お先に下山します☆彡

目指せ!エンディングノート(*^^)v

まろの北海道放浪記 Day67

2023-08-28 18:23:36 | 北海道放浪2023
厚岸(あっけし)にいます。
釧路へ向かってるのですが、ここの道の駅のロケーションとセンスがツボってしまいました。昼は街ぷら、深夜はテラスから海を眺めて瞑想してます。

厚岸って牡蠣の名産地なんですね。知らなかった。
街中牡蠣だらけ。日本で唯一、一年中生ガキが食べれる場所。
あとウィスキー蒸留所。「厚岸」ブランドでウィスキー界に旋風を巻き起こしています。

↓厚岸牡蠣


牡蠣は若いころ大好きでした。都内の有名どころを片っ端から回りましたが、五反田の東京オイスターバーで被爆。その後、牡蠣研究の権威の方に、あの中身は川から下る人糞の塊だ、究極のエコシステムだ!
おまえたちは人間の糞を食ってんだよ。と力説され、、疎遠となっちゃいました。
まあ、漁場の違いで養分の元も幅があるでしょうが、貝類は基本同じですよね。料理や味噌汁でも取りすぎに注意してます。

で、おいらウィスキー好きなんで、ちょっとこっちを攻めてみました。

↓厚岸ウィスキー(道の駅内のバル)

都会のバーでたまに見ることはあったのですが、どこぞの紛い物か中華品かと思ってスルーしてましたw

実は、先日根室の明治公園で車中泊してたとき、散歩中の地元おっちゃんと長話になり、釧路行くなら途中の厚岸で息子が蒸留所に居るから寄ってけ、と言われてました。
息子さんは元プロ野球ヤクルトの選手(広沢と同期)、引退後、厚岸蒸留所に入ったとのこと。

どうせ見学コースがあるだろーと調べたら、無し。
一つだけ道の駅で募集する限定見学ツアーがあるんだが、次回は9月の指定日のみ。
厚岸ウィスキーは生産量が少なく希少価値で超人気、ここ厚岸でも購入することが困難と判り、そーだ、本丸のおっちゃんの息子を訪ねてみようとなったわけ。

行ったよ。街から山側に入ったところにありました。
↓厚岸蒸留所


2016年創業開始、ジャパニーズウィスキーの新鋭、厚岸ウィスキーの蒸留所です。
ゲートに入る社員らしき方をとっつかまえて、すみません〇〇さんのお父さんに紹介されて来たんですが、いらっしゃいますか?
社員さんニコッ!っとして、あーうちにいますよ。でも今日(昨日ね)は日曜なので休みです・・ゲッ。
あれこれ粘ると、今年のニューボーン品「白露」の抽選会をやってるとのことで速攻申込にいった。
↓エーウロコにある抽選申込

当選発表は9月。限定70本。手渡しが条件。。そして応募者は既に1000人超。
もう一カ所の会場でも応募してて、さらに当選確率が下がる。
凄い人気ですねと聞くと、スタッフ曰く、みんな高額転売目的ですよ。と。
当たれー!、、でも9月またここに戻ってこなくてはいかん。

とりあえず、道の駅で試飲してみました。
↓マリアージュでテイクアウト
↓こっちは店内1ショット(30mml)の価格
高いのはシングルモルト、安いのはブレンデッド


厚岸、風情のあるとても良い街です。
いろいろ廻って見ました。漁港、愛冠岬、キャンプ場、厚岸神社。。霧多布岬はスルー。






港の護岸で釣り中の地元家族とまったり話。お父さん、5年生の坊やにおばーちゃん。カレイが釣れておばーちゃんが手際良くさばいて食べさせてくれました。
北海道は、人も時間も日本じゃないのではとしょっちゅー感じます。。でも、きっとこれが元々の日本人であり風土なんでしょうね(^^)
ホスピタリティに乾杯♬

気象予報見てたら、阿寒エリアが雲抜けそうで、これから早朝の西村彗星(先月発見され9月初旬眼視レベルまで増光見込み)を狙いに遠方の山中へ移動します。北海道の緯度は本州より5度から10度高いので国内ベストロケーションなのです。地の利は使わないとね。釧路からまた離れちゃうし、霧が出ちゃうかも、、でも後悔しないようにGO!。

