mardidupin

記憶の欠片あるいは幻影の中の真実。

11月29日(日)のつぶやき その2

2015-11-30 04:25:15 | 〈Twitter〉

山かひのさみだれに濡れて旅をする市行牛は蓑をつけたり /憲吉


くれの春隣すむ画師うつくしき今朝山吹に声わかかりし/晶子


野末なる三島の町の揚花火月夜の空に散りて消ゆなり /牧水


黒ぐろと幹を交ふる冬枯の木立のなかに鐘鳴りわたる/赤彦


Good_afternoon ○○:.. *:..。o○:..○。 ○ *:. ○、.:。。○☆☆☆ ☆*: 。:*:・  '*:..。o o★ *:..。o★☆


畝傍嶺に遠眉かくる新月の新づま枕に君がよろしき /憲吉


逢坂の山ほととぎすなのるなり関守る神や空に問ふらむ /源師時


さみだれにきそのみ坂を越えわびてかけぢに柴の庵をぞさす /俊成


なきぬなり木綿附鳥のしだり尾のおのれにも似ぬよはの短き /定家


あなあはれ初秋の夜の雲間よりいなづま走るおほわだつみへ /晶子


《“Dupin の心情”》《Dupin の月》《Dupin の在地》詠んでいます。《歌留多二十四時》は準備中につきもう暫くお待ちください。


鶺鴒が雲雀の声によく似るとこころに云ひてあふぐ春の日/牧水


散りぬればにほひばかりを梅の花ありとや袖に春風の吹く/有家


いささかの丘にかくろふ天の川のうすほの明りその丘の草 /赤彦


樹の上に鴉は鳴けり上野山土にあまねく霜ふる時か/赤彦


このもとの旅寢をすれば吉野山花のふすまを着する春風/西行


一年に一夜と思へどたなばたの逢ひ見む秋の限なき哉 /貫之


Good_night ★★。:★* :. ○☆ *:..。o*:o☆ *:..。○☆ 、.:○○ *: 。。○○☆ 。:☆o○☆


この庭にそびえてたてる太き樹の桂さわだち雷鳴りはじむ /茂吉


香具山に雲いたなびきおほほしく相見し子らを後恋ひむかも /人麻呂歌集


こす浪もくだくる玉とこほるめり八十宇治川のいはの月かげ /定家し



11月29日(日)のつぶやき その1

2015-11-30 04:25:14 | 〈Twitter〉

零時です。《熱い想いの情景》を詠んだ和歌をツィート。Dupinの熱い世界を感じてください。


雲なくておぼろなりとも見ゆるかな霞かかれる春の夜の月/西行


きく人ぞ涙はおつる返る雁なきてゆくなるあけぼののそら/俊成


いづみ川ゆききの舟はこぎ過ぎてははその杜に秋ややすらふ /定家


古をしのぶとなしにいその神ふりにし里にわれはきにけり /実朝


年長く病みしわたれば花をこひ上野に行けば花なかりけ り/子規


ありふればうれしき瀬にも逢ひけるを身を宇治川に投げてましかば /早蕨


これやこの大和にしては我が恋ふる紀伊道にありといふ名に負ふ背の山


竪長の横狹の湖ゆ見出せばおほに棚引き天の川見ゆ /節


六時です。おはようございます。和歌《“Dupin の心情”》及び《Dupin の月》《Dupin の在地》をbot 形式で開宴しています。


@Alex_bot_ アレックス歌詞botさん、おはよう?(*^▽^)/★*☆♪


@mistersui_bot ミスターbot 水曜どうでしょうさん、おはよう?(*^▽^)/★*☆♪


@Masaki_Ga_bot 真咲・ガイヤールさん、おはよう?(*^▽^)/★*☆♪


春の月をとうとふたり笛ふいて上ゆく岡を母とながめぬ/晶子


Good_morning 。○:* :..。。o○ o○○ o○☆ ○ Happy_Sunday : *: 。:*:・ '*:..。o☆ *:..。o○☆★☆ *:..。o○☆★ 。o○☆★ 、.


