目をつぶって考える

　コンビニの冷蔵庫に抹茶ラテがありました。
　テレビのコマーシャルで見たものです。
　綺麗な抹茶の緑色が印象的で、ラテというより抹茶そのものではないかと思ったのです。
　それを買いました。
　家に帰って、コップに注ぎました。
　想像していたより白く、ラテの感じが強い。
　香りは抹茶。
　ひとくち。
　想像していたより甘くない。
　でも想像していたより抹茶の味は薄くて、つまり全体に薄味で、想像していたものと違います。
　だって抹茶そのものを想像していたのだから。
　一杯飲み切ってみると、甘すぎないのがいいのか、後味はそんなに悪くありません。
　もう一度買うかどうか、それは想像してみないとわかりません。