(^^)/

まろの北海道放浪記 Day64~Day66

2023-08-26 22:56:21 | 北海道放浪2023
根室カニ祭り、初日完了。
ここは花咲ガニの聖地、幻のカニと言われるヤドカリの化け物。
ピークシーズンは7月~9月で、今ど真ん中。
試食しまくりました。タダで腹いっぱいなっちゃったよ。

蟹ソムリエ?まろのテイスティング結果は、、よく言えばあっさり、悪く言えばパンチ不足。オホーツクのカニカマの甘味を減らした感じです。
ネットではそれなりに評価が高いですが、これは好みの問題だな。

稚内で毛ガニとズワイ食って、枝幸でまた毛ガニ食って、もーいーわと思ってたのだが、根室のマストと言われ義理食い。

花咲軍団、貼っとくー!どうぞ2次元で味わってくださいw







朝、お祭り前にはカニハンターがテントに大挙。ケースが飛ぶように売れてました。
↓祭のオープニング
カニさんもちびっ子さんもお疲れ様でした。

で、おら的には自衛艦の体験航海の方が楽しかった。
掃海艇「いずしま」に乗ることができました。
↓いずしま(大湊地方隊隷下函館基地隊所属)

昨年の知床観光船の事故、KAZU1号沈没の際、何日も捜索が難航する中、現場海底に横たわる該船を発見した船です。
艦載ROV(機雷捜索掃討用無人潜水機 )を投入し、その映像は大きなニュースになりました。
今日は根室沖5マイル程出しゆっくり7ノットで航行。最大船速は14ノットしか出ず、エンジンも2基で1800馬力です。
おらが乗ってたカジキボートの半分でちょっと物足りない。でも、機雷除去が主目的なんでしょーがない。
事前交渉し船内写真はOK。機密部分はダメ。調子こいてライブ配信許可を依頼したがアウトでしたw。
艇長は、防衛大出身着任3年目の若手。これから士官コースを歩みます。

隊員の皆さんに、作戦行動時のフォーメーションや役割等色々聞きました。
掃海艇は戦闘能力がないため、有事の際は航空機群が最初に対応、護衛艦群が続き、丸腰の掃海艇はそれに守られ活動するそうです。
船首のバルカン砲は、有事の対戦や威嚇のためではなく、機雷を爆破するだけのものです。
↓機雷処理

↓KAZU1を発見・撮影したROVがこれです

この掃海艇は木造船で、数年後神戸に回航され退役となるそうです。その後はFRPの新造船が予定されていて「えのしま」という船が就役するとのこと。
まろも船乗りなのでいーーっぱい話を聞きましたが、ヲタ度高いので写真だけ貼っときまっす。
↓操船は役割毎3人で行います
手前から、操舵、船速、機関コントロール。
↓海保の「くなしり」と「かりば」が出航を見守ります

船上では、気の利いた出し物がありました。
↓ラッパ

↓手旗信号
↓おまけ、いずしまデッキから見たまろ号w

もう日本近海には機雷はありませんが、いざという時のため訓練は欠かしません。平時の今は主に災害派遣や海難事故の探索等で活躍してくれています。

そんなわけで、根室カニ祭りでした。
明日もあるけど、全部見ちゃったんで釧路方面へ移動開始しました。
今、厚岸にいます。ここの道の駅素晴らしいですね。13年連続北海道道の駅No1(じゃらん飲食部門)なだけある。
あと、厚岸は9月中旬、天皇皇后両陛下が来られるそうだ。待ってようかな~。

(^^)/

まろの北海道放浪記 Day62~Day63

2023-08-25 00:05:50 | 北海道放浪2023
根室にいます。
4年ぶり開催の、根室カニ祭りに参戦します。
昨夜知床から移動。途中、鹿、キツネさんたちに何度も通せんぼされ、根室入りコンプリート寸前、道の駅スワン44手前でキツネ君にやられました。
急ブレーキで車内のポタ電がぶっ飛びダッシュボードに被弾。幸い車内の物損のみで済みましたが、痛い洗礼となりました。

↓公式サイトより



根室の花咲ガニは国内最大の漁獲量を誇り、市内はどこも花咲なんちゃらだらけです。
ここは車中泊者にはちょっとした難所で、道の駅が小さくキャンプ場も無いので、皆が市内中心部の明治公園に集結します。まろも早入りして好位置ゲット。明日の祭りに備えてます。
あと皆さん、花咲ガニは、カニじゃなくてヤドカリだって知ってました?
タラバガニも同じヤドカリの仲間です。
隣に居た旭川から来たご夫婦も祭り目的。。言われました、、
ありゃカニじゃねーよ!おりゃカニはズワイと毛ガニしか食わねーよ!w