逢坂の関やいかなる関なれば繁きなげきの中を分くらん /源氏物語・関屋


日盛りの光みなぎり松の梢の行ひけざやかに見ゆ /利玄


緑立つ庭の小松の末低み上野の杉に鳶の居る見ゆ/子規


けさかふる蝉の羽衣着てみればたもとに夏はたつにぞありける /基俊


いづれをか思ひますらむ七夕はあふ嬉しさとあはぬつらさと /経信


垣の外に猫の妻呼ぶ夜は更けて上野の森に月朧なり/子規


いその神ふるき都は神さびてたゝるにしあれや人もかよはぬ /実朝


おほほしく曇りて暑し眼のまへの大き向日葵花は搖すれず /憲吉


正午になりました。ただいま、和歌は《“熱い想いの情景”》《Dupin の好きな処》《Dupin の好きな歌人等》を開宴中!RT していただけると嬉しいです。



11月28日(土)のつぶやき その2

2015-11-29 04:27:26 | 〈Twitter〉

山桜花のせきもるあふさかは行くもかへるもわかれかねつつ /定家


桜色の袖もひとへにかはるまでうつりにけりなすぐる月日は /定家


正午になりました。ただいま、和歌は《“熱い想いの情景”》《Dupin の好きな処》《Dupin の好きな歌人等》を開宴中!RT していただけると嬉しいです。


春の海ほのかにふるふ額伏せて泣く夜のさまの誰が髪に似る/牧水


鎌倉にわが来て見れば宮も寺も賤の藁屋も梅咲きにけり/子規


ひるがへる萌黄わか葉や逝春のひかりかなしき逢坂を越ゆ /茂吉


背の山に黄葉常敷く神岳の山の黄葉は今日か散るらむ /人麻呂歌集


Good_afternoon ○○:.. *:..。o○:..○。 ○ *:. ○、.:。。○☆☆☆ ☆*: 。:*:・  '*:..。o o★ *:..。o★☆


