まいにち

まいにちは書けません

助ける人

2019-06-07 18:07:18 | 日記
 いくつかの路線が停まるバス停で、バスを待っていました。
 10人ほどが並んでいます。
 バスが到着し、杖を持ったおじいさんが降りてきました。
 ふらついています。
 あっ。
 崩れるように前に転びました。
 列にいた女子高生たちが手を貸します。
 大丈夫ですか? の問いかけに、手を振って大丈夫だと応えています。
 しかし、立ち上がっても足に力が入っていないように見えます。
 ふらふらと、並んでいる人に倒れかかりました。
 そばにいた人たちが、花屋の店先に座らせました。
 一人の女性が、かがんで話しかけています。
 やがて、その人は列を離れて車道脇に行き、走ってきたタクシーを停めました。
 ちょうどその時、ぼくが乗るバスがやってきたので、その後の様子を見ることなく乗り込みました。
 バスのドアが閉まり、発車する直前、さっきの女性が走ってきて運転手に合図をしてドアを開けてもらい、乗ってきました。
 外を見ると、おじいさんは無事タクシーの中。