海自の掃海艇「いずしま」で体験航海もできるそうでどうなるか。
久しぶりに見た太平洋、あれこれ悪巧中、ずっと眠っていたオモチャが活躍しそうです。

あと、今月新しい彗星が発見されたんですね。
西村彗星、9月初旬から中旬、肉眼で見れる程度まで増光しそうなので、海か山で狙ってみようと思います。

閑話休題。

苫小牧に居た時撮ったノーザンホースパークのライディング訓練、貼っときます。
興味ない方にはただの練習ですが、乗馬ライクな方は結構楽しめるかと。
来月再訪し名馬たちと再会予定。前回ディープインパクトの森の中が秋の自然音採取に最適なのを発見。楽しみです。

↓ノーザンホースパーク・ライディング訓練

ここの厩舎のスタッフたちは、20歳前後の若い女性が中心です。馬を愛することが豊かな人格形成になっているようです。

土日は根室に居て、来週から太平洋沿いに釧路周辺、山に入って阿寒~大雪周辺をノープランぷらぷら予定。
知床で知り合ったチェリストの方に、講演会&演奏会に招待されちゃってて、そこも寄らねば。

放浪はつづく、、。

(^^)/


まろの北海道放浪記 Day58~Day61

2023-08-23 11:12:38 | 北海道放浪2023
知床にいます。
一週間ぶりに戻ってきました。
日本最後の秘境、その自然をじっくり味わうためです。
先週の第一ラウンド(ペルセウス座流星群撮影)と合わせるともう8日間います。

北海道を周っていると、いつまでも長居したい場所があります。知床はその一つ。
自然遺産は、ネットのあっちこっちにあるのでそれ見てね。
同じもの貼ってもしょーがないので。

で、第二ラウンド何をやってたかとゆーとー、、
  • 知床五湖(義務)
  • 鮭の遡上ウォッチング
  • 知床八景めぐり
  • リゾート温泉(北こぶし、ホテル知床)
  • 夜の店めぐり
  • 夕日撮影
  • 道の駅客いじり
って感じ。
できなかったのは、カムイワッカの滝・沢登りと知床の主峰羅臼岳1661m登山(軽装&熊除けグッズ持ってなく、ベテラン登山者に絶対止めろ!と阻止された)。来年の宿題です。
観光定番の半島クルーズは興味なし。おら船乗りなんで取れ高承知済み。
全部書くの面倒なんで、追ってレアな映像整理しながら適当にアップします。

知床の自然の良さはですねー、確かに文句なし最後の秘境です。ルールがしっかりしてるので広大なジュラシックパークに入った感じ。
客の消えた峠で一晩車中泊したり、早朝の森に車止め外に出ると、獣感半端ないです。調子こいて浮かれてると・・たぶん食われますw
五湖は、ヤツが出没すると巡回中のガイドが無線で連絡取り合うのでハンディー受信機を持参しましたが、業務連絡のみでヤツは出ませんでした。

北海道車中泊60日になるのですが、やっぱ日帰り温泉はリゾートホテルに限ります。広いです。清潔です。アメニティ全部あります。土産も観光情報も町中より充実。宿泊者向けなので気合が入ってます。でっかい施設は涼しくくつろげるし、フロントはあれこれ協力してくれます。。街の立ち寄り湯や、クアハウス系とは真逆ですね。
知床の大型ホテル風呂はマストです。
↓ロビーではコンサートも無料
↓無料といえば羊の丸焼きが食い放題タダだった斜里の水の学校
↓パエリアもタダ

五湖で撮影してたら、有名なネット配信者にお会いしました。
ウトロ在住の美人女性配信者です。。スマホに向かって一人ガイドをやってるので、もしやと思いお声がけ。ライブ中でした。
その後もウトロ港でのライブ中に再会。現地の生情報が聞け助かりました。ライブコメントにはナンパだー!逃げろー!で大騒ぎ。全国の囲いリスナーたちがコワイので、紳士にお別れしましたw

ウトロは漁港周辺に少ない飲食店が固まってるんですが、みんな早じまいするので街は安全です。輩がいません。
一軒だけ深夜3時迄営業のバーがあって、若者とカップルだらけ、ボッチおやじには居場所がない。
↓これだけAM3時迄営業

