今日のバンクーバーオリンピックですが、
カーリング女子は強豪イギリスに快勝、通算2勝2敗とし、
準決勝進出に望みを繋ぎました。
今日は日本の得意種目、スキージャンプ個人ラージヒルの予選も行われ、
葛西紀明が1位、伊東大貴が2位で予選通過を果たしました!
予選免除の10選手を含めた、明日の決勝も楽しみですね^^
《今週のワンポイント砺波》
今週のワンポイント砺波は、散居村についてです。
砺波と言ったら、何といっても、散居村でしょう。
散居村とは、碁盤の上にまき散らされた石のように、
屋敷林に囲まれた家々が平野一面に点在する集落を言います。
庄川に広がる扇状地の未開拓地を開発するとき、容易に水を引くことが出来たので、
開拓者がだんだんちりぢりに住居を構えることとなったのです。
また、点在する家々を守るための屋敷林はカイニョと呼ばれ、
スギなどの木々が屋敷の周りに植えられ冬の寒さや夏の暑さに耐えるよう、
木々の配置や構成には家の人の知恵や工夫がなされています。
山から見た散居村は絶景ですよ。一度、来て、見てみられ。
∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
【今日のちょっといい話】
◇これじゃ、片道分しかないじゃないの
よく喧嘩していた菓子屋の若い夫婦があった。
この日も、どちらが悪いというのではないが、
ふとしたことから口争いとなり叫喚怒号となり、
ついに亭主は、女房を殺すと言う。
女房は、殺すなら殺せと激昂する。
たまたま通りかかった寺の和尚、また始まったなと思って、
「どうしたんだ。
大きな声を張りあげて、通りがかりの人に恥ずかしいとは思わんか。
やめなさい、やめなさい」
と仲裁すると、亭主は、
「今度という今度は勘弁ならん。
捨てておいてください。
今日こそ嬶を叩き殺してやる」
と目を釣り上げてわめき立てる。
「和尚さん、放っておいてください。
さあ殺せるものなら殺してみろ」
女房も女房で、噛みつかんばかりに逆上し切っている。
こうなっては手のつけようがない。
和尚も思案にあまって、
「じゃ、お互い気の済むまで喧嘩するがよい。
これほど止めても聞き入れぬなら仕方がない。
殺すとも殺されるとも、勝手にしたらよかろう」。
いつの間にか店先に近所の子供たちが集まって、
派手な夫婦喧嘩を見物している。
なに思ったか和尚、店先に並べてあった菓子箱の一つを取り上げて、
「さぁさぁ、よいか、おまえたちにこの菓子をみんなやるから、持ってゆけ」
と投げ与えた。
これを見た菓子屋の夫婦が驚いた。
「もしもし和尚さん、そんな無断で店のものをやっては困ります。
明日から私たち、商売できなくなるじゃありませんか」
「なに、私たちの商売、なんと訳の分からぬ話じゃ。
おまえさんらは殺すとか殺されるとか言っていたはずじゃなかったのか。
人を殺せば刑務所へゆく身じゃ、してみればおまえさんたちに用のない菓子。
死後の追善供養のためにも、
今のうちに子供たちを喜ばせておいた方がよかろうと思ってな、
施しているところじゃ」
ここにも若い夫婦がケンカして、涙ながらに妻が実家へ帰ると言い出した。
荷物をまとめる彼女に、
「ほれ、交通費だ」
と夫が投げ与えたカネを女房が数えて、
「これじゃ、片道分しかないじゃないの」
と言ったという。
“犬も食わぬ”と言われるはずである。
【編集後記】
新型インフルエンザがようやく流行のピークを過ぎたようですね。
先週1週間の患者数は1医療機関あたり2.81人と大幅に減少し、
7ヶ月ぶりに全都道府県で注意報レベルの10人を下回りました。
とはいえ、まだ完全に流行が収まったわけではないので、
引き続き感染予防に注意したいところですね。
カーリング女子は強豪イギリスに快勝、通算2勝2敗とし、
準決勝進出に望みを繋ぎました。
今日は日本の得意種目、スキージャンプ個人ラージヒルの予選も行われ、
葛西紀明が1位、伊東大貴が2位で予選通過を果たしました!
