野ばらの森の乙女たち

野ばらの森の乙女たち





　『野ばらの森の乙女たち』(白沢まりも)
は、なかよしの百合作品です♪


　『ブルーフレンド』（えばんふみ）も好きですが
『野ばらの森の乙女たち』も好きです♪






■野ばらの森の乙女の一員




　


　初美とさくら、は幼なじみ☆
小さい頃からいつもいっしょでした♪




　


　初美とさくら、仲良しの２人が同じ女子高に
通うことになりました♪


　そこには王子様の様に素敵な泉さま☆
旧華族の家柄でお姫様のような繭子さま☆
という素敵な上級生がおりました♪




　


　初美は泉さまのなにげない仕草やスキンシップ
にドキドキしちゃいます♪

　
　この泉さまのスキンシップは天然なのか
計算しているのか…おそらく両方だと思います☆




　

　
　そして、ある日キレイな花園で泉さまと繭子さま
がキスしているのを目撃してしまいます♪


　おそらく初美とさくらにとって百合な関係の人
を見るのは初めてで、ものすごくドキドキしたの
でしょう☆


　初美「あの２人…どういう関係なの？」


　部屋に帰ってもお互いにドキドキしてしまう
初美とさくら♪


　頭の中は泉さまと繭子さまのキスでいっぱい☆







　さくらは初美にキスしようと迫り初美はドキドキ
しながら構え…


さくら「なに本気にしてんのよっ！」


とさくらは言いながらも１人になったとたん、


さくら「ほんとうにキスしたら…初美どんな顔するかな？」







　初美とのキスを意識してしまい赤くなって
しまいます☆(〃∇〃)


　初美ちゃん、とうとう夢で泉さまとキスしそうに
なっちゃいます☆


　キス寸前でさくらちゃんに起こされますが
夢のせいで顔が真っ赤♪（笑）


　さくら「顔赤いよ？熱あるんじゃ…」と
とさくらちゃんは初美ちゃんのおでこを
「こつん☆」

　
　仲の良い２人です（＾-＾）







　と今までなら、それで済んだでしょう、ですが
昨日の事もあって初美ちゃんは、また赤くなって
さくらちゃんにドキドキしちゃいます☆


　初美ちゃんは「女の人に恋愛感情とかないから」
と意識しちゃいます♪


　さくらちゃんも「今の本当？」
と意識しちゃいます♪






　
　そして♪

もう戻れません♪







　思えば『野ばらの森の乙女たち』とは
初美とさくらの２人が泉さまと繭子さまの
お２人によって百合に目覚めてしまうお話
だったんだなぁ～と思います☆







　泉さまと繭子さまは最初から『野ばらの森の乙女』
の一員で、初美とさくらは泉さまと繭子さまのお陰で
『野ばらの森の乙女たち』の仲間入りができた
のでしょう♪







　泉さまは普通の方なんですよ、ただ顔がキレイ
だからやる事なす事全てが様になる♪

　
　というか、たらしこんでいるように見えて
しまうのでしょう、罪な方…☆
　

　泉さまは、おそらくアレで自然体☆（笑）


　泉さま、根はいい方なのですが…八方美人ぽい…
それで相手…初美はドキドキしてしまうから
まぎらわしい♪（笑）


　泉様は初美や繭子様をふりまわしてぷんぷん
ドキドキしてるのを見るのが楽しいのかも
しれません。
　
　また、それに自覚がないかもしれません。







　泉さま、も好きですが実は繭子さまもかなり好きです♪


　計算をしているのか？それとも素なのか、わからない
ところがありますよね♪
　
　
　繭子さまはお強い性格なので好きですが、相手が
泉さまの場合は行動が読めないところが好きです♪　







　やっぱり繭子さまのお相手は泉さまでしょう♪







　ラストに関西弁の少女が登場し第二部が始まった…
のですが雑誌の休刊に伴ない連載は中断されたまま
ですorz







　２０１４年のバレンタインに白沢まりも先生が
久々にお描きになった初美とさくらです♪

紫色のクオリア

紫色のクオリア

　『悪魔のミカタ』のうえお久光先生の
描く百合小説『紫色のクオリア』
　

　挿絵は『ジンキ　エクステンド』の綱島志朗先生です☆






ゆかり、マナブ、七美の楽しい日々♪

　最初は、ゆかり、マナブ、七美の３人を紹介します☆
前半はこの３人（＋アリス）の楽しい日々が描かれます♪　


　


　ゆかりはぎゅっ☆てしたくなる可愛い女の子です♪


しかし彼女にはある秘密があって…
　






　マナブはゆかりのお友達で、すごく優しい子です♪





　七美もゆかりにつれない態度をとってるんですが、
根は良い子です♪



　しかし、ある事件がきっかけで
マナブとゆかりは疎遠になってしまいます…






　
　しかし気持ちがすれ違ってしまった後も
マナブはなんとかゆかりと付き合おうとして
ぎゅっ☆とゆかりを抱きしめます♪







　照れ屋なマナブのゆかりへの不器用な
コミュニケーションの１つが、ゆかりへの
ぎゅっ☆なのです♪


　七美はゆかりにつれない態度をとっていますが、
これはああいう目に会ってしまった七実なりの
ゆかりへのコミュ二ケーションなのでしょう☆


　七美は難しい科学やSF用語をあげていますが、
それはなんとかして再びゆかりと付き合いたい気持ちの
表れなのでしょう☆

　