道の駅にキッチンカースタイルの居酒屋があって、これが救い。
皆初見の旅人なのに妙な連帯感があり。でもあれよ。自宅がすぐそこの車なので、帰宅10秒、、酒が抜けないのだw
マスターに顔覚えられちまって二晩義理を果たす。
キャンカー仲間に声掛けられ話し込んでると、音楽業界の御大だった。
海外で演奏したり、有名なCMの音入れをやってて、車に呼ばれて行ってみると、車内まるごと音楽室でした。
チェロがどかんと置いてあって、車内は練習室、全国巡回コンサートしてるとのこと。
共通の友人がいることが分かりビックリ。
移動オフィスも多様化の時代です。

あと、夕日撮影。
やっちまったよ。ミラーレスカメラのセンサーを焼いちまっただ。
一眼レフと違って、シャッター(ミラー)が無いので、待機時はレンズカバーしないとCMOSセンサーが溶けちゃうのだ。
カメラ急所の高額部品なんで修理より本体買い替えになる。トホホ。新機種ゲットまでしばらく騙し騙し使うずら。

ほんで知床の夕日がコレ↓
エモいっすねええ!

↓知床ウトロ・クラブ知床前で撮影
クラブ知床さんが駐車場を提供してくれました。

↓知床ウトロ・オロンコ岩頂上で撮影
こっちはあれこれミスったが、ウミネコの鳴き声が良かったのでUP。
夕日が点々とにじむのはカメラ前にブヨ集団が居て離れず。他客の歩行地震でブレ多発。センサー焼けも出ちゃってます。

↓ウトロ港はこんな感じになってます(プユニ岬より撮影)

右端の小島がオロンコ岩、左端の入り江がクラブ知床。
プユニ岬は観光客御用達の夕日ポイント、ご覧の通り。
オホーツクに沈む夕日は大変綺麗です。次は冬に来てみたい。

(^^)/

まろの北海道放浪記 Day57

2023-08-18 23:47:19 | 北海道放浪2023
昨夜は網走・ふくろうの渓谷キャンプ場で天体撮影でした。

↓北アメリカ星雲
強風から避難ついでに、山奥の静かな場所で音録かネイチャーショットと思いやってきました。
探すのに苦労しました。感動の径を進み、目印はアマ無のビッグステーション(大型無線アンテナ)があるINOUE FARM手前の十字路を森へ向かって300mにありました。
このキャンプ場は、個人が開拓し、数人のスタッフさんたちがマイペースで整備を進めています。



規格化されたサイトとは違い、自然へのストレスを最小限に、森の中をあるがままゆっくりじっくり楽しむ場所です。到着してすぐ、まろのおもちゃで何ができるか、スタッフ(よっしーさん?)にあれこれ尋ねてみました。
結果、ターゲットは、小川のせせらぎに生息する日本ザリガニ、野鳥、エゾリス撮影、この辺がいけそうです。
↓エゾリス

森林なので空の窓は限定され星見は天頂決め打ち。脳内星図で構図を悩んでいたら、オーナーさん?が気を使ってくれました。
森の上に畑があるんですが、そこなら見通しが良いですが、、造成前なので野生空間です。と。
一緒に行ってみました。
ココ↓

なんとかいけそーです。夜の生き物とも仲良くできそうです。
ここで一晩過ごすことにしました。


23時には夜空はオールクリア。
いつものベンチマークターゲットを撮ってみました。
眼視で晴天でも、目に見えない大気が星のスペクトルを吸収し特定波長(色)が出なくなっちゃうことがあるんです。これ観測地によってかなり変わります。波長別フィルターで撮影してレベル調整後合成するのが一般ですが、まろはモノグサなので一発撮りです。
↓アンドロメダ銀河
数日前の清里オートキャンプ場 よりこっちの方が綺麗に出ました。
↓北アメリカ星雲(トップの画像と同じ)
↓網状星雲
↓あれい星雲
↓天の川(南、24mm、F1.4、ISO2000、SS5秒)

北海道に来て一番のシーイングコンディションでした。
スタッフさん、良い場所をご提供いただきありがとうございました。

ここ、ふくろうの渓谷キャンプ場は、モンベルと提携していて間もなく商品も取り扱うそうです。
皆さん釣りも大好きなので、今度はそっち方面で遊べるといいな。
スタッフ(共同オーナー?)のさやかさんは、業界では大人気の美人女性アングラー。一生懸命作業している姿が新鮮でした。
↓スタッフの皆さんと