逝く春の朝靄こむる最上川岸べの道を少し歩めり/茂吉


こひこひて稀にあふ夜の天の川河瀬の鶴は鳴かずもあらなん /実朝


逢坂をわが越えくれば笹の葉も虎杖もしろく塵かむり居り /茂吉


君になほあふ坂山もかひぞなきすぎのふる葉に色し見えねば /定家


疲れやすき心はもとな日まはりの大きくろ蕊眼に仰ぎ見る /千樫


《“Dupin の心情”》《Dupin の月》《Dupin の在地》詠んでいます。《歌留多二十四時》は準備中につきもう暫くお待ちください。


かげたえて下行く水もかすみけり浜名のはしの春のゆふぐれ/定家


ニコライの塔のかけらにわれ倚りて見る東京の焦土の色/晶子


朝門あけてながめやすらんたなばたはあかぬ別の空を恋ひつゝ /貫之


春の日や兵船つづく海原の一方に見るむらさきの島/晶子


娘子らが袖布留山の瑞垣の久しき時ゆ思ひき我れは /人麻呂


霞立つ天の川原に君待つとい行き帰るに裳の裾濡れぬ/憶良


Good_night ★★。:★* :. ○☆ *:..。o*:o☆ *:..。○☆ 、.:○○ *: 。。○○☆ 。:☆o○☆


白い月薄き今宵の罪酷に含み溺れる糸は切れずや/篳篥巫鞠瑠


冬の日の照りて明るき黒門の古き弾痕のぞき見て居り/赤彦


夕焼くる雲もあらねば高天の奥所明るく黄に澄めるかも /赤彦



11月28日(土)のつぶやき その1

2015-11-29 04:27:25 | 〈Twitter〉

零時です。《熱い想いの情景》を詠んだ和歌をツィート。Dupinの熱い世界を感じてください。


かり枕まだふしなれぬあしの葉にまがふ蛍ぞくるる夜は知る /定家


逢坂は関の跡なり花の雲 /嵐雪


天の川浮津の波音騒ぐなり我が待つ君し舟出すらしも/憶良


白くして火よりも熱き香を放つ薔薇を皐月がかたはらに置く /晶子


石上ふるき宮この郭公こゑばかりこそ昔なりけれ /素性


しばしこそ小川の清水むすびつれ月もやどりぬ逢坂の関 /良経


高どのの三つば四つばのあととへば麦の二葉に雲雀なくなり/子規


小車の跡こそみゆれ夕がほの花咲にほふ賎が門べに /一葉


Good_morning 。○:* :..。 ○ Happy_Saturday ★☆ *:..。o○☆★ 。o○☆★ 、.: *: 。:*:・  、.: *: 。:*:・ '*:..。o○ o○☆ *:..。o○☆


六時です。おはようございます。和歌《“Dupin の心情”》及び《Dupin の月》《Dupin の在地》をbot 形式で開宴しています。


@tudotter_bot ツド太™ ヽ(^ω^)丿♪さん、おはようございます?( ̄▽ ̄)ゞ


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ここにしてわが立ち見れば安房上總うららかに起き伏しにけり/千樫


春風やまやの軒ばを過ぎぬらんふりつむ雪のかほる手枕/式子内親王


宇治川は淀瀬なからし網代人舟呼ばふ声をちこち聞こゆ /古集


七月の山の間に日光のあをうよどむに飛ぶつばめあり /牧水


昨夜の花をととひの花露に濡れあしたにそよぐ月見草かな /晶子


山賤の契のほどや忍ぶらん夜をのみ待つ夕顔の花 /寂蓮


ニコライのドオムの見ゆる小二階の欄干の下の朝がほの花/晶子



11月27日(金)のつぶやき その2

2015-11-28 04:25:21 | 〈Twitter〉

名にしおはばいざたづねみん逢坂の関路に匂ふ花はありやと /実朝


いとどしく夜風にさわぐ桑畑に天の川晴れて傾きにけり /赤彦


驚きてわが身も光るばかりかな大きなる薔薇の花照りかへる /白秋


Good_afternoon ○○:.. *:..。o○:..○。 ○ *:. ○、.:。。○☆☆☆ ☆*: 。:*:・  '*:..。o o★ *:..。o★☆


古をしのぶとなしにいその神ふりにし里にわれはきにけり /実朝


いもうとと七夕の笹二つ三つながるる川の橋を行くかな /晶子


五月雨はまやの軒端の雨灑ぎ餘りなるまでぬるる袖かな /俊成


栲領布の懸けまく欲しき妹の名をこの背の山に懸けばいかにかあらむ


逢坂のあらしの風に散る花をしばしとどむる関守ぞなき /実朝


《“Dupin の心情”》《Dupin の月》《Dupin の在地》詠んでいます。《歌留多二十四時》は準備中につきもう暫くお待ちください。


くにうちに飢泣く民のあると聞けば花を過ぎつつ楽しとも見ず/左千夫


さみだれは蘆の八重葺きふきそへて空のけしきも隙なかりけり /俊成


都鳥隅田川原になれ住みてをちこち人に名やとはるらん /良寛


はり原やものおもひ行けばわが額のうすく青みて五月けぶれる /牧水


入りかかる日の赤きころニコライの側の坂をば下りて来にけり/茂吉


たが御祓おなじあさぢのゆふかけてまづうちなびく加茂の河風 /定家


Good_night ★★。:★* :. ○☆ *:..。o*:o☆ *:..。○☆ 、.:○○ *: 。。○○☆ 。:☆o○☆


うちあふぐのきのくまわのさしひぢきまそほはだらにはるびさしたり/八一


みなみかぜ空吹くなべにあまつ日をめぐりて立てる虹のいろかも /茂吉


天の川夜空のなかにまさやかに明るむ雲の心地こそすれ /赤彦