百合とオレンヂ城Ⅱ

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デスノート

2006-10-22 14:10:00 | ノンジャンル
 デスノートは108話で終わり、13巻を
13日の金曜日に出すとまで決めていたん
ですね。
 
 
 13巻で終わらせようとするミステリーは
多いですかね。
 『スパイラル』も当初は13巻で終了
したかった訳ですし。
 

 Lの本名も明かされたデスノート解説本
ですが以前私は、


□DBとデスノート
 
 デスノを見て思い出したのがドラゴンボール
でした。
 キャラクターを作り、位置にはめ込み
ストーリーを消化する為のやり取りをさせる。
 後はキャラクターに萌えれば良いのかもしれません。

 

と書きました。
 
 何故こんな事を書いたかといえば
「デスノートに思想的なモノはなく、やり取りが面白いだけ」
が私の意見だからです。
 ゲーム的な面白さ、とでも言いましょうか。
 

 理由としては例えば終盤のライトとニアの
やり取りにしても、そう目新しい理屈ではありません。
 社会悪に対して怒りがあるなら、もっと感情的
な描写や、ライト自身を肯定するような演出
(警官にイヤな奴が出てきてライトが倒すとか)
があるはずですし作者自身の言い分らしきものも
出てくるはずです。
 
 ですが、そういう思想的な部分はからっとしていて
比重がデスノートを巡るやり取りに終始していた
のは事実です。
 
 とこれは私自身の推測にすぎなかったわけ
ですが、解説本で大場つぐみ先生が
 「デスノートにイデオロギーや善悪論はない」
と言っていました。
 「人間ドラマをかかなかった」とも言ってました
が、ないとは思いません。
 
 ただ「善悪論や思想を突き詰めすぎると説教くさくなる。
私はニアのように『善悪は人それぞれでいい』という
考えです」と続くのです。
 私の言っていることと似ているような
似ていないような?
 
 ストーリーはLがライトに勝利するラストも
可能性としてはあったそうですが、ライト自身は
「最後に必ず報いを受ける」ラストにする
予定だったそうです。

 だよなぁ。
なにか突き放したラストだったもんなぁ(_ _;)



PS 

 デスノートを読んでいて違和感を覚えたのは
まずライトがFBIのレイをデスノートで片付けた
時でした。
 あの時どう見てもライトに正当性があるように
は見えませんでした。

 そしてライトがLに勝利した時。
普通悪のヒーローなら勝利した時もう少し
カッコウイイじゃないですか?
 でも、あの顔ではキモイだけです。


 何か変でした。
「作者はライトをよく描くつもりがない?」
と思い始めました。

 それがほぼ確信できたのは寿命を半分にしたりと
献身的に仕えるミサをライトが無情にも
「ミサを捨てる」と切り捨てた時です。


 こういう場合は男が勝手な言い訳をして自分を
必死に正当化しようとします。
 「あの女が裏切ったからだ」とか。
 ところがミサの場合は献身的に仕えています。
どう見てもライトの方が悪い。

 
 このようにデスノートは肝心な時にライトを
全然肯定的に描こうとしていませんでした。

 
 だって「ボクは神だ!」なんて言ったら誰だって
こいつバカ?と思うでしょう?
 頭のおかしい人でもない限り主人公をよく描こうと
するなら絶対言わせないセリフです。


 私は「ライトって最後にやられる悪役みたいだな…」
と思い始めました。
 ライトの描き方が簡単にやられる悪役みたい
だったので。



 それは一応当った訳ですが…。

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