地理バカ日誌 ☆*:. 地図の園 .:*☆

地理ネタ、地図ネタなど、いろいろ気ままに書いています。

             by まつおか秘密研究所

黒井城跡・・・家族旅行記から Ⅱ

2016-04-11 22:54:07 | 旅行
 旅行の二日目のメインは、投宿した旅館からも近い黒井城跡の城山登山でした。 なお、その旅館はこの数年、ほぼ年一回のペースで来ているお気に入りの宿です。

   地理院地図より
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 山頂の標高は約357m、登り口の標高は約120mですから、比高は約240mです。

 先に道の駅でお弁当を買って、麓に車を置いて・・・

  


 そもそも黒井城跡というのは・・・・省略します。

  


 この駐車場からは登り口が二つあるのですが、あまり考えず、直前に出発した子連れパーティーの後を追う形で出発・・・下山してからわかったのですが、急坂のコースを選んでしまいました。


  

 しかし、娘もめげずに道のりを楽しんでいる風で・・ よく親の趣味に付き合ってくれつつ、ちゃんと自分なりの楽しみも見つけられる娘です。


  

 本丸まであと100メートル! 傾斜が大きいことが写真でもよく判るかと。


  

 上の写真の場所の間近、ここでちょっと休憩。


  

 本丸と二の丸の南面石垣です。 この写真でも傾斜の大きさが判ると思います。


  

 二の丸から本丸を見たところ。 近世の城郭を見慣れてると、「なんて小さいんだろう!」などと思うかもしれません。
 なお、桜の木が何本かありますが、標高が高いし・・・まだちょっと早かったですね。 でも、この日は暖かかったので、一気につぼみが膨らんだと思います。


  

 本丸跡です。 「保月城趾」という別名による石碑があります。 また少し離れて三等三角点(↓)が設置されています。

  


  

 本丸から二の丸を見た写真。 この日、往路・復路と山頂あわせて、4~5組の登山客と出会いました。 また、城跡周辺の余分な木の伐採作業(?)をしている人たちも。 山頂からの眺望が良いですし、竹田城人気からの流れで、ここも登山者が増えてたりするのでしょうか。


  

 ということで、本丸のベンチに座って、東側の街を見下ろしながら昼食を。


  

 こっちは南側の眺望。 黒井の街がよく見えました。

水分れ・・・家族旅行記から

2016-04-10 22:58:26 | 旅行
 先日、「水分れ」(兵庫県丹波市氷上町石生)を訪れました。 二度目です。 前回は秋、彼岸花がキレイな時期でしたが、今回は桜の時期・・・とは言えソメイヨシノの満開はまだ先といったタイミングでしたけど。

   写真1
  

  

 有名な(?)水分れ(みわかれ)交差点。画面の奥の方へ向かうと「水分れ公園」があります。

   マップ063 分水界の位置
  

 この「水分れ」は本州の中央分水界のうち最も標高が低い場所。 細かいこと言うと、写真1の交差点のあたりは標高100mちょっとで、もう少し西は90m台になっています。
 ここら辺りの分水界の北側は、水(たとえば地表に降った雨)が黒井川に集まり、さらに竹田川→土師川→由良川と経て日本海へ至ります。 分水界の南側は、分水界に沿って流れる高谷川から加古川へと流れ、瀬戸内海へ至ります。


   マップ064 写真撮影地点
  


   写真2
  

 画面真ん中が高谷川で、上流側を向いて撮影。 このあたりの桜は開花直後という感じ。 この土手は、秋には彼岸花がいっぱい咲きます。

  

 上流にある水分れ公園に向かうまでの間、家族でつくしを採ったり、娘は自分のカメラで桜の花を撮ったり。 通りかかった地元のおばあちゃんに、「つくしはあっちの方がたくさん生えてるよ・・・まだ早いかもね・・・」などと教えてもらったりもしながら、わが家のいつもの気ままな観光を楽しみました。


   写真3
  

 公園脇に水路の分岐点があります。 左は高谷川の本流で、ここから瀬戸内海まで約70km、右は用水路で日本海まで約70kmということらしいです。

  

 この用水路が無ければ、このあたりの分水界の位置はもうちょっと北側へ張り出す形になったのでしょうけど・・・