花の日々

はなのひび

家族旅行 信州④「高山:古い町並み」

2010年09月29日 | Weblog
3日目、いよいよ旅行も最終日。10:00過ぎ、茜や梓が楽しみにしていた宮川朝市へ行きました。でも、あのお店がずら~っと並んだいつもの光景ではなく、お客さんも少ない。すでに片づけ始めているお店もある。暑過ぎるからでしょうか…。

でも、いつも立ち寄る手作りのアクセサリー小物のお店はあり、いつもの素敵な笑顔のおばさんが迎えてくれました。4年前購入した「まゆみ」の髪留め、お気に入りでいつも使っているので、いい色つやが出ていますよ。娘達も気に入ったようでよかった。また来ます、お元気で!

11:30、茜や梓と別行動開始。15:15高山駅で待ち合わせ。


「上三之町」

いつ来ても、落ち着く街並みだ~

和ろうそく。


民家の軒先に、さるぼぼ。




お酒も、こんな格子窓を通して見ると、おしゃれなアートだ。




陣屋に続く赤い橋。4月の高山祭では、薄いピンクの桜を背景に、この赤い橋の上を山車が練り歩く。是非一度、訪れてみたいものです…。


皇后美智子さまが立ち寄られたという、老舗の和菓子屋「音羽屋」。


hideさんは、店先の椅子に腰を掛け、よく冷えた昔懐かしいラムネで一息。ふかふかのおまんじゅう(小豆、ヨモギ、栗)を買って、帰りの特急の中で、茜と梓と4人おいしく頂きました。

高山の街中は、禁煙。愛煙家には辛い。こんな情緒ある古い町並み、ゆっくり見て歩きたいものだが、hideさんのたばこ禁断症状のお陰で、「のんびり景色を見て歩く」ではなく、「喫煙場所を探して歩く」といった感じ。

ようやく煙草の吸えるお蕎麦屋さんを見つけました。昼食がまだだったので、ちょうどよかったけれど…。喫煙所でたばこを吸い、やっと機嫌も戻り、1日5食限定のごぼうのかき揚げ蕎麦を食べました。が、あまりの巨大なごぼうてんに、さすがの大食いhideさんも、夕方まで胃もたれが続いたようで…。

古い町並みの反対側の路地へ行きました。昭和の匂いのする、どこか懐かしい町並み。玄関前に、こんな大きな瓶。風知草が涼しそう。手前の小さい瓶をのぞいてみると、睡蓮が涼しそうに浮かんでいました。

              



5年前も通りがかった、アンティークな床屋さん。どんな店主が出て来るのだろう。


んん!?こんなところにバス停?高山昭和館?


まあ~!懐かしい~





              

距離感が分からず、茜と梓は約束の時間より30分も前に駅へ到着。教えてあげとけばよかったね、ごめんごめん。駅には岩田さんが見送りに来られました。今年もお世話になり、ありがとうございました。お元気な顔が見れて嬉しかったです。


ほんとうに楽しい3日間でした。ありがとう。受傷して17年、家族4人でこんなに長く楽しい時間を過ごしたのは、初めてですね。茜や梓が専門学校、大学、社会人と成長するたびに、嬉しいような寂しいような複雑な心境でした。普通の家庭とは違って苦労させたよなあ、よく頑張ってくれたよなあ…私も頑張らないと…。

ここ数年の旅行は、hideさんとの2人旅、4人で出かけると疲れるかも…と思っていたけど、気が付けばいつも側にいてくれた茜と梓、疲れるどころか嬉しいばかり。受傷前の楽しかったあの頃を、懐かしく思い出しました。いつまでも仲良し家族で…。

高山15:36(ワイドビューひだ16号)~名古屋18:02
名古屋18:35(のぞみ53号)~岡山20:20~広島20:56

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家族旅行 信州③「高山:京やさんにて」

2010年09月27日 | Weblog


高山へ行くのに、観光以外の楽しみが3つあって、1つはタクシーの岩田さんにお会いすること、2つ目はいつもの美容院に行くこと、3つ目は郷土料理の「京や」さんへ行くこと。

