昼は金持ちの男へ夜は美男へ 思うままにならぬ世の中【K's EYE】

2010-02-01 23:42:47 | K's EYE
 任期満了に伴う日本相撲協会の理事選挙は、今日投開票が行われ、
 一門を離脱してまで立候補した貴乃花親方が見事当選、
 当初の予想を覆す大番狂わせとなりました。
 角界の厳しい現状を、どんどん変えていって欲しいですね^^

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【今日のちょっといい話】

◇昼は金持ちの男へ夜は美男へ 思うままにならぬ世の中

 母親が娘を呼んで言う。
「花子、おまえもそろそろ年頃じゃ。
 二ヵ所から縁談がきているがどうする」
 娘は顔を赤らめ聞いている。

 母親が続いて、
「一方は大変な金持ちだが、ちと器量が悪いそうな。
 もう一方は、美男子だが貧しいとのことじゃ。
 一緒になるのはおまえじゃで、自分の心で決めたらよい」
 と二枚の写真を手渡す。

 恥ずかしそうに見比べているばかりで、娘はなんとも言わない。
「言いにくいならお母さん、あちらを向いている間に、
 金持ちのほうへ行きたいなら右肩を、
 美男のほうへ行きたければ左肩を脱ぎや」
 と言って、くるりと背を向ける。

 しばらくして、
「もうよいか、どれどれ」
 と母親が振り返って見ると、娘は両肩をスッポリと脱いでいるではないか。

 どういうことじゃ、と尋ねると、
「昼は金持ちの男へ、夜は美男の所へ行きたいの」
 と言ったという。

 イソップ物語にも、こんなのがある。
 中年の男が二人の女性と恋愛していた。
 一人の女性は彼よりもずーっと若く、もう一人は、幾つか年上だった。

 若いほうの女性は少しでも彼が若く見えるように、
 夕食後、膝枕にした彼の頭の白髪を、一本一本丹念に抜いてゆく。

 ところが年上の女性は、彼が自分よりも、若く見られることを嫌っている。
 そこで朝食後、彼の頭の黒い毛を一本一本入念に抜いた。
 しまいに男は丸坊主になってしまった。

 話の終わりには、
「あちらにもこちらにも良くすると、自分の身が立たなくなる」
 と書かれてある。

 財産があると思えば子供がない。
 いかにあがいても恵まれない。

 子供が沢山あると思えば財産がない。
 どんなに働いても金ができない。

 奇麗な顔していると思えば背が低い。
 終日運動してもどうにも伸びない。

 すらりとしていると思えば顔がいただけない。
 どんな美顔整形しても、地が悪いからムダである。

 ままにならぬと おひつを投げりゃ
 そこらあたりは ままだらけ

 世の中、思うままにはならないようだ。


【編集後記】

 アメリカの2011年度の予算教書が発表されたようですね。
 アメリカでは予算法案は議会が作るため、
 大統領は予算教書という形で、
 歳出・歳入の見積もりなどを示すしくみになっています。

 10年度会計は過去最悪の141兆の財政赤字を抱えましたが、
 景気対策や国防費の増大などで、
 11年度も引き続き高水準の財政赤字となる見込みのようです。
 まずは財政再建を確実に進めてもらいたいものですね。