まろは女性アングラーと何故か縁があるぽい。
タレントの福島和可菜さんや、業界のラスボスw児島玲子さんも。
和可菜さんは、元陸自(2師団第2特科連隊)でラッパ吹いてたガチ隊員。今はマラソンやトレイルイベントで活躍していて実力芸能界No1。
↓わかなちゃんと

こっちは、児島玲子さん。
自宅がすぐ近くだったのでいろいろお世話になりました。
↓コジレイと愉快な仲間たち(男組はまろのヨットチーム)

自然のリアルを知る女性たちは、みんな同じ波動を感じます。
そして美人ほど男勝りの法則w。

ふくろうの渓谷キャンプ場、原点に戻れるとても良いサイトです。
キャンプブームの中、好きが高じ山を買い取り同様のチャレンジをする方達も多く見ますが、大体が息切れしてしまいます。
ここでも多くの苦労を伺いました。若い仲間たちが夢に向け黙々と着実に足を進めています。作業服で汗まみれになりながらもまろの与太話に付き合ってくれ、その目はみんな輝いていました。
みなさんもどうぞ応援してあげてね。

・・まろを釣るには、、餌いらず♬♬謎

(^^)/

まろの北海道放浪記 Day56

2023-08-17 18:10:01 | 北海道放浪2023
今、網走湖の近く、感動の径、ふくろうの渓谷にいます。
2年前、個人が森を開きキャンプ場を作っています。
自然をそのまま残したネイティブな環境が大変気持ちよいです。
気さくなオーナーさんとしばしお話させて頂き、どこにでもある里の自然を楽しみ共生する姿勢に感心しました。管理整備されたキャンプ場も良いですが、私たちは手つかずのなんでもない立ち木1本にでも無限の恵みを感じることができるのです。

さて、また夕日あげときます。
ペルセウス座流星群の撮影地にしたサロマ湖・キネアネップ岬の夕日です。

北海道の夕日ポイントはどこも風が強く、まろの普通の三脚ではどうしてもブレが出てしまいます。風上で自分の身体を風防にするのですが限界ありますね。ごっついの買おうかな。
後半はサンセットリップ(太陽の周囲がくちびる状になる)もはっきり出ました。どうぞ景色の変化をお楽しみください。

↓サロマ湖キネアネップ岬の夕日
北海道に入って何個目の夕日になるのだろう。
もはやシリーズにするか。テーマは落陽と限界老人w

(^^)/


まろの北海道放浪記 Day52~Day55

2023-08-16 11:48:52 | 北海道放浪2023
今、網走にいます。
斜里>知床道の駅>知床峠>知床自然観察センター>サロマ湖キムアネップ岬キャンプ場>網走、、ってな感じです。
ペルセウス座流星群撮影のためうろちょろしてました。
知床とサロマ湖で撮ったのをどうぞ。(24mm、F1.4、ISO2000、SS10秒)

プレアデス星団と流星↓



↓これは発色が豊かですね(緑→オレンジ→紫)

↓薄明近ずく
↓大体この辺をメインに撮影(北極星~北東)
流星の発色(スペクトル)は、その成分により様々な色が出ます。
まず地球大気突入時、酸素と反応し緑色が出ます。次にナトリウムやマグネシウムが反応し黄色、オレンジが出ます。

天気の良い場所を選んだため、満天の星空でたっぷり楽しめました。
とにかくシーイングが良いので小さい流星まで眼視できます。
極大日8/13の最大は全天で約100個/時間、前後日は30個/時間程でした。
動画も撮ったけど長時間すぎで編集モチが湧かないw
Atomcamで火球を狙いましたが、流星痕を10秒以上残すのは数個しかありませんでした。

さて、知床峠では北方領土撮影に挑んでみました。
ここは下界は快晴でも羅臼側からの上昇気流が雲を生み、夏は8割方霧の中となる場所です。相当運が良くないとロシアは見えない。
朝4時、日の出時間にカメラセット、気温10度、霧で視界数十m、1分もするとカメラびっしょり!ほかのお客さんはあきらめて帰って行きます。
まろは神を信じ、Tシャツかぶせてチャンスを待ちます。
数十分後、突然視界が開けました!コレ↓

