08-09 Southeast Div.

さて、ドンドン行きましょう。
サクサクっと進めちゃいますんで、足りない部分や知りたい情報などありましたら、後からでも全然OKですので、お気軽に質問してくださいませ。

【Orlando Magic】
PG：ジャミーア・ネルソン／アンソニー・ジョンソン／マイク・ウィルクス
SG：ミカエル・ピエトルス／コートニー・リー／ＪＪ・レディック
SF：ヒード・ターコルー／キース・ボーガンズ／ジェレミー・リチャードソン
PF：ラシャード・ルイス／トニー・バティ／ブライアン・クック
C：ドワイト・ハワード／エイドナル・フォイル／マーチン・ゴータット

カルロス・アローヨ（海外）、キオン・ドゥーリング（ネッツ）、パット・ギャリティ（引退）など何人かの選手が抜けましたが、全体的には非常にバランスの取れたラインナップになりました。
穴だったSGには、ウォリから身体能力の高いピエトルスを獲得し、新人シューターのリーも加えました。
昨季ケガで全休したベテランのバティも戻り、インサイドのコマも増えています。
各ポジションに均等に戦力を揃えていて、無駄がない印象がありますね。

懸念となるのは、やはりアローヨとドゥーリングが抜けたPGローテーションですね。
AJもウィルクスもパンチに欠けるというか、いまいちパッとしない感じなので、他チームに比べて見劣りしてしまいます。
先発のネルソンが頑張らないといけないでしょうね。
ただまあ、全体的には昨季からの戦力が落ちていないので、今季もマジックのディビジョン優勝は固いと思いますね。



待望の先発級SG、ピエトルス


【Washington Wizards】
PG：ギルバート・アリーナス／アントニオ・ダニエルズ／ディー・ブラウン
SG：デショーン・スティーブンソン／フアン・ディクソン
SF：カロン・バトラー／ニック・ヤング／ドミニク・マグワイア
PF：アントワン・ジェイミソン／アンドレイ・ブラッチ／ダリアス・ソンガイラ
C：イタン・トーマス／ジャベイル・マクギー／オレクシー・ペチェロフ／ブレンダン・ヘイウッド（シーズン絶望）

※アリーナスとヘイウッドはケガで長期欠場の見込み

コンボガードのロジャー・メイソンがスパーズに引き抜かれていった以外は、昨季とほぼ変わらないメンバーが残りました。

ただ、主力のケガにンラッシュが止まりません。
大黒柱のアリーナスが三たびヒザのケガで長期離脱。
復帰時期は12月ぐらいになりそうとのこと。
先発Cのヘイウッドも手首を痛めて4～6ヶ月の長期離脱。
こちらはほぼシーズン絶望となりました。
さらにそれだけにとどまらず、今日のゲームでジェイミソンまでがヒザを痛めたというニュースが・・・・

ディクソンが古巣に戻り、ディー・ブラウンがNBA復帰（ブログ）、心臓手術明けのトーマスもコートに帰ってくるという明るいニュースもありますが、ここまで主力が次々と脱落してしまうとなると、プレーオフも厳しい状況になったと言わざるをえないでしょう。
どうなるウィザーズ・・・・



アナタがいないから苦しいのよ


【Atlanta Hawks】
PG：マイク・ビビー／エイシー・ロウⅣ／スピーディ・クラクストン
SG：ジョー・ジョンソン／フリップ・マレー／トーマス・ガードナー
SF：マービン・ウィリアムズ／モーリス・エバンス／マリオ・ウェスト
PF：ジョシュ・スミス／ソロモン・ジョーンズ
C：アル・ホーフォード／ザザ・パチューリア／ランドルフ・モーリス

まあ～ホークスのオフは、ジョシュ・チルドレス問題で大きく揺れました（ブログ）。
主力級の選手が自らNBAを蹴ってヨーロッパを選んだということも衝撃的でしたが、ホークスにとっては戦力的に大打撃でしょう。
見返りなしで失いましたから。
そのウィングの得点力を確保するために、エバンスとマレーをFAで獲得しましたが、小粒感は否めません。
せっかく上り調子で、「これから行くぞ～！」と盛り上がってきたところだっただけに、チームの勢いにも水を差された格好です。

