百合とオレンヂ城Ⅱ

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JIN -仁-

2011-04-30 20:39:00 | 歴史小説
JIN -仁-

 今話題のドラマ『JIN -仁-』を見ました。
 

■『JIN -仁-』と『陽だまりの樹』
 
 『JIN -仁-』の主人公の南方仁先生は医者なので
手塚治虫『陽だまりの樹』という作品と重なるところが
あります。
 
 (『陽だまりの樹』手塚治虫先生のご先祖の医者
手塚良仙が主人公なので)

 
 手塚治虫先生は『ブラックジャック』を描くくらい
医者にはいろいろ縁があります。

 南方仁、手塚良仙・両人とも医者なので似ている展開は
あります。



 『陽だまりの樹』『JIN -仁-』の両方に適塾の緒方洪庵、
伊東玄朴、一万円の福沢輸吉(手塚良仙の親友)が出てきます。

 
 そして『JIN -仁-』でも敵役として出てくる多紀一族も
『陽だまりの樹』に出ています。


 多紀一族は幕府お抱えの医者なので登場させると
『蘭学VS医学の権威』『新戦力VS旧勢力』みたいな
わかりやすい対決の構図になります。

 南方仁先生や手塚良仙が蘭学の新勢力、
多紀一族が幕府お抱えの医学の権威で旧勢力
なんでしょう。



 それと『JIN -仁-』も『陽だまりの樹』も幕末オールスター
登場な感じです。




 『陽だまりの樹』は伊部谷万二郎に関った人は不幸に
なった人が多く、手塚良仙と関った人は幸運な人が多い、
みたいな展開でしたが『JIN -仁-』も少しそれっぽいですかね?




■『JIN -仁-』で生きる者シぬ者

 『JIN -仁-』の登場人物で女スリのお駒さん、咲さん、
や相撲取り、歌舞伎役者、ヤクザなどの市井の人々は
わりと幸運な人生を送れそうな人が多いです
(中には不幸な人もいました)




 しかし武士や志士みたいに戦いに生きる人は、あまり
長生きできそうにない人が多いです(^-^;)


 志士は短命な人が多いのでは?と言う人がいるかも
しれませんが『JIN -仁-』に出てくる武士って勝海舟以外
で長生きできそうな人があんまりいませんよね?


 坂本竜馬、高杉晋作、近藤勇、西郷隆盛・・・。


 『JIN -仁-』に榎本武楊、大鳥圭介、松平容保みたいに
長生きした人が出てきませんよね~(^-^;)





 「JIN -仁-」って沖田総司に代表されるように
「戦いに生きたものはシんで南方仁先生や松本良順
みたいに医学で人を助けた人は生き残る」

みたいな話になりそうですが
仁先生の周りにハデにシぬ人ばかり集めて
(佐久間象山や真木和泉がいい例)
盛り上げていますよね~(^-^;)




沖田総司とか仁先生の前でチを吐いてシにそうですし。



 仁先生の説得を聞かない人も不幸になりそうですよね
(^-^;)



 まだ最後まで読んではいませんがスリのお駒さんは
仁先生の説得を聞いて足を洗いました。
 おそらく幸運な人生を送れるでしょう☆


 
 ですが、前に仁先生が手術で助けた人が仁先生の
説得を全然聞かないで戦いに行ってシぬ、なんて
展開がありそうですよね~(^-^;)



「仁先生、私は一度はシんだ身でしたがあなたに
助けられました。仁先生あなたに会えて良かったです」


と言ってシにそうな人がいるんですよね~(^-^;)




■南方仁先生と咲さんの恋の行方

 お駒さんをはじめとして仁先生はモテます(笑)
ただし仁先生はマジメ(または朴念仁)なので咲さん
ひとすじです。


 『JIN -仁-』はタイムスリップもののSFでお初ちゃん
など歴史を変えてはいけないなどのシビアな面があります。

 もし仁先生が現代に帰ってしまったら咲さんとは
結ばれないままなのでしょうか?



