お前はこの掌のなかを飛んでいる【K's EYE】

2010-02-05 21:52:59 | K's EYE
 政治資金規正法違反の罪で起訴された、
 石川議員を初めとする民主党・小沢幹事長の元秘書3人が、
 今日東京拘置所から保釈されました。

 小沢氏の不起訴については東京地検特捜部が昨日会見を開きましたが、
 詳しいことは元秘書3人の公判で明らかになるようなので、
 初公判を待ちたいと思います。

∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴・∴

【今日のちょっといい話】

◇お前はこの掌のなかを飛んでいる

 神通力(じんずうりき)自在を自負する孫悟空が、
 釈尊に、その力だめしを申し入れる。
 快諾されたので早速孫悟空は、きん(角編に力)斗雲を呼び、
 全力あげて飛びに飛んだ。

“オレの力はこのようなもの”
 どうだと言わんばかりに釈尊の元へ戻ってきた孫悟空に、
「あれが、おまえの精一杯か」。
「あれ以上は、なんともなりません」

「おまえが飛んでいるうちに、五つの大きな山があったろう」
「はい、確かに」
「真ん中の山の頂上に、おまえは何を書いてきた」
「孫悟空この山を征服せり、と記してきましたが、どうしてご存じで……」
 驚いて尋ねる孫悟空に釈尊は、手のひらを開いて見せられる。

「おまえは、この中指の先に書いている」

 サルは人間に次ぐ高等動物といわれるが、果たして知恵はどれほどか。
 サルの知恵調査団の一行五人が、
 山腹のサルの横穴住居に近づき、空砲で穴からサルを追い出す。

 穴から飛び出したサルたちは一斉に近くの木の上に陣どって、
“なにしにきたか”と人間どもの様子を窺っている。
 彼らの監視の中を一行はサル穴に入ってゆく。

 全員が入ったところで今度は一人ずつ、
 ゆっくりと穴から出て、どんどん離れてゆく。
 するとどうだろう。

 三人まで穴から出てゆくと、“もう大丈夫”といわんばかりのサルたちが、
 木から下りて穴へ戻ってきた。
 ところが残っていた人間を見てびっくり仰天、再び木の上に逃げ帰る。
 こんな実験を繰り返し、三まで数えられることが判明したという。

 そのサルが、夜陰に乗じて群れをなし、畑に出てきて大根やごぼうを盗む。
 彼らは最初の一本を大切に抱え込むが、
 次の一本を抜くと前の一本を落とし、また一本ぬいては一本落とす。

 間断なく彼らは動きながらも、明け方山へ帰る時には、
 最後の一本を小脇に抱えているだけだという。
 荒らされた畑の被害は甚大だが、彼らの得るものは僅かなのだ。

 得るものの少ない割に、与える害の大きいのが愚者の言動である。

 国の民族の指導者たちが、世界各地で血で血を洗っているのも、
 サル知恵に近いと言えるかもしれない。


【編集後記】

 新型プリウスのブレーキが1秒ほど利かなくなる問題を受けて、
 トヨタは全車を無償で自主改修することを決めたようですね。

 ABSの制御ソフトが原因だったようですが、
 コンピューター制御が逆に危険を呼ぶこともあるのですね…。


------------------------------------------------------------

仏教についてもっと知りたい方は以下のサイトも是非ご覧ください。

取っても分かりやすい無料メルマガも登録できます。

携帯対応です

★仏教の教え だれでもわかる人生哲学★

http://jns3.netfarm.ne.jp/~ac206277/4ae5c1fa/i/index.htm

------------------------------------------------------------