逆に、同じく制限付きFAだったジョシュ・スミスを、リーズナブルな金額でキープできたのはプラスでした。
提示してくれたグリズに感謝！といったところでしょう。
スターターのメンツは変わりませんが、ベンチ層が薄くなったのが心配な今季のホークスです。



こっちのジョシュは何とか確保


【Charlotte Bobcats】
PG：レイモンド・フェルトン／DJ・オーガスティン
SG：ジェイソン・リチャードソン／マット・キャロル／シャノン・ブラウン
SF：ジェラルド・ウォーレス／アダム・モリソン
PF：ショーン・メイ／ジャレッド・ダドリー／アレクシス・アジンカ
C：エメカ・オカフォー／ナジー・モハメド／ライアン・ホリンズ

ラリー・ブラウンがHCに就任したボブキャッツは、良くも悪くもラリー・ブラウン色が強く出たチームになりそうです。
チームのニーズから言えば、ドラフトでビッグマンを指名すると思われたのに、その真逆の小さなPGオーガスティンを取ったことからも、その影響がわかります。
つまりラリー・ブラウンとしては、イケイケタイプのフェルトンではなく、ハーフコートをきちっとセットできる司令塔タイプのオーガスティンを欲しがったわけですね。
自分のスタイルを体現するには、まずそれを表現できる司令塔から。
これはラリー・ブラウンのやり方ですね。

それともう一つカギになりそうなのが、モリソンとメイの復活ですね。
2人とも高いドラフト順位で期待されながら、ケガで泣かず飛ばずとなっています。
この2人がシーズンを通して健康を保ち、本来の力を発揮することができれば、ボブキャッツを悲願のプレーオフ出場に近づける原動力となるはずです。
逆にこの2人が相変わらずケガで欠場を続けるならば、悲願達成は遠のくばかりでしょう。



なぜか一緒のウサイン・ボルト
オカフォーと並ぶと小さく見える


【Miami Heat】
PG：クリス・クイン／マーカス・バンクス／マリオ・シャルマース／ショーン・リビングストン
SG：ドゥエイン・ウェイド／ジェームズ・ジョーンズ／デクアン・クック
SF：ショーン・マリオン／ドレル・ライト／ヤクバ・ディアワラ
PF：マイケル・ビーズリー／ジョエル・アンソニー
C：ユドニス・ハスリム／マーク・ブラント／ジャマール・マグロア

ヒートはとにかくビーズリーのプレーが楽しみです。
最下位からの出発で、何のプレッシャーもないヒートで、思いっきり自分のプレーをしてほしいです。
まあ、新人王はまず間違いないと思いますが（たとえオーデンがいても）、いきなり20-10レベルの成績を期待してしまいます。
それぐらいワクワクさせてくれるスーパールーキーですね。

ヒザと方の手術から復帰するウェイドは、北京での動きを見る限り何の問題もないですね。
マリオンと合わせたこの3本柱で、どこまでプレーオフ争いに食い込んでくるかが楽しみです。

ただ問題はPGとCですね。
PGは正司令塔の座をクインとバンクスが争うという、Dリーグのチームのようなことになっています。
シャルマースもいきなりつまづいてしまったし（ブログ）、リビングストンもどこまで使えるかわかりませんから。
どうして真っ先にここに手を付けないのか、不思議でしょーがないです。

Cも、リハビリ中のモーニングがまだ未契約ですし、FA契約したマグロアやジェームズ・ジョーンズもいきなりケガで戦線離脱・・・・
マーク・ブラントとジョエル・アンソニーだけでシーズンを戦うんですかね？
パット・ライリーはHCとしては優秀なのかもしれないけど、GMとしてはイマイチなんだよなあ～



そんな感じでカッ飛んでほしいな


『This Luv』 by Donell Jones
from the album 「Where I Wanna Be」