　マナブと七美も仲良くなり（？）ゆかりと何とか
付き合っていこうとお互いにいろいろと探っていましたが…







　途中から謎の組織からの刺客？アリスちゃんが登場します☆
　

　
　アリスちゃん、ゆかりを保護したいんでしょうね♪
　
　
　アリスちゃんはゆかりと自分自身を少し重ねている
ところがありますし♪


　アリスちゃん自身もヒドイ目に会ったことがあるので
ゆかりの気持ちはよくわかっていると思います。









　
　途中、マナブが「アリス可愛い♪」という気持ちに
気づいてしまうというコミカルなシーンがあります♪




　


　また、ゆかりや七美への純粋な気持ちに
気づいたりしてドギマギしあたふたする
マナブの姿がすごく可愛いです☆（笑）








■ストーリーのセオリーやお約束

　『紫色のクオリア』で『火の鳥』のロビタ編を
思い出す人がきっといるでしょうねぇ～（＾-＾;）

　
　ですが、こういうのは永遠のモチーフなので
同じようなテーマの作品が出るのはありますからね～
（＾-＾）


　『紫色のクオリア』は『空の境界』『寄生獣』
『まどか☆マギカ』藤子F不二雄先生が好きな人は
ハマるかもしれません。


　正直『紫色のクオリア』はＳＦのお約束っぽい
のですが、よくぞこれだけ新しい切り口が！
ぐいぐい読ませる文章が書けるとは！
と思います☆
　
　
　要はすごく面白いのです！
そして百合としてもすごく良いのです☆

　
　『紫色のクオリア』はゆかりとマナブ♪
七実やアリスたちが仲良くて百合で素敵です♪　
　

　どこか可愛いくて不思議でSFな感覚のラノベです☆

　
　でも、ちょっとだけ（？）怖いかもよ（＾-＾;）






■欲しいのはごく普通の幸せ♪

　『紫色のクオリア』の後半はマナブのゆかりを
救いたい気持ち、強い強い気持ちと孤独な戦いが
描かれます…


　すごい孤独な長い戦いを、誰にも理解できない戦いを
続けていたマナブですが・・・
　ゆかりの、ほんの一言が救いとなりました。


　あっけないかもしれませんが、そういう事は
あると思います。

　
　マナブだけでなくゆかりの視点や意見も大事
なんですよね☆







　マナブはすごい力を手に入れましたが、
欲しかったのはごく普通の幸せなんですよね☆
（＾-＾）

かぐや姫の物語（高畑勲監督作品）

かぐや姫の物語

　『かぐや姫の物語』見てまいりました。
ややネタばれしまうのでご注意を。







　高畑勲の描くかぐや姫が素晴しかったです。





　野性的で自由で、それでいて才能もあって
他人の不幸を悲しむこともできる女性に
描かれています。


　そしておじいさんとおばあさんを
とても大事にしています。





　あと、かぐや姫は動物といるシーンがかわいいです♪









　かぐや姫が犯した罪は人によって考え方が
様々でしょうが、私はかぐや姫が自由を求めて、
そして嬉しさや楽しさ、悲しみなどを感じることに
憧れたことが（月世界にとっての）罪なのだと
思いました。