 ・・・でもねぇ。
 仁先生が現代に戻った時、ある女性と知り合い、
その女性の薬指には仁先生の指輪があり(お約束!)
仁先生が「その指輪は?」と聞いたら
「これは曾祖母の指輪です」
と答えて、でその曾祖母の名前が『咲』という名前
という超お約束のような展開になりそうですよね
(^-^;)

 で、仁先生が「咲殿、やっと…やっと会えました…」
と言いながら和服を着た仁先生と咲さんの影が
仁先生と女性の背後に浮かびながら2人が結婚して
終わりそうですよね(^-^;)


魔法少女まどか☆マギカ

2011-04-22 11:35:00 | 日記
 
魔法少女まどか☆マギカ


まどか×ほむら♪マミ×さやか×杏子♪

 
 とても悲しいのですが・・・悲しいのですが
予想はしていました・・・
 そんな冷静な自分の一面が怖かったりします。

 心や胸は悲しみで痛すぎるのですが反対に
予想通りに話が進んでいるとも思っています・・・


 実は『まどか☆マギカ』はクライマックスまでに
「まどか」と「ほむら」の2人だけになる、
と思っていました。
 


 それはCDの絵がほとんど「まどか×ほむら」の
カップリングだからです。


 ああ、マミさん・・・杏子・・・さやか・・・


 うぅっ、私はマミさんもですがさやかや、杏子も好き
なんですよ・・・


 画像を貼ってみてわかりましたが明るい表情が
ほとんどありませんでした・・・。
(特にさやか・・・)
 

 杏子は、無理して悪ぶっていて、友達がピンチに
なったら絶対に助ける子と思っていました。
 
 そもそも魔法少女になってのが家族を助けるためですし
自分のことだけ考える、なんて杏子にはできないでしょう。




 まどか、とほむらも好きなので貼ります♪




まどか×ほむら♪♪



タイトルが前向きな時はロクなことが起きませんね・・・

 
 
 キュウベェめ・・・あのセリフ心が全然こもっていない
ですよね・・・。
 人をモノのようにしか見ていないですし・・・。
 目の前の悲劇から目をそらしているだけですし・・・。



 予想としては、クライマックスに一話冒頭の
夢のようなシーンへとつながるのか?
と思っています。
 あるいは、あれが別の世界(?)でのお話?



 『魔法少女まどか☆マギカ』が『11eyes』みたいな終わり方
になっても不思議ではないんですよね・・・。
 それっぽいセリフがありますし(^-^;)




 実は一話冒頭の夢のシーンを見て、

【あの夢は別世界のお話なのかな?】

とか、

 まどかが朝ベットから起きるシーンで、

【最終回、まどかがベットから目覚めて
今までのことは、なかったことになる、
みたいな終わり方になるのかな?】

と思っていました(^-^;)



(新房昭之の『リリカルなのは』一期の映画版、
DVDのチャプターの最初と最後は、高町なのは、が
ベットから起きるシーンです。
 『リリカルなのは』一期は高町なのは、が目覚めて
始まり、高町なのは、が目覚めて終わるのです。
 なので『まどかマギカ』も、まどかがベットから目覚めて
始まりベットから目覚めて終わる?と思っています)




 今までも『戦え!!イクサー1』『セーラームーン』
みたいに前例はありますので(^-^;)



 そういうエンドでもかまいません。
登場人物が好きならOKですし現に
『殺×愛』(きるらぶ)も似たようなエンド
でしたが多くの人が感動しました、
もちろん私もです。


 
 実は上の文章は少し前に書きました。
(10話よりも前) 
 謎があかされる前にいろいろ想像したのですが
ちょっとタイミングを逃しましたね…(^-^;)

 そのまま、のせてしまいましたが…
10話♪♪(〃∇〃)




 ほむら・・・なんていい子で、しかも
重いものを背負っているんでしょう。
 
 しかも、ほむらがまどかをどんなに大切に思っても、
ほむらの気持ちをまどかと共有できないのですから
かなり苦しくもどかしいでしょう。

 まどか、もほむらを大事に思っている
んですね♪
 
 今と少しちがうところや意外な事実とか、
それも、これもまどか、とほむらが出会えたから
こそなんですね♪♪

 
 まどか、とほむら♪♪
 





 ところで「ワルプルギスの夜」というと
これを思い出してしまいますね(笑)


