泥沼の中でもがく・・・・

あららら、ニックスがエライことなってるみたいですねえ～
今日のサンズ戦のために昨日フェニックス入りしたらしいんですが、その機中で問題が発生したそうです。
なんでも、アイザイアがマーベリーとカリーを先発から外すことに決め、それに怒ったマーベリーがＮＹに帰ってしまったとのこと。
開幕からたった５試合にして、もう内紛勃発ですか・・・・
早いっすねえ～

で、気の早いアメリカのマスコミが、早くもマーベリーのバイアウトやトレードの可能性を論じているんですが、ＥＳＰＮにおもしろいコラムがあったので紹介しておきます。
まあ、仮想トレード候補をいくつか挙げているんですが、なかなか興味深いプランだったので。
実現の可能性は・・・・まあかなり低いという前提での話ですが、単純にいろんなパターンを想像して楽しんでいただければと思います。


●トレード案①

＜キャブズ＞　　　　　　　⇔　　＜ニックス＞
　ステフォン・マーベリー　　　　　ラリー・ヒューズ
　レナルド・バークマン　　　　　　アンデルソン・バレジャオ
　フレッド・ジョーンズ　　　　　　　デイモン・ジョーンズ

　TRADE MACHINE（バレジャオの契約を足す前提で）

キャブズはＰＧ不足ですから、まあアリっちゃあアリですが。。
たぶんそれより、ヒューズの契約を厄介払いすることが主目的になりますね。
そういう意味ではデイモンの契約も。
バレジャオはその要求額をキャブズが呑めずにいますから、カネなら惜しまないニックスがサイン＆トレードをしてくれるなら喜んで行くかもしれません。
そうするとロースターはこうなります。

＜キャブズ＞
ＰＧ：ステフォン・マーベリー／ダニエル・ギブソン／エリック・スノウ
ＳＧ：サーシャ・パブロビッチ／フレッド・ジョーンズ／デビン・ブラウン／シャノン・ブラウン
ＳＦ：ルブロン・ジェームズ／レナルド・バークマン／アイラ・ニューブル／ディミトリス・ニコルズ
ＰＦ：ドリュー・グッデン／ドニエル・マーシャル／セドリック・シモンズ
　Ｃ：ジドルナス・イルガウスカス／ドゥエイン・ジョーンズ

こうして見ると、戦力が厚くなった気がしますね。
ただマーベリーがキャブズに合うのかどうかは別問題ですが。。

＜ニックス＞
ＰＧ：ジャマール・クロフォード／デイモン・ジョーンズ／マーディ・コリンズ
ＳＧ：ラリー・ヒューズ／ネイト・ロビンソン
ＳＦ：クエンティン・リチャードソン／ジャレッド・ジェフリーズ／ウィルソン・チャンドラー
ＰＦ：ザック・ランドルフ／デビッド・リー／マリーク・ローズ
　Ｃ：エディ・カリー／アンデルソン・バレジャオ／ジェローム・ジェームズ／ランドルフ・モーリス

クロフォードとヒューズがバッティングしますんで、どっちかないしは交互にＰＧ役をこなさないといけないでしょうね。
まあ、両方ともＰＧもできるＳＧではありますが・・・・
バレジャオが入ることで、「ランドルフ＋バレジャオ」「カリー＋リー」という組み合わせを作ることができ、昨日お話しした「攻撃力＋守備力」のバランスを取ることはできますね。


●トレード案②

＜キングス＞　　　　　　　⇔　　＜ニックス＞
　ステフォン・マーベリー　　　　　ロン・アーテスト
　レナルド・バークマン　　　　　　ケニー・トーマス
　ランドルフ・モーリス　　　　　　シャリーフ・アブドゥル・ラヒーム

　TRADE MACHINE

ＮＹ出身のロンロンは、以前からニックス行きの噂が絶えませんでした。
なので、それ自体はありえそうな話なんですが・・・・
トーマスとラヒームってとこが微妙ですね。
ＰＦは溢れてるのでこれ以上は要らないでしょうから。
過去にもアンダーサイズのＰＦをいっぱい取って失敗してますし。。
でも、ビビーを出さずにマーベリー取ってどうすんでしょ？

＜キングス＞
ＰＧ：マイク・ビビー／ベイノ・ウードリック／オリエン・グリーン
ＳＧ：ステフォン・マーベリー／ジョン・サーモンズ／クインシー・ドゥービー
ＳＦ：ケビン・マーティン／フランシスコ・ガルシア／レナルド・バークマン
ＰＦ：マイキー・ムーア／ジャスティン・ウィリアムズ
　Ｃ：ブラッド・ミラー／スペンサー・ホウズ／ダリル・ワトキンス／ランドルフ・モーリス

ビビーが復帰するまではＰＧにマーベリーが来てくれると助かりますが、その後はダブルＰＧにするしかないでしょうね。
じゃないとまたＮＹの実家に帰っちゃいますから。
ＰＦの渋滞が緩和されてムーアを先発に置けるのはいいですが、ＫマートをＳＦにスライドさせるのはマイナスですね。

＜ニックス＞
ＰＧ：ジャマール・クロフォード／ネイト・ロビンソン／マーディ・コリンズ
ＳＧ：クエンティン・リチャードソン／フレッド・ジョーンズ
ＳＦ：ロン・アーテスト／シャリーフ・アブドゥル・ラヒーム／ジャレッド・ジェフリーズ／ウィルソン・チャンドラー
ＰＦ：ザック・ランドルフ／デビッド・リー／ケニー・トーマス／マリーク・ローズ
　Ｃ：エディ・カリー／ジェローム・ジェームズ

