goo blog サービス終了のお知らせ 

ママラボ➕(ぷらす)

摂食障害からの回復を目指して 月一zoomで12ステップミーティングをしています 次回は2021年9月26日

不満のベクトルが向かう先

2023-01-20 21:01:00 | 日記
「男なら幸せになろうなどと思うな。幸せになるのは女と子どもだけでいい。男なら死ねい」というセリフ
定期的にどこかで引用されるようだ。

あるときは、自虐的に。あるときは、女性をバッシングすることを正当化するために。

今日読んだ箇所で、ああ、時代や国が変わっても同じなのかと思った。不満のベクトルが、強者ではなく、同じ立場の弱者へ向かうってとこ。

男という、自分の意思では変えられない属性によって、幸せになるなとか、死ねとか命令されるのは、完全に差別であり、人権侵害ですよね。あ、この漫画の文脈から切り離してくださいね。

だから
こう言われて怖かったら、言った本人の塾長に「No!」と言うべき。なんだわ。

それを、女性に向かって「みろ、お前らは、いいよな!イージーで!それに比べて俺らは。俺らはお前らのために死ぬんだぞ!!」って言ったり、女を殴ったりするのは、お門違いも甚だしい。

自虐や皮肉やバッシングでこれを使う男性は、たぶんやけど、本気で死ななきゃ行けないんだ怖い、嫌だ、なんでやねん、って、思ってるんやと思う。すごい恐怖やと思う。理不尽やと思う。のろいみたいになってると思う。

その負のエネルギーのベクトルを向ける先を、間違わんといてほしい。
てか、いいことひとつもない。



実はも一つ深層心理があるような気がしてならんのよ

「男は女と子どものために死ななきゃならないんだ」という恐怖、じつは、すごい快感なのでは?

ナルシシズムというか。ほんまに死ぬかどうか関係ないねん。むしろ、安全な場所にいてる人ほど、あるんちゃうか。

だから、手放せず、定期でこれをつかって、自虐し、皮肉を言い、女を殴るのではないか。

今日一日

第一章3.

2023-01-20 20:35:00 | This is Japan
p34
男性の同僚だけでなく、女性の同僚も「Shame on you!」と彼女を罵倒し、村八分にする。工場の女性労働者たちは男性よりもずっと低い賃金で働かされ、工場長に性的に陵辱され、劣悪な職場環境のなかで労働者ピラミッドの底辺にいる奴隷として扱われてきた。主人公と同じようにそのことに不満や怒りを感じているはずの女性労働者たちが、「もうこんなことには耐えられない」と立ち上がった主人公になぜか憎悪の視線を向け、いじめる。

あの上野の中町通りで目の当たりにした光景も、それに似ていた。…中略…みんな大変、みんな辛いのだから、この共有の受難の輪を乱すやつは許さないとばかりに一丸となって、状況を改善しようとする者を攻撃する。