『わるない』
 
 
 ギャラクシーエンジェルのかなん先生
(今は大月悠祐子)が描いた百合マンガ♪
 『わるない』♪

 『ワルプルギス・ナイト・フィーバー』
略して『わるない』☆




『まどか☆マギカ』と『ファウスト』

 『まどか☆マギカ』と『ファウスト』の関連性に
ついて、いろいろ書いている人がいます。


 私も何か書こうと思いましたが、止めました。


 無理に断定をして、つまらない文章になったり
話が横にズレにズレても面白くないですし。
 

 それに、これが一番大事ですが私は『まどか☆マギカ』は
まどか、やほむら、さやか、マミ、杏子たち可愛い
女の子たちの仲のいいところや絆や百合
で見ています。


 そこに「ファウストが~」なんて書いても
つまらないですし。


 【水木しげる先生はゲーテの『ファウスト』を参考に
して『悪魔くん』を描いたそうです】


 と書くと様になりますが、『まどか☆マギカ』と
『ファウスト』は関連づけて書きたくありません。


 ぶっちゃけ萌えに関係ないですし(^-^;)




 次は『野ばらの森の乙女たち』が良すぎて
感想を書く熱が上がっています♪

 さくらちゃん、や初美は可愛くて好きですが♪♪
実は泉さま、や繭子さま、も大好きなんです♪♪

 新章も始まったようでますます楽しみです♪



■PS

 震災から一週間ですが、なんとか落ち着いて
います。
 余震も続いていますし停電もありますが(^-^;)

 余震も花粉も、もうけっこうです。
はやく暖かくなって~。

 スーパーにある特定のモノだけがないんですよね。
パン、カップめん、弁当、お米、牛乳とか。
 他のは普通にあるのに(^-^;)



■PS

 この感想をUPしたのは2011、3月20日で
展開をいろいろ想像したのは、それよりも
さらに前です。

 最終回をむかえ私の想像と合っていたところ、
合わなかったところの再確認のため記事
を再度UPしました。

イノセンス

2011-04-20 14:58:00 | ジブリ 押井守 ハーモニー(伊藤計劃) サマーウォーズ フルメタルパニック

イノセンス

 お待たせしましたイノセンスのレヴューです。
最初に難しいことをかくと引いてしまいそうなので
まずはライトなお話から(#^.^#)ノ

 


 少佐(素子)が不在なのでトグサとバトーが
コンビを組んでいます。
 これが『リーサルウェポン』『あぶない刑事』
みたいなコンビものみたいになっています(笑)


 そして少しづつですがトグサやバトーの周囲にも
変化がおきています。
 例えばトグサの娘が大きくなっていたり
トグサが出世したりとか(笑)



 ヤクザの事務所にカチコミに行くのは…
おそらくプロデューサーの鈴木敏夫のシュミで
ああなったのではないかと思います。


 鈴木敏夫プロデューサーはヤクザ映画が好きそう
なので。


 「発砲はするなよ!」「話に行くだけだ」
と言いながらバトルになるのはお約束ですね(^-^;)


 カニサイボーグが出てきた時『銃夢』を
思い出してしまいました。


 『マトリックス』もですがサイバーパンクなSF
にはなぜかカンフーやアクションが合います☆


 バトーはただガムシャラに戦うのではなく姿を
消したりして戦います。

 
 後半、人形によって戦闘員があっさりやられる
のにバトーは人形と互角に戦い続けたのはバトーの
戦闘力の高さを証明しています・・・が
それでもバトーはコンビニ(?)でのっとられて
しまいますが(^-^;)



 バトーは強い・・・けれどやっぱり少佐(素子)が
いないと・・・なんでしょうね(^-^;)



 コンビニで少佐(素子)からさりげなく忠告を
もらっていますし(=^・^=)




 少佐(素子)は迷宮の時も少女の姿でゴーレムの助言を
していました
 義体が少女の姿で可愛いです




 さりげなくバトーを助けている少佐(素子)です



 義体が少女の姿なのは少佐(素子)のシュミなのか?
それともバトーがわかりやすいために?
でしょうか。





 バトーは少佐(素子)がいなくて寂しいのか
犬を飼っています。
 このバセットハウンド犬、『アヴァロン』や
『スカイクロラ』にも出てきますよね(笑)
(=^・^=)

