百合とオレンヂ城Ⅱ

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とある科学の超電磁砲

2015-10-19 23:26:00 | 日記

とある科学の超電磁砲







『とある科学の超電磁砲』は、
『とある魔術の禁書目録』の主要キャラの
1人・御坂美琴を主人公とした
スピンオフです。



『緋弾のアリア』にとっての、
『緋弾のアリアAA』



『Fate』にとっての『プリズマ☆イリヤ』



『ソードワールド』にとっての、
『マギサ・ガーデン』のような感じ
です。






御坂美琴 白井黒子

常盤台のレベル5でみんなの頼れる
いい先輩の御坂美琴☆


バイオリンが得意という意外な一面
やっぱりお嬢様ですね♪



その美琴が大好きな白井黒子☆
(ツインテールの方です)


根は意外としっかりしてる子で美琴にも
言うときは言います♪


2人は、まるで姉と姉妹のような
いいコンビです♪


美琴は仲間思いであるが故に
仲間を巻き込みたくない、と思っています。


でも黒子や初春は美琴に自分たちを
頼ってほしいと思っているでしょう♪






初春飾利 佐天涙子

頭の羽根飾りがオシャレなジャッジメントの
初春飾利☆


ふわっとしてる感じです♪



一般人の代表で初春とのスキンシップがかわいい
佐天さん☆


明るくて活発そうな感じです♪


そんな2人ですが、やるときはやります♪


初春と佐天さんは仲がよく、スキンシップ


佐天さんは自分の能力をちょっと気にしてました
がそんなに気にしなくても大丈夫と思います


美琴は気にしていないと思いますし、
レベル5でも普通に佐天さんたちとつき合って
いますし♪







美琴、黒子、初春、佐天。


基本的に、この4人が学園都市を舞台に
活躍します♪







この私服カワイイ♪


御琴、黒子、初春、佐天さん、が
楽しくしてるのがとても良いのです♪







そして『とある科学の超電磁砲』はアクションが
カッコいです♪


皆、特殊能力を駆使してバトルをします


私は『とある科学の超電磁砲』を
『狙われた学園』や『妖精作戦』のような
学園ジュブナイルとして読んでいます。


以下、他の登場人物も紹介。






婚后さん

お嬢様で一見すると高飛車な話し方をしますが
いい人です♪


婚后さんは、お嬢様なのでよくわからなかった
のですが、最近はつき合い方を覚えつつ
あります♪


居丈高に振る舞っていますが、根は素直な人
なので(笑)湾内さん、泡浮さんたちも
慕っています♪


だから婚后さんが傷ついた時に、温厚な
湾内さんと泡浮さんが、(婚后さんを傷つけた)
敵に対して怒ったのです






ジャッジメント(生徒会)

メガネの方が固法さんで
初春のいい先輩です♪


胸が大きく、私服のラフさに
イケメンさを感じます☆


手前の藤乃静留に似てる人と固法せんぱいの
付き合いの長そうな感じが好きです♪


固法せんぱいが爆弾の破片で肌の心配を
していましたが、この人が心配してるシーン
を見るに、2人は深い関係なのでしょう♪






春上衿衣

初春と仲良しで、語尾がカワイイ♪
ゲームをしてる時に目が輝いてるのも
カワイイ♪


実はストーリー上のキーマン。


現在は4人とも仲良し☆






黄泉川さん 鉄装さん


アンチスキル(警備員)


背の高い方が黄泉川さん、口癖が「~じゃん」
体育教師ですごいイケメン☆


メガネが鉄装さん、マジメな性格で
実はかなりのゲーマー☆


そして2人とも生徒思い♪


黄泉川さん、鉄装さんと小萌先生の3人で
銭湯に行って牛乳を飲んだり、屋台で
やたら豪華な一品(笑)を仲良く食べてる
シーンが好きです♪




木山春生

木山せんせいには、とあるクセがある☆


慣れないながらも生徒たちとの交流を経て
仲良くなりつつあった頃に、ある悲劇が・・・。


かわいい生徒たちを救うために落ちて
しまった人、それが木山春生。


ある意味、学園都市の被害者。


そして『とある科学の超電磁砲』の1期は
木山春生と、その教え子たちを救う話でも
ありました。


それにしても初春はこういう時優しいなぁ、
そして、こういう時の美琴はカッコいい♪





実はこの記事は、まだ未完成です。
すいません(^-^;)完成は明日以降です。






ミサカ(シスターズ)


ミサカは美琴の妹的存在です☆
(実は美琴のクローン)


実は、ある目的の為だけに作られていた
彼女たちでしたが・・・。


ネコがきっかけでミサカと美琴は
知り合い、仲良くなります♪


美琴はミサカが作られた目的を知り
彼女たちを守る!と決心します。


ミサカは美琴と触れ合ったり
美琴に守られている内に徐々に
感情が芽生えてきます☆


ミサカに徐々に感情が芽生えてきますが
布束さんといるシーンがなんか好きです♪


今までは、ただ淡々と自分の運命を
遂行していただけのミサカ。


ところが、あの瞬間から少しづつですが
ミサカに変化が起きました!


