この学校に来たいと思える学校。発達障害を持つ子たちのママ、パパたちと。

この学校に来たい。
ママがそう言いました。
なんてすてきなことだろう。

特別支援学級に通うとすると、この学校。でも、ここは、古いし、できたら建て替えたばかりのあの学校に行きたい。当初は、そう言ってたんだよね。

でも、見学を重ねる度に、この学校が、いかに障害を持つ子、一人ひとりを大事にしているかが、ちゃんと見えてきた。

この日は、ママ達が見たかった給食の配膳の仕方を見学させてくださった。
1年から6年まで、それぞれが役割を持って、できることは積極的にやってもらっていた。

そのあと、若干の質問の時間も、別室で設けて下さった。

お箸のこと、アレルギーのこと、トイレのこと、それから、プールのこと、裸足でプールサイドが歩けないのですが‥、そういうことまで、学校の考え方や、いま取っている方法を教えていただいた。

だから、この日一緒に行った5人のパパとママは、今まで以上に安心したんだよね。

そうして出てきた言葉が、
この学校に来たい。来させたい。

来年、小学生になる子や、再来年小学生になる子達のママ、パパたちは、特別支援学級にいくか、特別支援学校にするか、それとも、通常学級でいくか、迷っています。
今、目の前にいる発達障害を持つ子が、どこで学ぶことが、幸せか。いろんな角度から考えているのです。

これから、教育委員会との相談が始まり、各学校での体験入学もします。子どもによっては、1日ではなく、数日かけて体験させてくださることもあります。

丁寧に、その子にとってどの学校がいちばん適しているか、そこを一緒に考えてくださいます。

でも、その前に、少しでもちゃんと見て考えたいと思っていた、ママやパパたち。
こんなに一生懸命なママやパパのもとに生まれたこと、それだけで、子どもたちは幸せだと思う。