ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

埼玉県川越市郊外の伊佐沼の北側の浅瀬には、イカルチドリが来ています

2020-02-11 00:00:05 | 季節の移ろい

 埼玉県川越市郊外にある伊佐沼に約2カ月ぶりに行って、浅瀬などに来ている野鳥を観察しました。

 川越市郊外にある伊佐沼(いさぬま)は、周囲の田んぼなどの農業用地に農業用水を供給する大きな池です。

 冬なので、農業用水の蓄えを減らしているために、浅瀬が広がっています。

 南北方向に細長い伊佐沼の北側にある蓮田周辺に広がっている浅瀬などを観察しました。干潟になっています。

 この浅瀬・干潟では、イカルチドリがエサを探すために歩き回っています。

 いくらか移動し、浅瀬にくちばしを入れて、エサを探しています。イカルチドリの身体の大きさは約20センチメートルです。

 イカルチドリは数羽が来ています。

 同様に、タヒバリも数羽来て、浅瀬を歩き回っています。タヒバリの身体の大きさは約16センチメートルです。

 例年だと、3月ぐらいに気温が上がって、蓮田の浅瀬に草が芽生えた時に、タヒバリがやって来て、その芽生えた草を食べることが多いです。タヒバリは1月中の暖冬、あるいは2月初めの厳寒などの気候の不安定さによって、その行動パターンがずれているようです。

 この浅瀬には、セイタカシギが数羽、来ていないかと、探しましたが、見つけられませんでした。時々、セイタカシギがいることもあるためです。

 1週間ほど前には、伊佐沼にはユリカモメが30羽以上も、滞在していたらしいのですが、今回は伊佐沼の中ほどに、3羽がいただけでした。

 また、北側の蓮田では、例年の冬・早春ならば、ヒドリガモやカルガモの群れがいることもありました。今回は、ヒドリガモやカルガモの群れは見つけられませんでした。

 ヒドリガモやカルガモなどは、伊佐沼の南側の広大な浅瀬にいくらか滞在しています。

 この南側の広大な浅瀬には、コガモなどが来ています。いつもの冬とカモや水鳥の分布が異なることが多いです。

 (追記)イカルチドリとコチドリの区別は実際にはなかなか難しいのですが、伊佐沼の北側に来ていた野鳥観察愛好家の方々は「イカルチドリだ」と判定していました。