これはまたヒドイ構成になりましたねえ～
実質的にＰＦが５人になり、ＰＧはいなくなります。
やっぱりトーマスとラヒームの２枚取りは無謀ですね。


●トレード案③

＜ナゲッツ＞　　　　　　　⇔　　＜ニックス＞
　ステフォン・マーベリー　　　　　ケニオン・マーティン
　ジャレッド・ジェフリーズ　　　　　ＪＲ・スミス
　マーディ・コリンズ　　　　　　　　リーナス・クレイザ
　ランドルフ・モーリス　　　　　　　エドワルド・ナハラ

　TRADE MACHINE

マーベリー＆ジェフリーズ⇔ケニオンという両チームの不良債権の交換です。
ナゲッツはさらにＪＲも厄介払いしたがってますんで。

＜ナゲッツ＞
ＰＧ：ステフォン・マーベリー／チャッキー・アトキンス／アンソニー・カーター／マーディ・コリンズ
ＳＧ：アレン・アイバーソン／ヤクバ・ディアワラ／ボン・ウェイファー
ＳＦ：カーメロ・アンソニー／ジャレッド・ジェフリーズ／ボビー・ジョーンズ
ＰＦ：ネネ／スティーブン・ハンター
　Ｃ：マーカス・キャンビー／ランドルフ・モーリス

かつてのオールスターでとアテネ五輪で見た、ＡＩ＆マーベリーのバックコートですね。
インサイドはスカスーカになってますけど。。

＜ニックス＞
ＰＧ：ジャマール・クロフォード／ネイト・ロビンソン
ＳＧ：ＪＲ・スミス／フレッド・ジョーンズ
ＳＦ：クエンティン・リチャードソン／リーナス・クレイザ／レナルド・バークマン／ウィルソン・チャンドラー
ＰＦ：ザック・ランドルフ／デビッド・リー／ケニオン・マーティン／エドワルド・ナハラ／マリーク・ローズ
　Ｃ：エディ・カリー／ジェローム・ジェームズ

やっぱりどうしてもＰＦ過多になりますね。
ＰＧもいなくなっちゃうし。。


●トレード案④

＜ウルブズ＞　　　　　　　⇔　　＜ニックス＞
　ステフォン・マーベリー　　　　　マルコ・ヤリッチ
　フレッド・ジョーンズ　　　　　　　セオ・ラトリフ
　ランドルフ・モーリス　　　　　　　マーク・マドセン

　TRADE MACHINE

＜ウルブズ＞
ＰＧ：：ステフォン・マーベリー／ランディ・フォイ／セバスチャン・テルフェア
ＳＧ：ラシャド・マッキャンツ／ジェラルド・グリーン／フレッド・ジョーンズ
ＳＦ：ライアン・ゴメス／コーリー・ブリューワー／グレッグ・バックナー
ＰＦ：アントワン・ウォーカー／クレイグ・スミス／クリス・リチャード
　Ｃ：アル・ジェファーソン／マイケル・ドリアック／ランドルフ・モーリス

取り上げるべきは、ステフとバッシーの“親戚バックコート”ぐらいですかね。
わざわざトレードしたウォーカーもほとんど使ってないですし、ビッグアルと並んでチーム再建の核にするのかと思ったジェラグリもゲームに出さず、来季の契約オプションも行使しないという暴挙に出ましたから。
まだステフがきた方がいいんじゃないかと思えるぐらいヒドイ状態です。

＜ニックス＞
ＰＧ：ネイト・ロビンソン／マーディ・コリンズ
ＳＧ：ジャマール・クロフォード／マルコ・ヤリッチ
ＳＦ：クエンティン・リチャードソン／ジャレッド・ジェフリーズ／レナルド・バークマン／ウィルソン・チャンドラー
ＰＦ：ザック・ランドルフ／デビッド・リー／マリーク・ローズ／マーク・マドセン
　Ｃ：エディ・カリー／セオ・ラトリフ／ジェローム・ジェームズ／ランドルフ・モーリス

まあ・・・・こちらもほとんどやる意味ない感じですね。


以上、４つのトレード案を見ていきましたが、これらはみんな“不良債権”トレードですね。
ステフは年20mil×２年＝40milの巨大契約が残っているので、引き取り手が簡単には見つからないんです。
だからこういう一見突拍子もないトレード案が出てきてるわけなんですが、要は「これぐらいの過激な案じゃないと無理なんじゃないかなあ？」ということです。
まあ元サヤだとは思いますが、どうなるんでしょね？



早くもこんな見出しの雑誌が出ちゃってます


【今日の名言】

「私が試合に出た方がマシだ！」
　by ぱっと・らいりー（62才）

「間違いない。まだ私の方がうまくプレーできる。間違いない。神に誓ってもいい。この62才の老体にムチ打っても、ウチの選手よりマシなプレーはできる。ウチのプレーは本当にヒドかった。」

きっとライリー先生の心の内は、こんな感じだったんでしょうかねえ・・・・
「ぐやじいです！！」
この変顔と「悔しいです」がジワジワ効いてきます。


ニックスもヒートもまさに泥沼。
光を求めて暗闇をもがいてる感じでしょうか・・・・
Hoobastank 『Crawling In The Dark』