北岳山麓合唱団

ソウルジャパンクラブ(SJC)の男声合唱団です。毎週火曜日、東部二村洞で韓国の歌と日本の歌を練習しています。

トゥムルモリ

2014年03月18日 21時30分57秒 | ソウルライフ

16日(日曜)はソウルの中心部から電車で約45分。郊外に足を伸ばして、トゥムルモリ(두물머리)という観光スポットに行ってきました。

韓国語でトゥは数字の2。ムルは水。モリはなにかの先っぽの部分を指すのですが、要は2つの川が合流して、一本の大河(漢江)になるところ。漢字で書くと、両水里(ヤンスリ)です。

 

韓国の人にとっては風光明媚、日本の方々にとっては数々のドラマ撮影に利用されたということで、人気急上昇の観光スポットです。

当日は高気圧におおわれた晴天。晩冬の青空のもとで、気持ちよくピクニック、と言いたいところですが、またしてもPM2.5が....。

雲ひとつ無いのに、景色がくすんでいます。今年の冬、韓国はPM2.5に青空を奪われました。韓国ならではの、あの澄んだ青空をもどして欲しい!

とはいえ、当日はのどかな小春日和で、ピクニックにはまずまずの一日でした。素人写真でもそれなりの絵になっているので、実地はなかなかの景観なのでしょう。

一見、湖のように見えますが、ダムによる人造湖です。朝夕には、シャッターチャンスを求めて、大勢の写真愛好家が水辺に集まるとのことです。

撮影スポットに準備された、額縁で記念撮影。これが斉藤さんと過ごす最後の週末になると思います。斉藤さん、これからもがんばってくださいね。

絵馬ならぬ、絵石?水底には願いごとが書かれた石がたくさん転がっていました。

ダムで川がせき止められる前までは、渡し舟で対岸に渡ったとのこと。今では橋が架けられて、簡単に対岸に渡れますが、写真撮影用でしょうか、あちこちにそれらしき小船(帆船)が浮かべてありました。

全体の雰囲気はこんな感じ。この日も大勢の家族連れでにぎわっていました。

斉藤さんとツーショット。

3月5日に50回目の誕生日を迎えました。こうみると、私もオッサンですね。52歳で亡くなった私の母が見ると、びっくりするかも。

このあいだ美容院で「少しでも若く見えるようにしてほしい」と要望したら、「髪を金髪に染めるのは如何ですか?」と。美容師さん、ちょっとねえ....。

 

トゥムルモリに来る人が必ず訪問するというハス(蓮)の名所、洗美苑(セミウォン、세미원)。

「観水洗心 観花美心」(水を観て心を洗い、花を見て心を美しくする)という願いをこめて、作られた庭園とのこと。

ガイド役の私もかなりの期待をして約400円の入場券を買って、入場したのですが....。

なんだ。これは!季節はずれで、沼があちこちに点在するだけ。この光景を見るために400円...?

がっかり名所とはこのこと。ガイドはこんな時がいちばん苦しい。一緒に行ってくれた皆様。ごめんなさい!

洗美苑をさっさと切り上げ、気を取り直して、昼食会場へ直行。あらかじめ、調べておいたハス料理のお店です。

「かしわもち」のように、御飯がハスの葉でくるまれています。

ハスの葉を広げると、こんな感じです。

料理全体はこんな感じ。ご飯にいろんなおかずを添えて、野菜の葉と一緒に食べます。なかなか美味でした。

以上です。

今回の洗美苑は空振りに終わりましたが、季節のよい頃にもう一度、訪問したいですね。


韓国歌曲教室

2014年03月18日 20時53分05秒 | 合唱

最近、多忙で久しぶりのプログ更新となりますが、皆様はお変わりありませんか?

今日のソウルは気温が15度まで上がり、南側の窓際では少し汗ばむほどの陽気でした。

 

さて、3月は3回の練習日を設けましたが、既に2回は終了し、あと1回(25日)を残すだけとなっています。

昨年までは、隔週で山本先生とパン先生の練習日を設定しましたが、今年は当面、パン先生の練習のみ。

その代わりに、土曜日に1回、自主練習の日を設けています。(今月は15日でした)

 

先回も書きましたが、上半期のパン先生の練習はユニゾンで歌曲の練習をしています。

テキストは「韓国歌曲80選」という本です。

毎回、2曲のペースで練習していますが、韓国歌曲をこれだけまとまって練習できる機会はなかなか無いので、もっと広く参加を呼びかけようと思っています。

日本人会のホームページや文化広報院でも参加を呼びかける考えですが、身近にご関心のある方がいれば、気軽にご参加ください。


イチゴが冬の王様に?