うまく言えませんが、ミサカは美琴と
出会えて変われたんだなぁ、とか
思っています♪


そこからのミサカたち(シスターズ)が
協力して美琴を助ける、ところに感動
いたしました♪





次は布束さんです。



ハーモニー(伊藤計劃)

2015-10-05 23:08:00 | ジブリ 押井守 ハーモニー(伊藤計劃) サマーウォーズ フルメタルパニック

■ハーモニー(伊藤計劃)

 このハーモニーという作品のテーマは百合で
ありユァハ、トァン、キアンの3人の少女の
物語です★


 小説のほとんどをユァハ、トァン、キアンの
3人のシーンが占めているからです。


 『ハーモニー』は『百合姫』でマンガ化も
決まりました★


(注 この記事を書いた2013年、時点の情報。
2015年にニュータイプで連載が始まりました)




 ハーモニーは難解な小説で見た人によって幾通り
もの解釈が可能な作品です。
 

 作者の伊藤計劃氏は押井守が好きな
ようで「見たい映画は?」の質問に
「押井守のガルム戦記」と答えています。


 なので難解さは押井守に似ている気がします。


ではいきます。



(注 その後、『ガルム戦記』の映像化が決定)



そして伊藤計劃の3作品が映画化決定。


2015年、10月より順次公開。






ところで以前、『あさりちゃん』の
室山まゆみ先生がファンの会報に
『ハーモニー』の絵を載せました、
という話を『百合な日々』の雨傘さまに
していた方がいたのですが・・・
どんな絵だったのでしょうね?






■ハーモニー(調和)

 ハーモニーの世界はマトリックスやリベリオンの
ような閉じた管理社会です。


 例えるなら、
コードギアス、ガンダムSEED、ガンダムOO、
などの悪役が言う、


「わたしが世界を1つにすれば、みんな幸せになる」


な理想がイヤ~な形で実現された感じでしょうか?



 病気がほとんど放逐されているんですが…
個性やプライベートは存在しません。

 
 なぜなら共同体意識?とかいうので個人情報は
晒され皆で共有しているからです。


 プライベートはエッチな意味でマイナスな
イメージの言葉になってますし。

 
このような世界では個性が生まれることは
ありません。


 社会全体が、どこか閉じた感じです。
ハーモニーは『調和』という意味ですが
どこか皮肉めいた響きがあります。



 以上はおおまかな世界観の説明です。


 この閉じた世界で3人の少女たちが
出会うことに意味があるのです。







■御冷ミァハ

 御冷ミァハ、霧慧トァン、零下堂キアンの3人は
運命の出会いをします。


 ミァハはトァンとキアンに様々なことを教え
導きます。

 マトリックスのモーフィアスのように。


「自分のからだは自分のもの」


 少女たちは漠然と、そしてあまりにもささやかな
抵抗をします。


 それは『自分』を保つ事。

 
 ですが個性もプライベートも存在しない
均一の社会で『自分』というものを保つ手段は
無いに等しいです。

 
 それだけでなく『個性』を持つこと自体
この世界ではタブーでしょう。


 この社会を嫌った少女たちはジサツという最悪の
逃避を選択してしまいました…。

 社会に追い詰められた結果でしょう…。
(少女という幼い年齢故でも…)


 しかし霧慧トァン、零下堂キアンはシなず…
13年後トァンとキアンは再会し…







そして1人シんだはずの御冷ミァハの影を追う様に
トァンは旅へ出ます。





百合な見所がぜんぜんない
ぢゃないか?
 ご安心を、あります★








 御冷ミァハは霧慧トァン、零下堂キアンの2人に
様々な事を教え導きました?


 なぜ?

 
 それはミァハはトァンとキアンの2人が大好き
だったからです♪


 ではなく…もっと神秘的なような…。


 ミァハは『MONSTER』のヨハンのような感じ
でしょうか?







 出会った時にミァハからトァンへ、

「きみは私と同じ素材でできているんだよ」

と言います、これはもう告白ですよね♪♪



 ミァハはトァンの手の甲にキス♪
をするのがとても良いのですが♪
文体もドキドキするくらい良いんです♪♪







 どうもミァハはトァンとキアンを自分と同じ
存在と見ていたように思えます。
(同じ素材と言ってますし)
 他にも「ミァハの後継者云々~」の会話もありますし。

 
 御冷ミァハ=霧慧トァン 御冷ミァハ=零下堂キアン


 ですが話が進むに連れて「ミァハ=トァン」で
同じだけど、
「ミァハ≠トァン」で同じじゃない!
なストーリーになってきます。




 これ『魔法の天使クリィミーマミ』
の展開と同じですよね(笑)


 

 クリィミーマミも「森沢優=マミ」だけど
「森沢優≠マミ」な話になってくるんですよね。


 「優はマミだけどマミは優じゃない、みたいな」



 クリィミーマミは伊藤和典や高田明美など
後のパトレイバーのスタッフがいますし、
なにより星井守とかいう押井守そっくりの
キャラがいます(笑)