 
 そもそも、あのコンビニに入ったのもドッグフードを
買うためでしたし。
 
 
 バトー、同僚のイシカワにも心配されてますよね?
コンビニでイシカワに助けられてるし(^-^;)


 どんなに身体を義体化して強くなったって
ご飯は食べますし心は人間のまんまなんですから
弱さとかは、そのまんまなんでしょう。




 次は『人形』とか作中での『鏡』の引用について
もう少し掘り下げて書きたいと思います(=^・^=)



 スピルバーグとトム・クルーズの『マイノリティ・リポート』
では『目』や『視線』がけっこう重要でしたが、
『イノセンス』でも『目』や『視線』がけっこう重要
ですよね。
 
 「見えないものが見えてくる」

 『イノセンス』で義体の目を通して見える世界が
あるわけですが、それだけが正しい訳ではない(?)
のかもしれません。


 だからコンビニでバトーはのっとられてしまうし
キム(竹中直人)の館でも何度もループしてしまう
のかもしれません







■人形


 下の太字の『』に押井守、または鈴木敏夫が
『イノセンス』で描きたかった事(?)を書こう
と思います。



 『どうして人形は怖いのか?
それは人と似ていながら全くちがう存在だからです。
 人形は人間と似ていますが無機質な存在であり魂は
なく生きてはいません。


 しかし『イノセンス』の作中に出てくる人形たちは
動いています。
 本当に、そこに魂はなく生きてはいないのでしょうか?
感情はないのでしょうか?
 
 そして人はシねば、ただの肉の塊です。

 人形と人のちがいは、どこにあるのでしょうか?
 魂はどこにあるのでしょうか?

 あの動いている人形たちに魂はあるのかないのか?』




 『イノセンス』では人間と人形は、どこがちがうのか?
というテーマもありますが、

 『人間と○○は、どう違うのか?』

ぶっちゃけSFではよくあるテーマです。



 例えば『ターミネーター4』、主人公のマーカスは
脳や心臓は残っていて心は人間ですがボディはほとんど
マシーンです。


『マーカスは人間かマシーンか?』
『マシーンと人間はどうちがうのか?』

 
 なテーマが『ターミネーター4』にはあります。



 『攻殻』のキャラも身体を義体化していて、
どこまでが人間で、どこまでが義体かわかりません。
 『攻殻』はSFなので、
『どこまでが人間で、どこまでが義体なのか?』
なテーマもあると思います。



 以上から『イノセンス』はSFのお約束なテーマを
再びあげたのだと思います。
 『エヴァンゲリオン』も『イノセンス』も宮崎駿も
SFのお約束をあげて、しかもわかりにくい
のが似ていますかね?
 
 そして、こういうテーマはなかなか答えが出ません(笑)
 
 難解な演出で観客をケムにまいて話題にしたい、
のかもしれません(?)

 難しいだけだとお客さんが付いてこなくなるから
ヤクザのカチコミとかアクションや萌えを入れる、
のかもしれませんね。




 私はアニメはアクションや萌え、
キレイな映像で見るタイプですよ☆

 文体からわかるかもしれませんが、
あの難解さは気どったようで、少し苦手です(^-^;)
 やりたいことはわかるんですがスタッフは難解な事を
描いてただ自己満足にひたっているようにも
見えるので(^-^;)





■ダーウィンが来た

 そして、もう1つ。『イノセンス』作中でも
キムの館等でふれていましたが、人間と動物の進化に
ついて話しています。


 押井守はダーウィンの進化論などを引用して
よく動物の進化について書いています。


 『BLOOD+』の翼手も進化した霊長類と
書いていますし。


 押井守は作中でよく動物を出します。
犬、鳥、魚、などなど。
 イノセンスでも動物が出てきますが
押井守は動物が好きなのでしょう。


 動物が好きな人なのでダーウィンの進化論
を引用して「人間が進化したらどうなるんだろう?」
とか考えるのかもしれません?


 『イノセンス』の人形も人間や動物の進化の
1つの例と見ているのかもしれませんね?