↓国後島(雲海の奥に横全体に陸地が見えます)
↓国後島ズーム。奥で雲が立ってる場所が国後島です。
↓場所を変え、国後島内の羅臼山(882m)を狙います。
↓羅臼山(ロシア名:メンデレーエフ火山)ズーム
たった25km先がロシアなんですね。
北方領土は返還されて欲しいですが、ロシアにしてみれば英米とのヤルタ密約から始まる話なので、それをひっくり返さないとどうにもならない。
今の返還活動は焦点が違うと思うまろなのであります。
そもそもロシアの千島列島侵攻は、米国が全面支援、軍艦から武器弾薬までを供給したんですもん。アメちゃんも共犯な訳です。

1時間で再び霧の中となりました。
知床の自然はとても良いです。来週また戻ってきて、知床5湖やカムイワッカをゆっくり廻る予定です。

(^^)/


まろの北海道放浪記 Day51

2023-08-12 23:33:39 | 北海道放浪2023
数日前から知床を射程に捉えてるのだが、、大渋滞始まった。
知床5湖方面はしばらくアウトだ。
それに、今朝8:20速報、湖の遊歩道にヒグマさん登場、閉鎖になっちまったよ。

で、おらまだ斜里におる。
今日は、天に続く道、幸運神社、水の学校とか、、ちょろちょろ廻ってきた。あと2,3日この辺かな。

動画2本あげときまーす。
ずっと雨の時、浜頓別クッチャロ湖で撮った夕日と、昨日、清里のさくらの滝で撮ったサクラマス遡上風景。

↓クッチャロ湖の夕日(クッチャロ湖キャンプ場)
↓さくらの滝・サクラマス遡上(清里町)
サクラマスは、6月くらいから遡上が始まる。その頃は銀色で魚体も小さいのだが、8月のレギュラー組はしっかり大きくなって桜色、卵いっぱい。全力、傷だらけになって川を上る。。マス系でこれだけの段差をジャンプ遡上するのは世界でも大変珍しいのだそうだ。
見てると、1000回程ジャンプで数匹の成功率。生命への執念に妥協は無い。

↓浜頓別神社の夏祭りイベント
北都プロレス


↓北都プロレスのスーパースター(カツオ選手)。親子か?w
楽しい動画もいっぱい撮ったんだけど、著作権都合で北都プロレスから許可でなかった。リングでは怖いけど外ではみんなとてもフレンドリー。お祭りの目玉でした。地域貢献頑張ってね。

(^^)/

まろの北海道放浪記 Day47~Day50

2023-08-11 23:24:19 | 北海道放浪2023
↑アンドロメダ大星雲。8/11、AM2時、北海道清里オートキャンプ場にて

ハイホーー(^^)/
やっと晴れたぞおおお!たった1日だけ、奇跡の晴れ。
10日ぶりの晴れー!。貴重すぎて、昨日から寝てねーよ。

8/13のペルセウス座流星群。こいつをシバくため準備運動だ。
ここ数日、北海道中の気象予報をずーーっとモニタしてて、雲の穴ありゃどこでも行くぞと覚悟してた。
美幌峠、摩周湖界隈で3日間雲の中。もー北海道晴天率No1の帯広、富良野方面へ向かうかと思ってたら、、斜里(網走の隣ね)に雲の穴キタ!
さっそく清里オートキャンプ場を確保。
ここ、キャンプ場の上に宇宙展望台ってのがあって、なにやら本気っぽくて丁度いいのだ。
速攻ロケハン行ったさ。絶好のロケーション。気分爽快、文句なし。
一旦キャンプ場に戻って、おっちゃんと話す。
おっちゃーーん、おらあの山の展望台で今夜徹夜で天体観測やるからゲートしめないでね。ウキウキうへへー(^^)
するとおっちゃん曰く・・・夜中あそこに一人でいるのか?こないだ熊出たぞ!あんたどこの人?(相当非常識に見えたらしい)

・・・なら、展望台作んなっつのよ!チクショーー!
失意のまろ、結局キャンプ場内の光害の中で店開きとなった。

カメラ2台、望遠鏡1台セットし車中観測開始。13日、14日が本番なのだが、流星はもー飛んでた。
平均、5分に一個。この分なら本番は数十倍になってお祭り間違いなし!あとは天気だ、天気だ、神様たのむど!