美容院ですっきりして、京やへ向かいました。美容院「プリンス」ではいつもの店長さんが、営業時間を過ぎているのに、気持ちよくお待ちくださっていました。ありがとうございます。





今年も、女将さんと店長さんが暖かく迎えて下さいました。お店に入ると、実家へ帰ったようにほっとする。


さあ~食べるぞ~!夏といえば、高山ならではの「こなすの浅漬け」、そして郷土料理「ころ芋」「こもどうふ」などの盛り合わせ。鮎のうるかも。


ビールが進みます。


                女将さんから鮎の食べ方を習う茜
                

大きな鮎だ~。


高山は、富山湾の新鮮な海の幸と、高山の山の幸と、おいしい物の宝庫だ。

富山湾のお刺身

                鶏ちゃん(もつの味噌鍋)
                

焼きナス、写真を撮るのを忘れたけれど、高山の焼きナスは変わっている。焼きナス用の大きな大きななすびをアルミ箔に包み、お味噌を漬けて焼く。焼けたら、皮を剥いて、身をほぐしてお味噌と混ぜて頂く。おいしかったです。


ワサビの葉

             イカ焼き
             
エビの塩焼き


最後の締めは、hideさん絶賛「手打ちそば」。


この度も、大満足でした。ごちそうさまでした!ただ、途中から地元の方の、イベント打ち上げか何かでたくさんお客さんが来られ、女将さんや店長さんとゆっくり話が出来なかったのが残念でした。またお会いできる日を楽しみに…お元気で!
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家族旅行 信州②「乗鞍・上高地」

2010年09月26日 | Weblog


2日目も晴れ。高山のホテルを8:45出発。乗鞍へ上がる途中、「ほうのき平」のコスモス畑へ寄りました。シーズンオフ中のほおのき平スキー場のゲレンデを利用し、4haの敷地に約800万本のコスモスが咲き乱れます。ちょうどコスモス祭りで、たくさんの人で賑わっていました。




            


             

乗鞍。標高3,026M。


乗鞍スカイライン、車で登れる、日本最高地点「畳平」2700Mを目指しますが、前回同様山下を見ると足がすくみます。

なのに、ここは自転車で登るアスリートがたくさんいます。怖いもの知らず、というか奇人?鉄人?というか…。


ロード自転車、マウンテンバイクと車種は様々。そうそう、マラソン大会もあるんですよ~。といろいろ言いながら、私も受傷してなかったら、自転車やマラソンで走ってたかも…。

あまりの絶景に、感動の娘達。



            


11:00過ぎ、畳平到着。寒い!気温17℃。


前に来たのは残雪のある5月。景色が全然違って見える。たくさんの観光客、登山客で賑わっていました。


前回と同じく、気圧が低くなってエアー座布団ロホはパンパン。前回、ロホの空気を調整したら、空気注ぎがあってもややっこしいことになったので、コロンコロンと不安定でもそのまま頑張りました。ふう~…


11:50畳平を出発。上高地へは乗鞍高原を通って行きました。ナナカマドが群生、赤い実をたくさんつけています。




ナナカマドはバラ科。5月には可愛い白い花を咲かせます。紅葉がきれいなんだそうですよ。

13:20上高地着。茜、梓、着きましたよ~


「大正池」

穂高にガスがかかっています。ふう~!と吹いても消えないよなあ…。


上高地での目標の中に、5年前泊まった「上高地帝国ホテル」でのレストランで、オムライスを食べること。


毎年、ここまで来て食べ損ねて…。是非茜や梓と一緒に食べたい、食べさせてあげたい!と思っていたけど、日曜日とあってお客さんでいっぱい。すでにたくさん並んでいます。14:30のラストオーダーには間に合わないでしょうとホテルの方に言われ、あきらめることにしました。がっくり…。和食は開いていますとのことなので、こちらで昼食をとりました。おいしい手打ちそば後の蕎麦湯は、今までに頂いたことのない濃厚で香り豊か、とてもおいしかったです。

