地理バカ日誌 ☆*:. 地図の園 .:*☆

地理ネタ、地図ネタなど、いろいろ気ままに書いています。

             by まつおか秘密研究所

「船岡山は“比高”45メートル」で願いたい・・・

2015-05-17 07:01:57 | 日記
 昨日は久しぶりに船岡山(京都市)に登りました。前に登ったのはいつだったか・・・もしかしたらもう8~9年前かも。

 ところで、建勲神社の大鳥居から上がって、社務所や貴賓館の手前に「建勲神社境内図」があります。そこの説明書きには、船岡山が「標高45米」である旨の記載があるのですが・・・これ、「標高」の意味が解っている人ならすぐに違和感を感じると思いますが、そういう人は実際にはどのくらいおられるでしょうか。

 前回(?)この誤りに気付いた際に、いちおう社務所におられた方には告げたのですが(他にもそうした方はいくらでもおられるのではと思うのですが)、残念ながらまだ修正されておりませんね。

 こういう間違いがあるせいなのか、ネットで検索すると「船岡山は標高45メートル」とするブログ等の記事が出てくる出てくる・・・別の場所には「標高112メートル」であることを示す案内などもあるのですが。そう、ここは「標高45メートル」ではなく、「比高45メートル」ですね。

 京都盆地内の標高は、大阪平野との境にあたる三川合流付近で10メートル強、JR京都駅付近で25メートル前後、船岡山の(麓の)あたりは段丘でぐっと上がって70~80メートル(船岡山の西側は段丘の上位面と接しています)となりますから、「標高45メートル」ではむしろ凹地になってしまいますね。


 この日、船岡山へ登ったそもそもの目的は別なのですが、これまで船岡山公園へは立ち入ったことがなかったため、そこに残る「ラジオ塔」を見ることも目的の一つでした。

     写真01
   

 これは1935年、船岡山公園が建設された際に設置されたもの。少し傾いていますが、これは経年によるものなのでしょうか。

 京都市内には、この他にも7基のラジオ塔が残存しています。

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