餃子の腕前しめします

　餃子を作りました。
　具を皮で包む係になって長いので、かなり上手になりました。プロには程遠いですが、路上で演奏するアマチュアバンドだとしたら、固定のファンが見守る程度にはなったでしょうか。
　数字で示せれば、もっと腕前の程度がわかるかもしれません。
　660点。満点は990点。ただ満点がどのレベルなのかがわかりません。
　2段。最高位は10段。たいしたことがなさそうですが、段の前には1〜10級まであります。やはり10段のレベルがわかりません。
　1個1円。100個作って、やっと100円。餃子1個の値段ではなく、あくまでも包み賃です。安く感じますが、妥当な賃金の見当がつきません。賃上げの交渉は大変そうです。

あの姿を思い出す

　駅の近くに、古い木造の一軒家がありました。
　永らく誰も住んでいないようで、このまま朽ちてしまうのだろうと思っていました。
　あるとき一人の白人男性が、家の前で大工仕事をしている姿を目にしました。体格のいいその人は、内装工事をしているようでしたが、本職というより、趣味で手が空いた時に作業をしていように見えました。
　家に目立った変化はなかなか表れませんでした。
　やがて、家の前にデッキが造られると、急にお洒落な店の雰囲気になりました。そして、ドアの上に看板が掲げられ、店がオープンしました。
　一度入ったことがあります。
　とても美味しいピザがありました。
　カップルのお客さんが、店主と一緒に写真を撮ってもらっていました。
　店主の娘さんは、その頃テレビでもよく見かけるモデルでした。

　このところずっと、店は開いていないようでした。

　今日、店が取り壊されていました。

驚愕！ 排水管の奥から

　排水管の掃除をしてくれていた業者の人が、洗面所の排水管の奥から出てきましたと言って、1本の筆を渡してくれました。
　あ、すいません、子供が、と受け取ったのですが、子供はいないので、ぼくの絵筆です。
　長さ15センチほどの、細い筆でした。太い筆、細い筆、まとめてバシャバシャ洗っていたときに、手をすり抜けて排水口に飲み込まれてしまったのだと思いますが、気づかなかった？　
　注射針が折れ、血管の中を、心室も突き破らず流れて、もとの場所から出てきた。ブラック・ジャックのそんな話を思い出しました。

デートはサイゼリヤで

　久しぶりにサイゼリヤに入りました。
　ランチセットにドリンクバーをつけて税込み610円です。昔から安い店でしたが、さらに安くなったような気がします。
　むかしむかし、ぼくが学生だった頃のサイゼリヤは、安くてお洒落でイタリアの気分を味わえるところでした。ワインを飲みながらピザとパスタ、デザートにはティラミス。
　デートに最適じゃないか！
　そう言いながら、友人と何度も食事をしました。でも、ここでデートをしたことはありませんでした。
　多感な一時期を共に過ごした友人。来週一年振りに会います。

『ジュラシック・ワールド』が心配

　夏休みです。映画館の座席は、ほぼ埋まっていました。
　ところが、映画が始まっても、隣り2つが空席のまま。チケットを買ったとき、隣りは確かに埋まっていました。
　物語は進み、島を脱出する頃に、隣りの2人が入ってきました。いったい何をしていたのでしょう。映画の冒頭ほど大事なシーンはないと思っています。
　でも『ジュラシック・ワールド』は、それほど微妙な映画ではありません。ストーリーがわからなくても楽しめます。むしろ荒唐無稽な設定には、こだわらない方が楽しめるのかもしれません。
　シリーズも5作目。すべてを観てきた、『ジュラシック・パーク』シリーズのプロなので、多少のことでは驚きません。
　けれども、街中に放たれた恐竜たちの行く末を考えると、違う映画になってしまいそうで、次作が心配になりました。