 押井守につながりました★
 『魔法の天使クリィミーマミ』も押井守みたいな
けっこう不思議な話がありましたよね★


トァン「なんといっても、女の子は
魔法が使えるんです」



 そっか★そういうことなんですね★






 
今はマミというと、この方を思い出しますよね♪♪


ちなみにクリィミーマミや
パトレイバーでシナリオを書いた
伊藤和典さんがツィッターで、



伊藤和典 @Ito_Kazunori 2011-07-03 03:08:41
『魔法少女まどか☆マギカ』をニコ動で視聴中。なんじゃ、こりゃ!もうね、おっさん10話で号泣ですよ。きゅんきゅんくるわ。もったいないから、今日はここまで。

伊藤和典 @Ito_Kazunori 2011-07-04 00:57:00
「マミったらクリィミーだろうがよ」と思った時期もありました。もう巴さんでいいです。最終 12話、静かに涙を流したよ。『まどか☆マギカ』もう一周観るな、たぶん。



と呟いたのですがこの後、
伊藤さん「上司から注意された」と
ツィッターで呟いてました(笑)


上司「そういう事はあまり呟かないように」
とか・・・(^-^;)


私は『まどか☆マギカ』は好きですよ♪






■霧慧トァン 零下堂キアン

 
 ユァハ、トァン、キアンの3人が心中未遂を
起こしてから13年後


 ユァハとトァンのドラマを語る前に
トァンとキアンのドラマを語ります
 


ハーモニーの前半はトァンとキアンを中心に
描かれてますので




 


トァンは監察官として世界中の紛争地域を飛び回って
います


 そしてミァハの影響からトァンは酒を飲み、タバコを
吸い肌も日焼けしています







 久しぶりに帰国したトァンはキアンと再会
します


 トァンとキアンの食事と会話のシーンで
さりげなく2人の絆や仲を描いています。
 ここにはいないミァハの存在も浮かんできます


 思うのはトァンとキアンの2人の行動や考えには
今もミァハの存在が大きいということ。
 
『私達のカリスマ』『御冷ミァハ万々歳』
と呼んでるくらいですし。


 ここにミァハがいないことに寂しさを感じている
一方で2人のちがいもよく出ています


 トァンは酒やタバコを吸い肌も日焼けしてますが
キアンは今では普通(?)の女性になり…


 そして昔ミァハ、トァン、キアンの3人でいた頃の
回想シーンもあります


 今ではトァンとキアンは違う道を歩んでいる
訳なのですが…







ここで、
「なぜトァンが肌を日焼けしてタバコを
吸っているのか?」ですが。


おそらく映画『デモリションマン』の
ようなことがしたかったのでしょう。
(ちなみに、この映画シュワが大統領候補に
なっているというジョークがありますw)



『デモリションマン』は、優秀だけど
壊し屋のあだ名を持つ刑事スタローンが
冷凍保存されて、あまりにも清潔で
クリーンな未来社会で解凍されて復活する
映画です。


そのクリーンな社会に当然、
刑事スタローンはなじめません(笑)


そのあまりにもクリーンな社会にも
なじめない連中がいてレジスタンスを
してるのですが、刑事スタローンは
レジスタンスに共感します。


そして肉を食べたりしてる内に、
(クリーンな社会には肉もソースもない)
刑事スタローンは、
「清潔すぎるより少し汚れてる方がいい」
とか言って、うまく締めくくります(笑)



つまり『ハーモニー』のトァンは
『デモリションマン』のようなことを
してるのかもしれません。


クリーンで清潔で、
でもどこか閉鎖した社会で
トァンがタバコを吸ったり肌を日焼けしたり
するのは彼女なりの、ささやかな抵抗かも
しれません。







ですが、トァンは「生きている」という実感
を得ている気もします。


『ストレンヂア』の、このセリフを
思い出します。


「痛みがある方が、生きている気がする」



『ハーモニー』のキャッチコピーは、

「私の心が、幸福を拒絶した」

ですが、この幸福というのは管理社会の
幸福であり、トァンの心は彼女自身の手で
選択したものであるが故に、その幸福を
トァンは拒絶したのでしょう。



また、今でもトァンの心の中には
ミァハがいて、彼女が教えてくれたことを
トァンは大切に守っているのかもしれません。


ミァハのおかげでトァンは、
自分のからだを、こころを
もつことができたのでしょう。







やはり『ハーモニー』は
トァン、ミァハ、キアンたち
3人の百合だと思います♪



自分の未来は自分のもの
自分の意志で変えることもできる

映画『マイノリティ・リポート』より








伊藤計劃の映像化、いい機会なので
2013年に書いた『ハーモニー』の記事に
画像や文章を追加するなどして再編集
しました。


いずれ『ハーモニー』のレビューの続きや
『虐殺器官』の記事もUPしようと思っています。