水の面におふるさ月の浮草のうき事あれや根をたえてこぬ /躬恒
鎌倉の見越の崎の岩崩えの君が悔ゆべき心は持たじ/万葉集東歌
正午になりました。ただいま、和歌は《“熱い想いの情景”》《Dupin の好きな処》《Dupin の好きな歌人等》を開宴中!RT していただけると嬉しいです。
夕ぐれはあじろにかかるひを故に人も立ちよる宇治のかは波 /定家
取りた手を握りしめつつ吾が衣隠し繋ぎて女になりぬ/篳篥巫鞠瑠
春の海潮時こしと来し波のうへに富士ありほのむらさきに/晶子
泉河かはなみ清くくさす竿のうたかたなつをおのれけちつつ /定家
夏立つや四方の岬のうす青みあはれ入海荒れがちにして /牧水
Good_afternoon ○○:.. *:..。o○:..○。 ○ *:. ○、.:。。○☆☆☆ ☆*: 。:*:・ '*:..。o o★ *:..。o★☆
水のおもにおひてみだるるうきくさはなみのうへにやたねをまきけん /躬恒
日盛りの街樹のかはをかじり居る馬の歯白くあらはに光る /千樫
逢坂の関やいかなる関なれば繁きなげきの中を分くらん /源氏物語・関屋
雲せきてみかさこえ行く五月雨にながめは絶えぬ人も通はず /定家
《“Dupin の心情”》《Dupin の月》《Dupin の在地》詠んでいます。《歌留多二十四時》は準備中につきもう暫くお待ちください。
稻の穗のしづくの田居の夜空には筑波嶺越えて天の川ながる /節
いさり火のなみまわくるにみゆれども染川わたる蛍なりけり /経信
おしむともこよひあけなばあすよりは花の袂をぬぎやかへてむ/実朝
夏の夜はやがてかたぶく三日月の見る程もなく明くる山の端 /式子内親王
走り井のほどを知らばや相坂の関引き越ゆる夕かげの駒 /元輔
おくれては母のあと追ふをさな兒のおさげの髪に春の風吹く/利玄
Good_night ★★。:★* :. ○☆ *:..。o*:o☆ *:..。○☆ 、.:○○ *: 。。○○☆ 。:☆o○☆
滝つぼにおりてみらくと苔青き五百個人岩群を足読みてくだる /左千夫
相坂の関の清水に影見えて今や引くらん望月の駒 /貫之
逢坂の杉まの月のなかりせばいくきの駒といかでしらまし /匡房