　月には争いも穢れ（ケガレ）もないそうですが
喜びも悲しみも楽しさを感じることもなさそうで、
だからああいう風に全てを悟って無のように
生きているんでしょう。


　この月と地上の住人の描き方の違いが見事。


　ここら辺『ロード・オブ・ザ・リング』の
人間とエルフの描かれ方に似ていますかね。









　おじいさんと、おばあさんが良いキャラしています。





　おじいさんとおばあさんのやり取りは
ほほえましいんですが、おじいさんの無邪気な喜び方や
公家みたいに振舞おうとしてるところは絶対に笑えると
思います（笑）




　
　おじいさんとおばあさんは２人共かぐや姫の幸せを
願っているんですが、おじいさんが思っていた幸せが、
かぐや姫にとっては幸せではなかったんですよ。



　そして、かぐや姫やおじいさんおばあさんが
良いキャラであればある程別れが悲しくなります。


　最近泣いたことがない私も別れのシーンでは
うるっと泣いてしまいました。









　いろいろと抽象的なシーンが多く一度見ただけでは
わかりにくいのですが、この駕籠の鳥のシーンも
その１つ。

　駕籠に閉じ込められた鳥は自由がないかぐや姫
を表しているんですよね。


　だからかぐや姫は鳥を自由にしてあげるんですよね









　かぐや姫の求婚者５人は実に愛すべきマヌケぶりです。

とにかく情けない（笑）


　演じてる人をモデルにしてますがすぐにわかります
（特に伊集院光ｗ）


　そして帝があやしい。高畑勲は中村七之助が
ああいう風に見えるんですか？








（井村瑛先生の絵が素晴しいので転載）


　意外に目立つのがかぐや姫お付きの侍女。

　
　子犬みたいで可愛いんですがラスト意外な活躍（？）を
いたします。




（きっかさんの絵が素晴しいので転載）

　この侍女とかぐや姫が一緒にいると大変なごみます。


　なんかちょこまかとしてるところや「にひっ」て笑顔が
イタズラっ子っぽくて可愛いらしいです♪


　かぐや姫は、この子と遊ぶことができて良かった
と思います。


　どこか楽しそうですし、相模という教育係だけでは
かぐや姫も息がつまってしまうでしょう。

デストロ２４６ ２巻 前編

デストロ２４６　２巻






前編

　
　『ヨルムンガンド』の高橋慶太郎先生の新作
『デストロ246』も2巻が発売されました。






的場伊万里と美濃芳野

　
　イチオシは伊万里ちゃんと芳野姉さんです☆

　
　伊万里ちゃんが芳野姉さんになついてるのが
カワイイです♪


　なんか当たり前のように着替えて一緒に寝ている
伊万里と芳野姉さんでした。







　
　いっしょに寝てる伊万里ちゃんと芳野姉さん☆
そして伊万里に抱きついてる姉さん可愛い♪


　タイトルが『呪いの考察①』ということは、
『空の境界』の殺人考察みたいに続きがある
ということですよね。


　はやく伊万里ちゃんが芳野姉さんに救われて欲しい
です。






芳野「地雷をふんでもうたか・・・」

　
　ラブラブな２人ですが伊万里の治療法を
探す芳野姉さん。






「お前、オウルの件いろいろと探ってやがるんだなァ!?」


　そんな芳野姉さんの前に謎の美女スクリームが
現れます。


　スクリームはＣＩＡと関係がある様ですが？



　そして伊万里＝【オウル】について少しだけ
謎が判明しました。


　ここでちょっと説明します。
　
　
　【オウル＝owl】は梟（ふくろう）という意味です。


　【伊万里＝オウル＝梟】だから２話のタイトルが
『梟』なのでしょう。
　





「アンタも食えば？」


　芳野姉さんとスクリームの絡みですが
結構好きです♪


　大人の女性の喫煙や食事のシーンは良いですね☆






「治療お願いします、先生」

　翠ちゃんと藍ちゃんが治療のために芳野先生の
ところにやってきました。
　
　
　翠ちゃんをお姫さま抱っこしてる
藍ちゃんが可愛い♪


　芳野姉さんの治療が終わった時の翠ちゃんの笑顔が
素敵ですね☆


　そして芳野姉さんのさりげない優しさやフォローも
良いですね♪






「シーッ！し・ず・か・に！」


　襲っている、のではなく紅雪から芳野姉さんを
守っている藍と翠。


　翠ちゃんが紅雪の変装を見破った、ということは
伊万里ちゃんの体格まで全て把握してる
ということなんですね♪


　なんかちょっと可愛いぞ☆


ちょっともがいてる芳野姉さんも可愛かったり♪






紅雪襲来


　スクリームさんからの刺客・紅雪です。


　翠ちゃん曰く、
「殺し屋業界的にはちょっとしたアイドル」
だそうです☆（笑）






「フジャッケンナ！あのビッチ！」


　紅雪の口グセは「フジャッケンナ！」


　ちなみに紅雪の言うビッチとはスクリームさんのこと
です（＾-＾;）


　名前は『スパルタンＸ』でジャッキー・チェンと
戦ったベニー・ユキデからとったのでしょうか？







　翠と藍の２人を圧倒する戦闘力！

　
　翠ちゃんに「ラスボス級？」とまで
言われてるし。






「始末しない。どいてやる！」


　ですが、紅雪「ちょっとは楽しめた」
と見逃してくれます。


　お約束ですね☆（笑）


　そんな紅雪がカワイイです♪


　スクリームさんと紅雪の２人はいい雰囲気です♪
保護者と手のかかる子供みたいな感じで☆（笑）






「ウンマァ！超おいしい！」

　
　実は甘党な紅雪がカワイイ☆


　「ほら、これも食えよ」と自分のケーキを
あげるスクリームさんも良いですね♪


　そんな紅雪を見てなごんでいる伊万里や翠、藍
苺姫と蓮華、南天たちもカワイイです☆






「なんちゅー破壊力や、あの連中・・・」


　翠と藍、紅雪のバトルがすごくて少し呆然としてる
芳野姉さん。


　
　側で伊万里ちゃんが芳野姉さんを心配してるのが
カワイイです☆



伊万里「私が守るわ。ここに一緒に住まわせて」
芳野「もちろん、ええよ」


　
　そして伊万里ちゃんは芳野姉さんが心配だから
一緒に住むことにしました♪







　つづく


　後編は苺姫、南天、蓮華が登場します。


　新キャラも続々登場いたします。


　もちろん百合的にも素敵ですよ♪