母は心の中で生きてる

母が難病(原発性アミロイドーシス)と診断を受け、母の性格を考え告知せず、母の生との別れの後の家族の生活

8月20日

2006年08月20日 21時54分16秒 | Weblog
今日は日曜日 だからと言って、主婦に休日は無いらしい
洗濯をサボれば、家族6人分の洗濯は翌日 倍になるのだ ならば毎日コンスタントにした方が楽だ

朝 7時起床
居間に行くと 母が座っている
正直 怖い・・・ 何しろ その反動が夕方にあるんじゃないか と思ってしまうからだ。

ともかく、私は洗濯をし、朝食をとり、急いで長女の学校行事に参加しなくてはならない。
8時20分 自宅出発し、体育館に入る。
見慣れた顔ぶればかりだ。 他町だが、古い人は私のことを覚えていてくれたらしい。
でも、古い人なんだなぁ・・・私も古いんだなぁ~と実感してしまった@古株

昼12時10分 やっと行事が終わり、急いで自宅に帰ると 母は母の部屋で寝ていた。
お昼は お茶漬け が食べたいと言う。
お茶碗一杯程度 をよそり 食べさせた。

母に 『二階に居るから用が有ったら呼んでね』と言って二階に上がった。
私が一階に居ると、母も私を頼り、台所に立たなくなるし。

夕方4時半 一階に下りると、【ナスとピーマン炒め】が出来上がっていた。
子供を褒めるのと同じく、母を褒めた
『ママが居なくても出来るじゃん

夕飯6時 今日は鶏五目御飯にしてみた。
これなら自然に少しだが野菜も鶏も入るからだ。
だが、母の手は動かない、箸が全く持てない。
コップさえも持てない状態だった。
先割れスプーンを母に渡し、どぅにかお茶碗半膳食べられた・肉もタバコ程度の大きさのを2枚。
それが限界らしい。

いつでも食べられるように、梨とグレープフルーツを剥き冷蔵庫に入れておいた。
ブドウも洗って入れた。

御飯を食べると 睡魔が襲ってくるらしい。
食べると言っても、ホントちょこっとだ。

母に私は入院を勧める。 母は入院を拒む
だったら、食べてくれるかなぁ~ と思って勧めるのだ。
自分でも 母に入院を勧めるのは辛い と思う反面、病院ならば空調も食事も母が安心出来る と思うし・・・、私自身どっちが良いのか分からない。

夕飯を終え、お風呂を勧めたが、母は入らないと言う。
布団を敷き、そのまま母は横になる。
目はつぶっている。寝ているのか 起きているのかは分からない。
でも、そこで声を掛けて、寝ていたとしたら、折角寝ているのに妨害してしまうことになる。

サッサと子供達と入浴を済ませた。
洗濯は明日朝やろぅ!

手の力はますます酷くなっている、浮腫も相当酷い。
昨日は調子よかったんだけどねぇ~。

告知なんてする必要性は無い と思う瞬間がある。
母にそんなゆとりは全く無い。
母に聞くと、『身体がシャンとなりたい』と言う。
それはムリだよ って何度も母に言っているのだが・・・・。
遠回しの告知に近いと思う。
毎日どぅにか充実感を味合わせてあげたい。
その為には 病院に居るよりも自宅が一番だ。
でも、自宅にいるには食べなくてはならない。
かなり 難しい選択だ。

明日は 父が休み。
私は仕事に行く。 仕事を辞める訳にはいかない。
経済的な事もあるが、私の身の置き場(心の逃げ道)が無くなってしまうからだ。
半日でも家から離れ、仕事していると気持ちが楽なのだ。
通常ならば、子供が学校に行き、その30分後に私が出社・父は9時半頃出社する。半日私が仕事しても、家で母が一人の時間は3時間程度だ。 それくらいならどぅにかなるし。
万一、母から電話あっても、会社からなら15分あれば家に帰ってこられる。

次女のスイミングも15時半からだし。
父が居れば 安心。

やっぱり 介護の箸?? スプーンみたな物は必要みたいだ。
母は見た目を気にしていたが、食べないことには何も始まらない。と強く母に言った。

夜になると 私はもの凄く 罪悪感に陥る時がある。
母が辛いのに、食べろ と言う。 動けと言う。
残された日々を ジッとしていたら 母はきっと悔いが残るだろぅ。
悔いを少しでも無くしたい、だから食べて欲しいし(食べることが好きだったし)、自分でやりたいことをやりたいように動いて欲しいし。

今日の夕飯の時の 母の手の動きには ホントに驚いた。

母が望んでいる事を 私は分からない。
聞いても、『身体がシャンとなりたい』としか言わないのだ。
多分、母は私の負担を考えてしまっているからだとおもう。

難病指定になっているが、申請は何が必要なんだろぅ・・。
ガン保険は適用になるのかなぁ?
一緒に住んでいると、電話で問い合わせする事も出来ない。
介護用のスプーンみたいな物があるなら それも頼みたいが、時間のゆとりが無いし。
夜になると、自分の気持ちがいっぱいいっぱいになっているみたいで、どぅにもならないのだ。

楽天的な性格なのか、寝て忘れてしまえ~ と思うので、朝になると気分が変わって、母と接する事が出来る。
母に『おはよう』の後に、『今日はどぅ?』と普通に聞ける。

明日も 気持ちよく おはよう と言える様に 寝ます

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