予選免除の10選手を含めた、明日の決勝も楽しみですね^^
《今週のワンポイント砺波》
今週のワンポイント砺波は、散居村についてです。
砺波と言ったら、何といっても、散居村でしょう。
散居村とは、碁盤の上にまき散らされた石のように、
屋敷林に囲まれた家々が平野一面に点在する集落を言います。
庄川に広がる扇状地の未開拓地を開発するとき、容易に水を引くことが出来たので、
開拓者がだんだんちりぢりに住居を構えることとなったのです。
また、点在する家々を守るための屋敷林はカイニョと呼ばれ、
スギなどの木々が屋敷の周りに植えられ冬の寒さや夏の暑さに耐えるよう、
木々の配置や構成には家の人の知恵や工夫がなされています。
山から見た散居村は絶景ですよ。一度、来て、見てみられ。
∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴
【今日のちょっといい話】
◇これじゃ、片道分しかないじゃないの
よく喧嘩していた菓子屋の若い夫婦があった。
この日も、どちらが悪いというのではないが、
ふとしたことから口争いとなり叫喚怒号となり、
ついに亭主は、女房を殺すと言う。
女房は、殺すなら殺せと激昂する。
たまたま通りかかった寺の和尚、また始まったなと思って、
「どうしたんだ。
大きな声を張りあげて、通りがかりの人に恥ずかしいとは思わんか。
やめなさい、やめなさい」
と仲裁すると、亭主は、
「今度という今度は勘弁ならん。
捨てておいてください。
今日こそ嬶を叩き殺してやる」
と目を釣り上げてわめき立てる。
「和尚さん、放っておいてください。
さあ殺せるものなら殺してみろ」
女房も女房で、噛みつかんばかりに逆上し切っている。
こうなっては手のつけようがない。
和尚も思案にあまって、
「じゃ、お互い気の済むまで喧嘩するがよい。
これほど止めても聞き入れぬなら仕方がない。
殺すとも殺されるとも、勝手にしたらよかろう」。
いつの間にか店先に近所の子供たちが集まって、
派手な夫婦喧嘩を見物している。
なに思ったか和尚、店先に並べてあった菓子箱の一つを取り上げて、
「さぁさぁ、よいか、おまえたちにこの菓子をみんなやるから、持ってゆけ」
と投げ与えた。
これを見た菓子屋の夫婦が驚いた。
「もしもし和尚さん、そんな無断で店のものをやっては困ります。
明日から私たち、商売できなくなるじゃありませんか」
「なに、私たちの商売、なんと訳の分からぬ話じゃ。
おまえさんらは殺すとか殺されるとか言っていたはずじゃなかったのか。
人を殺せば刑務所へゆく身じゃ、してみればおまえさんたちに用のない菓子。
死後の追善供養のためにも、
今のうちに子供たちを喜ばせておいた方がよかろうと思ってな、
施しているところじゃ」
ここにも若い夫婦がケンカして、涙ながらに妻が実家へ帰ると言い出した。
荷物をまとめる彼女に、
「ほれ、交通費だ」
と夫が投げ与えたカネを女房が数えて、
「これじゃ、片道分しかないじゃないの」
と言ったという。
“犬も食わぬ”と言われるはずである。
【編集後記】
新型インフルエンザがようやく流行のピークを過ぎたようですね。
先週1週間の患者数は1医療機関あたり2.81人と大幅に減少し、
7ヶ月ぶりに全都道府県で注意報レベルの10人を下回りました。
とはいえ、まだ完全に流行が収まったわけではないので、
引き続き感染予防に注意したいところですね。