平成徒然草(萩原 希仁)

毎日の喜怒哀楽をストレートに表現してゆく。

驚天動地。

2011-05-05 17:49:22 | 日記
1000年に一度の大震災があり、100年に一度の大不況であり、

聞いた事も無い、焼き肉屋さんでの、中毒で、4人もの人が亡くなっている。

嫌な事ばかりで、正に、驚天動地の年である。

これ以上、恐ろしい事が起こらない事を望んで止まない。

気弱になると、インカ帝国の、2012年、人類滅亡を、信じてしまいそうだ。

科学社会になっても、人間には不明な事が、まだまだ多い。

太陽系の惑星が、来年、不思議な配列になっても、何事も起こらないと良いと思う。

地球は生きていて、まだまだ活発な動きをするのだろうが、

学問的には、ずっと先のお話であるはずだ。

そう、2億年は先のはずである。

もう、不幸な話はうんざりで、明るい未来を語りたい。

確かに復興の現場には、明るい力が満ちている。

呆然と立ち尽くす大人を、子供たちが支え始めた。

今日は子どもの日である。

感慨深いものがある。

歪んでいる。

2011-05-05 10:26:53 | 日記
日本的な組織の在り方である。

全体を見守る、経営者が居て、職人的に技術に精通した長老(ベテラン)がいて、

フレッシュな若い力があり、それらを融合する、中間層がいる。

これは、なかなか理に適った組織である。

不測の事態になっても、対応し易いし、問題や事故も未然に防げることが多い。

ところが、経済的な不況の影響なのか、悪しきリストラの嵐のためか、

この組織自体が崩壊して来ている気がしてならない。

原子力発電所の事故の、根本的な原因は分からないが、事故発生直後、

作業員が被曝した事故のニュースを観て思った。

放射能に汚染されている現場に入る作業員が、水浸しの状態の中で、

ある者は長靴で、ある者は短靴だったという。

当然の結果として、短靴で入場した作業員は、被曝した。

ベテランがいる組織では、こんな凡ミスは考えられない。

最近起こった焼肉屋での中毒事故もそうである。

いくらコスト削減の為ではあっても、加熱用の肉では、ユッケは不可能であることを、


冷静に判断できる人間が、組織の中に居なかったのである。

長年、現場を支えてきたようなベテランが存在していれば、

こんな無様な事故は絶対に発生しない。

最新のニュースでは、卸段階での毒物成分の混入が取り沙汰されている。

しかし、これも同じことである。

経営者が、コスト削減のために、加熱用の肉を、ユッケ用に加工する支持を出しても、

本来であれば、社長以上に現場に精通したベテラン社員が、諌めるはずだ。

この、自浄作用が、全くないことが問題である。

自分の仕事に誇りを持たずに、社長の言うままに働く人間ばかりでは、

安全性や、品質は保てないこともあるのである。

あなたの組織も見直して欲しい。

いざと言うとき、歯止めをかける、ベテランや、誇りを持って働く