百合とオレンヂ城Ⅱ

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どろろ

2007-10-02 19:55:00 | 映画
◆どろろ
 ある戦乱の世(原作では室町時代でしたが)
 48の魔物に奪われし体を取り戻すために
戦いつづける百鬼丸oni
 親を醍醐景光に殺され復讐を誓い、
百鬼丸の腰の刀を奪おうと付いていく
男装の少女どろろnikukiu
 
 どろろ、は丹下左膳みたいに不具の体の人が
戦うアクションというイメージがありました。
 実際、手塚治虫は丹下左膳のマンガを描いたことが
ありますし、妻夫木聡が手の仕込み刀を口で
抜くシーンは丹下左膳そっくりです。


◆どろろ予告編 
http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=150190
 
 
 予告編はスピィーディに見えますが結構話はゆっくり
進んでいきます。
 
 地獄堂で魔物と取引する醍醐景光、とある町の酒場で
魔物を切り伏せ、体の一部を取り戻す百鬼丸、
 琵琶法師から百鬼丸の過去を聞くどろろ、
 (原作では寿海はブラックジャックでしたが、
映画ではフランケンシュタイン博士でした)
 百鬼丸の腰の刀を奪おうと企むどろろ。
 これが付いていくきっかけになって心変わりするのは
お約束ですがw
 どろろと百鬼丸の関係ですが、最初はどろろを
はねていた感じの百鬼丸でしたが、いつのまにやら
仲間にw
 百鬼丸には最初から女とばれていたどろろ、ですが
着物の前をはだけましたが、あれどうなっていたんで
しょうかねw
 本格的に女とばれる(?)のは、もっと後なんですかね?
入浴シーンあり?
 
 
 次は、鯖目とマイマイオンバパート(毎々乳母?)
ですが、子供の霊や悲しむ親たち、マイマイオンバの
正体を知りながら愛する鯖目、土屋アンナさん演ずる
マイマイオンバも顔立ちがはっきりしているキレイな
顔立ちなので、こういう妖怪のような美貌が似合う
と思います。
 ですが、塩田監督は優しそうだけど人間描写が希薄
という珍しい演出なんですよね。
 お寺に供え物をする村人たちに、どろろが親の身勝手さや
子供の孤独さを説いたり怒鳴ったり、子供の霊と交流を
したりするのですがそのシーンが本当に優しそうなんです
が淡々となぞっているだけ、に見えてしまうんですよase2
 鯖目の心情や子供達の霊と再開した親たちの描写はもう
少しなんとかならなかったのかと思うくらいあっけない
んです。 

 その後は魔物と連闘、人面桜、ウエスタンとかげ(?)、
カラス天狗。
 CGや着ぐるみ等多彩ですw
 百鬼丸とどろろの連携プレーで倒していきます。
 泥で妻夫木さんと柴崎さんが転がっているシーンを
見て若いっていいなぁ、と思いましたw
 演技上手いけどこういう演技は若い内にしかできない
ので今のうちに泥遊びw

 
 どろろ原作に「ばんもん」という壁がありますが
某南北の和平会談が行われた場所「板門店」から取られた
らしいですね。
 これがないからああだこうだ、という意見がありましたが
んなもん入れれば高級感があるとか思うなよ。
 もう40年前でしょうが?
(もちろん似たような悲劇は今後も起こる可能性は
あるでしょう、ならせめて現代的な言い方や物にすべし)

 
 そして醍醐景光と多宝丸、母・百合のドラマ。
 
 予告編を見るとチン・シウトン(程小東、小林サッカーの
アクション監督)演出の大合戦が見られる、と思いましたが、
結構こじんまりとしたラストでした。
 どろろは全体的にスケール感がやや小さい感じが
します。
 醍醐が地図の前で統一をするとか言ってるのだから、
醍醐が成り上がる途中、自分の無能な上役の大名を
殺害するシーンとかあっても良かったと思います。
 
 原作の醍醐景光は最初から狂っている感じが
しました。妖怪にとりつかれた、というより
元々暴君としての素質があったようにしか
思えません。
 映画の醍醐は自分の血筋は残したいとは思って
いるようで、多宝丸に人間的な情を見せているよう
な気もします。
 醍醐は息子を生き返らせたいと自らを妖怪の依代
としますが、ギャグに見えてしまうかもase2
 この一連のシーンはシリアスなんですが妖怪の
動きが変なのととりつかれた醍醐が変なので
笑ってしまう人もいるかもしれません。
 醍醐と百鬼丸の殺陣は流石、中井貴一さん、
妻夫木くん上手い、とチン・シウトンのアクション
演出最高、流石、英雄HEROも担当しただけはある、
、と思えます。
 我が子を捨てた苦悩から再び出会えた子百鬼丸を
今度こそ守ろうとする母・百合や、
兄弟の対決百鬼丸VS多宝丸(+側近の鎧武者数人)
等のドラマが続きます。
 
 あの城はどんどん改築されていくんでしょうねw
で百鬼丸があの城へ帰還するのでしょうか?
 まさか「王の帰還」?
 どろろは全三部作ですので似蛭は次かな?

 ふたりは分かれた、と見せかけて実は待っていた
、というのもお約束ですw
 海を見た事がない、という伊達政宗みたいな百鬼丸
とどろど、が海を見て水平線を見ながら幕をひくわけ
ですが、第二部はどろろ、の出生の秘密に絡めて話が
進むらしいですね。
 
 どろろで衣装を担当した正子公也さんのサイト
です。コーエーでよく三国志の絵を描いている先生です。
http://www.suiko108.com/


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