お先に下山します☆彡

目指せ!エンディングノート(*^^)v

ドローンフィッシング

2021-04-07 20:39:47 | ビルフィッシュ

ドローンを使った大型魚(マグロ、カジキ、大型青物等)を狙うフィッシングです。たぶん国内では草分けかも。

下の動画は、西伊豆の黄金崎近くの磯です。前日は20kg程、1.5mのサメを2匹かけましたがランディングで失敗。翌日のリベンジ様子、日射病ギリになり撤退しましたが雰囲気は分かると思います。。伊豆は好ポイントが多いですが人も多く苦労します。人がいたら飛ばしません。泳がせ用活きアジはいつも内浦漁港の栄昌丸で仕入れます。安く元気な日本一のアジです。。関東の好適地は外房です。房総フラワーライン沿いの平砂浦や千倉の先のローズマリー公園前のビーチがアクセス良いです。投げ釣り師やサーファーも多いので注意。混む週末はやりません。

↓こちらは有名な豪州のドローンフィッシャー、最初ゴールドコーストで個人で遊んでただけなのですが、バズって会社作っちゃいました。

ドローンフィッシングはドローンの一般化で5年ほど前から豪州始め、欧米で人気になりました。国内でも漁港や渓流などで~1Kg程の小物を吊り上げる遊びはありますが、周囲の目があり難儀する上、古典な釣り師からは目の敵にされます。小物はチョイ釣りセット程度におもちゃドローンでもトライできるのですが、安全上のリスクが高く、素人が見てもあぶねーってところがアンチの不評に輪を掛けます(そもそも人混みを無視してやるからいけない)。

ワールド基準の大型魚はきちんとした準備が必要です。。そのへんのイロハをご紹介。

  • ドローンスペック、フィッシングタックル
  • 仕掛、餌
  • 釣り場、フライト時の注意
  • ランディング

順に説明。

ドローンフィッシングの基本スタイルは、狙う対象魚をドローンカメラで探し、機体に吊り下げた餌をその真上に投入する方法です。ほぼ百発百中でフッキングします。他、泳がせ餌やブツ切り餌をとにかく遠くまで運び投入後、食うまで待つ方法や、ルアーを駄々巻きする方法もあります。。大型魚を探すにはソナーが定番ですが、今はドローンの目が大活躍します。食いが立つ時間は彼らは水面に上がってくるため上空から魚影が見えます。もちろん鳥山やトビウオもドローンの狙う先になります。

船から狙う場合も陸から狙う場合も、射程範囲は約500mです。海外では特殊リールで数キロm先まで出す方もいます。大型魚はフッキング後走りますので、射程+100,200mはライン長が必要です。

使うドローンは、中型機クラス以上を使います。なんちゃらMiniとか子供のおもちゃクラスはアウト。商業用ドローンはいらないですがPhantomやMavicAir2クラス以上を使います。投入まで慎重に操縦し、投入後はRTH機能(自動リターン)で放置、発進点に正確に戻ってきます。

タックルは100kg以上に耐えるロッド、ラインは最低50lb、リールは500m以上巻けるもの、リーダーはクランキングにするのが安全です。私はカジキ用システムとPENNで固めています。あると良いのが腰に巻くファイティングブレード、サーフからやる場合はこれないと大物きついです。ターゲットが数十キロしかいないエリアは、船釣り用の近海ロッドとスピニングでいけます。ロッド立てはパイプを打ち込むか、ビーチパラソルの根本に使うスクリュー式パラソルスタンドが良いです。

仕掛けは、泳がせスタイル、餌は20~25cm程の活きムロアジが便利。。活性があればライブベイトでなくても食います。投入後の餌の位置を安定させるために大型ウキを付け、ウキ下は3~4ヒロとります。

釣り場は最重要。周囲に人がいない、危険物がないこと。広いサーフが最適です。磯でやる場合は魚を寄せるエリアをイメージし根ズレしない場所を選びます。磯ランディングはリーダーを掴み必要により補助ロープをかけ磯プールに引き上げます。磯プールがなければギャフ掛け上げの準備が必要。サーフの場合は簡単でただの綱引き。サメが頻繁にかかるのでフックを外す際は絶対正面に立たないこと、後方から魚体を押さえペンチで素早く外し海へ戻します。

その他、

ドローン下部にラインを掛けて沖へ餌を運びリリースするわけですが、リリースシステムは多種多様、米国の専門サイトでも販売されています。私はシンプルに100均にあるカーテンフックで代用しています。。ラインリリースに不備があるとリリースできずドローンが仕掛と一緒に魚に持っていかれたり、リリース操縦四苦八苦でラインをペラに巻き込み致命的な結果を招きます。。他、ドローンがターゲットまで飛行中はリールを開放したりドラグ最低にするわけですが、リール側でラインが絡みバッククラッシュになると急ブレーキがかかり機体が姿勢を失い墜落する可能性があります(これ一番の注意点です)。

誰もやらないことが大好きなので、今年はカジキを陸から吊り上げるのが目標です。水深200m以上と潮が無いと寄らない魚ですが、たまに陸に近づくはぐれカジキがいますので。。あとは優しく渓流アユあたりをw。これはロッドいらず、ドローンで手元まで持ち帰らせますw。マスで経験済み。人の居ない場所で、ギャラリー居ない場所で、、冷たい視線が怖いのです。

↑ハワイのノースショア、、じゃなくて東京都にある某海岸。。奥の入り江は大型青物がイワシの如くかかります。


シーズン間近 Blue Marlin

2021-02-28 21:00:00 | ビルフィッシュ

映像メモ

伊豆諸島、新島沖、初日180Kg、2日目220Kg、全日本トーナメント初入賞。

映像は2日目、ファイト時間1時間、若いころは背筋力200あったのに、、疲労困憊、声も出ず顔色悪し。

ヒット後300m超走られ計400mを巻き取る、途中ドラグ目いっぱいでも何度も走られる、最後は垂直デスダイブされ重いこと重いこと。動くカジキはいなして引けるが、止まったカジキは水中抵抗で牛より重いw

カジキゲームは何年流しても釣れない人は釣れない。シーズンになると毎週末1トン2トン燃料使い追っかける。

外洋は360度何もない。群青の海と神のシナリオに身を委ねる。時間が止まり青に吸い込まれる。海は意識の縛りを開放してくれる。トローリングは瞑想そのものだ。

大洋の宙を浮遊し見えない生命感に包まれる。そんな釣れない時間が一番楽しかったりする。

月曜は仕事に戻るため、日曜は荒れても戻す。泊地の漁師が制止しても出す。途中終わったと思った事は数知れず。真っ黒な嵐のなか高波に叩かれ落とされ動力も効かず最期を予感する。こんなとき生死の境は冷静と精神力、弱気になったらゲームセット。やがて嵐を抜け陸が見え生かされたことを実感する。クルーはみんな何も語らない。。共有と感謝が海バカを育ててゆく。

 

表彰式、プレゼンターに引っ張り出されたコジレイw陸ではご近所仲間につき苦笑。