で、北海道の星空なんだが、、やっぱいーわ。大気がシャープなんで星や分子雲の色が正直に出る。
トップに貼ったのがそれ。30分ライブスタックしたアンドロメダ君ね。
網状星雲(上半分)も貼っとく↓
大昔の超新星爆発の残骸です。
どっちも派手に現像しすぎ。旅の遊びなんでツッコミ勘弁ね。

てなわけで、試運転完了。
本番の予報は、、ほぼ曇り(SCW気象予報)。。神様仏様(*'▽')

あ、あと今日、さくらの滝行ってきた。
サクラマスの遡上がすごかったわ。あとで動画上げるねー。

(^^)/


まろの北海道放浪記 Day42~Day46

2023-08-07 22:33:46 | 北海道放浪2023
夏風邪で瀕死中。
先週稚内で被爆し、山場は超えたが咳淡鼻水が止まらず喘息の如し。脱力感MAX。
天気も毎日、雨雨雨曇雨雨な感じ。ヤフ天気2週間先まで雨のち曇でフルマーク!どーなってんだ北海道!
道内どこ逃げたって雨雨雨。完全足止め。10日間程の空白、旅ロスになりそうだ。

オホーツク側南下してサロマ湖まで来た。が、連日の土砂降り、好転の兆しゼロ。
もー覚悟しただ。8月の北海道は梅雨なんだ。晴れは9月からだ(無根拠)。道東は紅葉シーズンに戻ってこよう!

土砂降りの中、オホーツク沿岸人気ポイントをそれなりに廻ってみた。
ほとんどが景勝ポイントなので雨天では台無し。撮影も問題外、どうにもならず。

そんなんで、車中病床より執念のブログでござる。

九人の乙女

前回予告しちゃったので、とりあえずまとめてみた。

↓九人の乙女の碑(再掲)


終戦後まもなく、ソ連が樺太に侵攻しました。「九人の乙女」とは、樺太真岡町にあった真岡郵便局(正式名:真岡郵便電信局)に交換手として勤務していた9人の女性の自決悲話です。

各地の史碑や資料館を訪ねました。

↓樺太(真ん中下の港が真岡)
↓真岡町(当時)
↓現在

↓真岡郵便局(左の終戦後は窓外壁に銃撃痕が残る)

↓交換台実機

↓交換手は女性の花型職業でした


日本の敗戦は無条件降伏、武装解除が進む中、ソ連はヤルタでの英米ソの密約(日本が負けたら樺太はソ連領土とする)に乗じ、一気に樺太+千島列島侵攻を開始します。
当時、電話交換は軍事情報の連絡にも大変重要な役割を担っていました。
ソ連が国境線を超え日本領に侵攻する様子が、交換局のリレーで逐一伝えられ、各地の防衛機能の要にもなっていたほか、内地からは方面軍や大本営からの指令を正確に伝えるホットラインでもありました。
因みに、このとき司令部からの命令は「積極的に迎撃し、越境すべからず」でした。敗戦国日本には自衛抗戦以外の行為は許されなかったのです。
聞こえは立派ですが、本質は帝国最期のお家芸、絶望の玉砕戦です。もはや十分な武器もありません。
ソ連の本土進攻(ソ連の北海道分割統治計画=留萌・釧路ラインで領土分割)を阻止するため、なんとしても樺太でソ連軍を止める必要がありました。
一方、千島列島への侵攻も激しく、こちらは守備隊が司令部の停戦命令を無視、無駄に降伏するより主権を守る!と、交戦を継続します。
結果、ソ連側に大打撃(死者数:ソ連3000、日本600)を与えるも、ポツダム宣言受諾を決めた日本に、戦闘維持する大義はなく部隊は軍命による自首降伏となります。
しかしソ連にとってこの損害は、満州・朝鮮侵攻で受けた損害を大幅に上回り誤算でした。彼らが北海道に侵攻しなかった(できなかった)のは、この抵抗があったためとも言われています。
ソ連が、対日参戦したのが8月9日。
樺太、千島列島、北海道の、今につながる運命は、その後わずか2週間で決まることになります。
このように、極めて緊張した状況の中、電話通信による局面情報の適切な判断は樺太市民40万人の生死を左右し、更には日本の戦後の姿にも影響する重要な業務だったのです。

ソ連対日参戦直後から民間人の北海道方面への疎開が始まりました。高齢者や婦女子が優先されますが、ソ連軍の無差別攻撃は容赦なく、引き揚げ船が撃沈され1700名、地上戦で2000名の市民が犠牲になりました。
結果的に疎開が成功したのは10万人と言われています。

