龍神村に生まれて

僕は和歌山県龍神村に生まれ、13歳まで龍神村で育った。大人になって、龍神村について何も知らないことに気がついた。

色男ひともんちゃく事件

2012-11-26 23:48:54 | Weblog
その男は大変な色男だったらしい。
平清盛の孫にしては珍しく、戦いを好まない優しい男だったようだ。


まさに、僕が色男で戦いを好まない優しい男だから、彼の気持ちは手に取るようにわかる。


彼の名は平維盛(これもり)。
清盛の子重盛の子であり、当時の平家じゃぁ、いっちゃん偉いお方でした。
維盛はこんな顔をしていたようです。





うらぁ、びっくりしたでよう。
わしにそっくりなんやもん!


‥‥さてぇ、その維盛は都落ちしてから、那智勝浦の海で投身自殺をした‥‥となっているが、実はそれは追っ手を欺くための嘘で、実はこっそり龍神村の小森に居を構えたようです。



小森の奥深い谷、小森谷については僕は何にもしらなんだ。
下の図の青丸が龍神温泉、赤丸の小森はもっと奥の奥の奥だったようです。




現在の小森辺り、紅葉が綺麗です。


維盛の住居跡です。





ただの広場?道路の一部のようですが?‥‥‥それが何か?





維盛の世話は龍神村民のお万さん(当時19歳)が担当していたようなんです。
2人はいつしか恋仲になったのですが、そこに平家滅亡のニュースが飛び込んできたのです。
そこで、維盛はある山で護摩を焚いて平家の行く末を占ったんです。
その結果は“凶”と出て、ショックを受けた維盛は自害してしまうのです。
維盛が護摩を炊いた山は“護摩壇山”と呼ばれるようになりました。

僕が子供の頃「ごまだん」と呼んでいたあの山だったのです!


そりゃぁないで!
お万がかわいそうや。
あまりにも身勝手な維盛。
切ないよ~。


維盛の死を知ったお万は、小森谷でおしろい(白粉)を水に流し、滝に紅を溶かしたあと渕に身を投げたのです!


切ないよ~。



お万が白粉を水に流した白壺の滝


お万が紅を溶かした赤壺の滝



お万が林の中から身を投げた“お万が渕”

↑ここから↓ここへ。




この辺りの写真がこのサイトに綺麗に載っています↓↓↓
よく歩いたなというサイトです。

お万が渕関係写真
http://vonbraun.exblog.jp/12881269






僕は、いくら色男だといっても、そんなかわいそうなことはしましぇん!
僕は、しにましぇん!






はい、はい。龍神村!


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1 コメント

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うわぁ~懐かしい言葉やで! (北の新星)
2012-11-27 05:49:10
平清盛はあまり見いひんけど・・・。

『いっちゃん!』この文字がスパッと目に入ってきた。

忘れてたこの言葉の響き!

もの凄い懐かしい。ほんまや~

小さい頃よく言ってなぁ~

「いっちゃん 好きやで!」
「いっちゃん 偉いと思うでぇ!」
ちから込めてしゃべってた言葉や。

重みのある内容と関係あらへんことでごめんなさい。




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