１０億分の１の男 #169

2001年 スペイン 109分

触れるだけで相手の運を奪うことができる男・フェデリコはカジノで勝ち過ぎの客から運を奪う支配人。彼を発掘した男サムから独立しようとしたが失敗、逆に能力のすべてを奪い取られてしまった。そして7年後。フェデリコは強運の持ち主を探し歩いていた。彼が目をつけたのは飛行機墜落事故から唯一生き残った強盗トマスである。2人はギャンブルを勝ち抜いていく・・・。

雰囲気はやや暗くシリアスなんだけど、なんだか変てこなゲームが続く。髪の毛に蜂蜜を塗った3人、でっかい虫がとまったら勝ち！とか、目隠しして森の中を全力疾走し、木にぶつからなかったら勝ち！とか、取引してるのも以前戦った人の写真で、運を取り引きしてるっていうのもすっきりわかりやすいルールとは言えない。

しかし、よーく見ると場面場面の切り替わりのカメラワークとか映し出される風景を切り取った１シーンとか、なんだか洒落てる。
そして30年間負けなかった男サム、そう、フェデリコの能力を奪い取った男と、最後の戦いに挑んでいくクライマックスは手に汗握る・・・！

スペイン映画ということもあるんだろうが、なんだか今まで見たことのない世界だった。

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