真岡郵便局の乙女たちは、全員に引揚指示が出ていたものの、その業務の重要性から皆が自主残留を求めます。

残留=死、であることはだれもが理解していました。
ソ連兵による性的虐待が酷いことが定説になっていて、辱めを受けるくらいなら清いまま死を選ぶ!と、誰が用意したのか、彼女たちには致死量の青酸カリやモルヒネが渡されていました。

これに先立ち、8月16日、ソ連軍が上陸した恵須取では、病院のナースたちが同様の理由で、服毒による集団自害をしています。
その様子は現場から電話で伝えられ、真岡の交換手たちは直接その臨場に触れていたわけです。

8月19日。結局、局の上司が彼女たちの家族関係を基に、子供が居る者、親の介護が必要な者等を引揚者とし、それ以外の二十余名を残留者に決めます。
つまり、年齢や能力に関係なく、波及ミニマムな身軽な者から犠牲になるという人間消去法でした。
結果、交換手21名で2班を形成します。高石班(11名)、上野班(10名)。
8月20日早朝、高石班の当直中、目前の真岡港からソ連軍が上陸を開始します。
↓真岡港(当時)

街中にロシア兵があふれ、いよいよ局舎も交換台も被弾するようになり、、乙女達は最期を迎えるのであります。

以下は局舎内の自決場所と状況推移です。

↓自決場所(お国の為の行為なので自害とはいわない)

↓9人の乙女写真(高石班11名中の9人)


高石ミキ(24)、可香谷シゲ(23)、伊藤千枝(22)、志賀晴代(22)、吉田八重子(21)、高城淑子(19)、沢田キミ(18)、渡辺照(17)、松橋みどり(17)

①高石ミキ
高石班の班長であり、関係各所に最後連絡をした後、最初に青酸カリを服毒し死亡。
②可香谷シゲ
副長として高石班長に続き服毒、死亡。
③伊藤千枝
他の乙女たちも次々と死亡して行く中、服毒後もまだ息が続いた伊藤は、ただ一回線生きていた泊居郵便局へ連絡、最後の言葉を送った。
「高石さんも死んでしまいました。弾がどんどん飛んで来ます。もう、どうにもなりません。さようなら、さようなら」
④渡辺照
渡辺も泊居郵便局へ最後の言葉を送っている。
「今、皆で自決します」「高石さんはもう死んでしまいました。交換台にも弾丸が飛んできた。もうどうにもなりません。局長さん、みなさん…、さようなら長くお世話になりました。おたっしゃで…。さようなら」

当時の証言記録の曖昧性もあり、伊藤と渡辺のどちらが最後の言葉だったのか、もしくは一人の発信内容を基に、別人として2つの内容が生まれたのかは定かでない。

また誰もが思う疑問。。
高石班は11人居たのでは?ほかの2人はどうなった?
記録によれば、次のようになっています。
高石班11人中、生き残ったのは3人(2人は服毒するも絶命せず。もう1人は机の下に避難していた)。これをロシア兵が発見し保護。
更に1人(志賀晴代)は、高石班所属ではなく緊急招集された交換手だった。
つまり、11-3+1=9人。の乙女なのです。

当時、樺太の作戦行動は札幌に本部を置く第5方面軍の指揮下にありました。
そして北海道と樺太を結ぶ通信ラインは、猿払村にある「猿払電話中継所跡」から海底ケーブルで宗谷海峡を渡していました。
国の為、人々の為、彼女達の命の声が行き来した場所は、とても静かな浜辺にありました。
観光客ゼロ。たっぷり思う存分合掌させて頂きました。
↓猿払電話中継所跡





この悲劇、映画:氷雪の門、のタイトルでYoutubeでも見れます。
映画公開時、ソ連からのクレームがありお蔵入りになった作品です。

9人の乙女以外にも、戦時下では様々な悲劇がありました。
国や同胞を想う軍国少女たちは、当時の体制が作り上げたものです。
しかし、時代に関係なく、人が命を掛けた行為は誰にでも究極です。
真岡郵便局の交換手だけでなく、有事の重要な歯車となった彼女たちの献身が無ければ、今の北海道も日本で無かった可能性も否定できません。
残る人、続く未来の幸せを信じ、彼女たちは散っていったのです。

8月20日が9人の命日です。
どうぞ北を望み、合掌とお祈りを捧げてあげてください。

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