正面玄関をはいると、3階吹き抜けの巨大なマントルピース。


時間があれば、マントルピースを見上げながらコーヒーを頂いたのですが…。

岩田さんに手伝っていただいて、田代池に向かいました。田代池遊歩道入口まで工事中とあって、途中、石ころ砂利を敷き詰めた大変な道。蚊も大量発生して申し訳ないばかりです。

田代池遊歩道。こんな木道ばかりだといいのですが…


でこぼこに、石ころが転がったこ~んな道もあれば、


木道へ上がるにも、2段の階段。


岩田さん、ありがとうございました。茜、梓、hideさん、ありがとう!車椅子に限らず、高齢者、つえを持たれた方、ベビーバギーでも通行しやすいように、全面木道にしていただきたいものです。

途中、梓川の前で

            田代湿原         
                                      

田代池です。


きれいな水。思った以上に茜も梓も感動してくれたようで、苦労して来た甲斐がありました。しばらくみんなでながめていました。

次はついに河童橋からの景色。時間が残り少なくなって、急ぎ足で河童橋へ。

茜、梓、河童橋ですよ~。茜の名前の由来穂高連峰を背に、梓川。


写真を撮るときだけ、一瞬ガスが消えました、神様のお心遣いですね。撮り終えるとまたガスがかかって…。


茜と梓。時期的に、残雪の穂高連峰と、勢いのある梓川の流れを見せてやれなかったけど、何かを感じ取ってもらえたかな?いい名前を付けてくれた父さんに感謝だね。河童橋付近で、ゆっくりしたかったのだけれど、あわただしく帰ったのが心残り。もう一度、一緒に来たいね。今度はゆっくりと…。
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家族旅行 信州① 「白川郷・飛騨古川」

2010年09月23日 | Weblog


暑かった今年の夏。バテそうでバテずに乗り越えてきましたが、今頃になってちょっと体調下向気味。ふう~。。。

9月4日~6日、娘達と4人で信州へ旅行に行きました。今年は結婚30年、そしてhideさんの還暦、退職と思い出の旅です。「娘達の名前の由来の地へ一緒に行くこと」、26年間の夢がやっと叶いました。


4日、広島駅で茜と待ち合わせ、のぞみ116号7:56出発。岡山8:37、梓と合流。

           

家族4人揃っての家族旅行は10年ぶり。大学に行ったり社会人になると、なかなか予定が合わない。私達は自慢の仲良し家族、娘達の笑い声や笑顔と一緒に入れること、嬉しくて嬉しくて。

それに、なんと!?茜や梓との公共の乗り物での旅行は初めてなんです。結婚する前、hideさんの公約「毎年旅行に行こう」は、私の入院時以外は守られました。キャンプも合わせると、年に3,4回は旅行に出かけている。でも、いつも車だったんですよね。なので違った意味で、この度の旅行はワクワクします…。

10:18名古屋到着。特急ワイドビューひだ7号10:48発、高山へ。
この日、岐阜県多治見市は38,4℃、郡上八幡は39℃を超えるという猛暑。なのに、乗った車両の空調不良なのか、室温は32℃、暑い!お客さんは皆さん、汗をにじませていました。

13:09高山着。


去年から、列車は駅舎側ホームへ入るようになり、毎年恐怖だった階段昇降機からまぬがれました。よかった~。。。

駅には、いつもお世話になっているタクシーの運転手岩田さんが、お迎えに来て下さっていました。2年ぶりにお会いするのに、つい先日会ったような感じです。気さくで温かい人柄に、疲れを忘れます。

白川郷へ向かいました。14:00到着。2度目の白川郷ですが、さすが世界遺産、何度見ても素晴らしい景色に圧倒されます。




コスモスが暑さを和らげてくれます。

           

バスターミナルから、吊り橋で集落へ向かいます。


去年のカレンダーに描いた景色(稲をコスモスに変えて描きました)。


参入。最高!!


