まいにち

まいにちは書けません

ケーキの思い出

2019-06-16 22:48:22 | 日記
 商店街にある、昔ながらの洋菓子店。
 お土産用のケーキを選んでいると、高校生くらいの男の子が1人で入ってきました。
 ショーケースをちょっと覗き、壁際の焼菓子を眺め、うろうろ落ち着きません。
 「このケーキどのくらい持ちますか?」
 ショートケーキを指差して店の人に尋ね、返事を聞くと別のケーキに興味を示す様子。
 なんとなく男の子の気持ちがわかるような気がしました。
 同じくらいの年の頃、近所のケーキ屋へ1人で入ったことがありました。
 母の誕生日にプレゼントをしようと思ったのです。
 男の子がケーキ屋へ1人で入るのは、とても恥ずかしい。
 買ったケーキが特に美味しかった記憶はありませんが、母が「おいしい」と言ってくれたのは覚えています。