のお客さん。カップル、キャンプ、愛車いじり、無線、、異業種交流会の如し。

で、一番違和感のあったのが、無線マニア!(下の写真の右上)

栃木からこられた5人の集団で、泊りで市民無線のみを運用していた。。夜までEs伝搬が良く、遠距離に熱心。。ただ、マナーが悪い。非常に悪い。こーゆー種族が天文台周辺を運用規制に追い込んだのだろう、、こんな状態↓

  • こちら栃木〇〇、熊本〇〇、ゴトキュー、5と9です、どおーぞーー!半径100m全域に聞こえる怒鳴り声拡散!!
  • 駐車場を縦横無尽に徒歩移動、叫ぶ!、多客の迷惑完全無視、酒も入ってて、ほぼトランス状態w
  • カップルが仲良く写真撮る真横に乱入、叫ぶ!、空気関係なし、狂ったオヤジ達w
  • 小生の車載道具見て、なんだアマチュアかよ!と聞こえる声で突っ込まれる。ハイ、アマチュアです。すみません(涙)
  • 天体望遠鏡の設置始めたら、50m向こうから、アハハーあれで盗撮するんだでー!と大笑いされる。(大涙)君たちのその外れたセンスはいったいどっからくるの?
  • これが夜9時まで続いた。強烈暴波族、、、節度はどこにある。

ググったら、フリラーのGW一斉オンエアデイだったようだ。しかし公共秩序はルールとマナーが作る。トークパワーや明瞭度がどうのなんかじゃ子供の言い訳にもならない。

公害無きカルトなら放置すれがいいが、あまりに異次元のデリカシーの無さ、呆れて注意する親切も湧いてこない。。他のお客さんも、近寄るのが気持ち悪い状態で目が点だった。。もー、海の暴走族ジェットスキーと同じ、、この線からこっち入るなって規制するしかないのだ。

彼らは夜10時に就寝。やっと夜景スポットに静穏が訪れた。。早寝だけは子供より偉いw

午前0時まで星見。帰路についた。。(↓ソンブレロ銀河を観測中)

↓都内方面の夜景。中央はスカイツリー。120mmで撮ってますが都内の高層ビルは全部見分けできます。


QSOレートの話:

ロケが良いとパイルが多くなり、どうしても取りこぼしが発生する。最近これが頻繁にあり対策が必要と考えてます。。一番痛いのが、自分の信号が届いてないのだなと思い諦めてどっかいっちゃって、二度とコールしてくれない局。

今回の東京コンテストCWは、連続パイルする59+強力局の裏で、41~55程の信号で熱心に呼んでくれる局が多くあったが、強力局の陰となり取り切れない場面が多かった。5分でも10分でもずーーっと呼んでくれているのにホント申し訳ない。。こういうところで他エリアや珍マルチを落としていると思う。

また、複数局が周波数ゼロインするので、パイルロスが起きQSOレートが落ちる。。5局/分が可能な状態が、2~3局/分となってしまう。。これ、皆さんいろいろ工夫されてるようで、受信機もアンテナも2系統にして左右の耳で聴き分けたり、ダイバーシティ合成や切替で特定方角の信号だけを抽出したり、あれこれ魔法を駆使しているようだ。。移動運用設備の制約下でMaxパフォーマンスを得るにはどうすればよいか?。。。小生も、避けられない沼へ入水することになりそう。まずは受信電波の位相制御にトライ。


今日はオール静岡コンテスト。県跨ぎ移動禁止令。小生神奈川県住民。箱根大観山駐車場に駿河湾側の窓があり予約済だったが、大渋滞につきキャンセルした。

次はオール群馬、HB9の修理と、新作フェーズシフトラインを投入する計画~(^^)/