ずっとここにいたい…。

           

16:30出発。次は飛騨古川へ。帰りは高速は通らず、「天生(あもう)峠」の山越えをしました。窓を開けると、風はひんやり気持ちいい。紅葉の季節は、観光客の車でいっぱいになるそうですよ。確かに…きれいだろうなあ…。

17:30、飛騨古川到着。


静かな街並み。倉敷と津和野を合わせたような感じです。きれいな水の流れる水路には、鯉がたくさん泳いでいました。

           


街の所々に、お祭りの時、飾り物などをして引き出す屋台車「山車(だし)」を納める、蔵のようなものがありました。さすが歴史のある街です。


飛騨古川は、NHK朝の連続ドラマ小説「さくら」のロケ地。舞台となった和ろうそくのお店は、時間が遅く残念ながら閉店されていました。




参考までに…
飛騨古川駅、特急列車は駅舎側に止まるので、車椅子は大丈夫のようです。


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今年の夏…その3

2010年09月03日 | Weblog
今治ジャズフェスの翌日22日、石鎚山へ向かいました。学生時代ワンゲル部だったhideさん、石鎚山へは何度か登ったらしい。その絶景を是非私に見せてあげたい…と(泣けるよ~)。
去年も石鎚スカイラインを目指して行きかけましたが、道が全然違って、ひどい山道を登るも石鎚山にかすりもしない。というわけで、去年のリベンジとしっかり下調べをしてのお誘いでした。の、はずでした。

ナビによるとホテルから2時間30分で行けるらしい。しかし高速を降りて国道に入ったけど、どうやってみても山道にしか思えない。行けども行けどもくねくねした、時々離合不可能な上り坂。「大丈夫かなあ」と言いながら走り続けて1時間半、黒森峠に出ました。


「ああ!!ここから歩いて登ったんだ!」とhideさん。車を止めで、見覚えのある景色を懐かしそうに眺めていました。

それから走っても走っても、“石鎚山が広がる整備された道路”というイメージの「石鎚ハイウェー」に出会わない。やっと石鎚山を案内した標識を見つけ、鳥居を通過。


もうすぐだ!と喜びつつも、くねくね道が続く。しかも道下はすごい谷底で、高所恐怖症の私は体が宙に浮いたような変な感覚になり、乗り物酔いをしない私だけど気分が悪くなりました。生まれ変わったら、hideさんと山登りをしたいなあと思っていたけど、とてもとても無理だなあ。

今治を出て3時間半、広い駐車場の満車状況や人を見つけ、や~っと着いた、と思ったら石鎚山系の「土小屋」という所らしい。石鎚神社の分社が奉られていました。






「もうここでいいよ~」って言うのですが、どうしても絶景を見せたい、とhideさん。絶景の見える場所は、瓶ケ森(かめがもり)という所らしい。案内図を見ると、10分くらいで行けそうということなので、体中が痛く、車椅子に降りて休憩したかったのに、結局土小屋では一歩も降り、瓶ケ森へ向かいました。

しかし、また所々離合できないような道を走っても走っても、目的地に出ない。体中の痛みと、見下ろす恐怖の景色にそろそろ限界。「もう少しだから。もう少しだから。」と言いつつも、hideさんもお疲れモード。


クマ笹が山肌一面に生えている所に出た。この辺りが瓶ケ森らしい。


クマ笹が瓶ケ森の特徴らしい。


でも、絶景の見える場所は車では行けないことが分かり、hideさんがっくり。登山道入り口だけ見ることとなりました。
通りがかりの地元の方が、今治へ帰るならUターンして帰るより、まっすぐこのまま走り、高知へ抜けた方が道も良いし早い、と言われそのまま走ることにしました。


結局昼食もとれず、山道をさ迷い…「まるでhideさんに拉致されたみたいね」と大笑い。去年よりひどいことになりました(笑)
今治市街に出て、やっとコンビニを見つけ、5時間半ぶりに車から脱出。車椅子に座り、やっと痛みから解放されました。

しまなみ海道で来島SAに着くと、すでに17:00。ふう~。。。疲れたなあ…。除圧も兼ね次の瀬戸田SAでも降りてみました。


わあ!きれいな夕日だあ~。でもでも、明日も晴れて暑くなりそう。頑張らなきゃあ




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