「男なら幸せになろうなどと思うな。幸せになるのは女と子どもだけでいい。男なら死ねい」というセリフ
定期的にどこかで引用されるようだ。
あるときは、自虐的に。あるときは、女性をバッシングすることを正当化するために。
今日読んだ箇所で、ああ、時代や国が変わっても同じなのかと思った。不満のベクトルが、強者ではなく、同じ立場の弱者へ向かうってとこ。
男という、自分の意思では変えられない属性によって、幸せになるなとか、死ねとか命令されるのは、完全に差別であり、人権侵害ですよね。あ、この漫画の文脈から切り離してくださいね。
だから
こう言われて怖かったら、言った本人の塾長に「No!」と言うべき。なんだわ。
それを、女性に向かって「みろ、お前らは、いいよな!イージーで!それに比べて俺らは。俺らはお前らのために死ぬんだぞ!!」って言ったり、女を殴ったりするのは、お門違いも甚だしい。
自虐や皮肉やバッシングでこれを使う男性は、たぶんやけど、本気で死ななきゃ行けないんだ怖い、嫌だ、なんでやねん、って、思ってるんやと思う。すごい恐怖やと思う。理不尽やと思う。のろいみたいになってると思う。
その負のエネルギーのベクトルを向ける先を、間違わんといてほしい。
てか、いいことひとつもない。
…
が
実はも一つ深層心理があるような気がしてならんのよ
「男は女と子どものために死ななきゃならないんだ」という恐怖、じつは、すごい快感なのでは?
ナルシシズムというか。ほんまに死ぬかどうか関係ないねん。むしろ、安全な場所にいてる人ほど、あるんちゃうか。
だから、手放せず、定期でこれをつかって、自虐し、皮肉を言い、女を殴るのではないか。
今日一日