2014年03月02日 13時30分58秒 | 韓国

日本では、こたつでみかんという冬の情景が過去のものになりつつあると聞きましたが、韓国ではどうでしょうか?

 

先日の報道によれば、大手スーパー、ロッテマートの12月売上で、イチゴの売上がみかんを超え、史上初めて1位になったとのこと。韓国でもみかんは冬の風物詩でしたが、とうとう冬の果物の王座をイチゴに譲りわたしたのです。

 

ところが、報道をよく読むと、それだけではありません。昨年の猛暑でイチゴの生育が早まり、豊作だったとのこと。つまり豊作でイチゴのお値段が2割ほど下がったのです。一方で、みかんの産地は済州島。こちらは猛暑の日照りで不作となり、品薄で値上がり。つまりイチゴは割安になって、みかんは割高になったのです。

 

イチゴ人気がいつまで続くか?分かりませんが、スーパーの陳列を見ると、イチゴ人気は揺るぎないようです。

 

日本人にとって、イチゴと聞けば練乳。韓国ではイチゴに練乳をつけて食べるという習慣はありませんでしたが、それも昔の話。いつしか、韓国においても、練乳と一緒に食べる人が増え始め、昨今のイチゴ人気で練乳の売り切れが続出しています。

 

 


船頭の歌、故郷の想い

2014年03月02日 10時48分50秒 | 合唱

2月25日はパン先生の練習日でした。

参加者は西ヶ谷さん、新しく加入された溝川さん、山本さん、そして私の4人です。

パート分けのテストの結果、溝川さんはセカンドテナーを担当されることになりましたが、合唱経験者のようによく声が出ていて、私も驚きです。

上期については韓国歌曲を中心にユニゾンで指導を受けているのですが、先回の懐かしい金剛山(그리운 금강산)に続いて、今回は船頭の歌(사공의 노래)、そして故郷の想い(고향 생각)の2曲。

故郷の想いを作詞作曲されたのは、玄濟明(ヒョン ジェミョン 1902-1960)先生という日本時代から大韓民国にいたる、2つの時代で活躍された音楽家で、ソウル大学音楽学部の初代学長を勤められたとのこと。晩年、毎日のようにこの歌を自宅で歌われていたということですが、なかなか味わい深い曲です。

最後は一人づつ、独唱して締めましたが、この調子でいくと、歌曲を50曲ぐらい練習できるかもしれません。

一応、歌詞と日本語(意訳)を記載しておきます。

 

故郷の想い(고향 생각) 

해는 져서 어두운데 찾아오는 사람 없어

日が沈んで暗いのに、訪ねて来る人もいない。

밝은 달만 쳐다보니 외롭기 한이 없다

明るい月をひとつ見上げたら、さびしいこと、この上も無い。

내 동무 어디 두고 이 홀로 앉아서

私の友人はどこかにいて、私一人、座り

이 일 저 일만 생각하니 눈물만 흐른다

あれこれ、想いをはせ 涙をながす。

고향하늘 쳐다보니 별떨기만 반짝거려

故郷の空を見上げたら、星のまばたきがだけがしきりにきらめき

마음 없는 별을 보고 말 전해 무엇하랴

心のない星を見て、言葉を伝えたところでどうなるのか?

저 달도 서쪽 하늘 다 넘어 가건만

あの月も西の空をこえて、すぎていく

단잠 못 이뤄 애를 쓰니 이 밤을 어이해

眠れずに苦しんで、この夜をどうするのか

 

ソプラノ チョ スミ(Sumi Jo 秀美)による独唱

 

船頭さんの歌(사공의 노래)

둥실 두리둥실 배 떠나간~~다

どんぶら どんぶら 舟が出ていく

물 맑은 봄바다에 배 떠나간다

水清き 春の海に 舟が出ていく

이 배~는 달 맞으러 강릉 가는 배

この舟は月に出会いに、江陵に向かう舟

어기야 디~여~라차 노를~ 저어라

えんや~こら、櫓をこごう

순풍에 돛 달고서 어서 떠나~~자

順風に帆を揚げて、さあ出て行こう

서산에 해지며는 달 떠온단다

西の山に陽が暮れると、月があがる

두둥~실 두리둥실 배 떠나가네

どんぶら どんぶら 舟が出ていく

물 맑은 봄~바~다에 배 떠~나간다

水清き 春の海に 舟が出ていく

バリトン パク ヨンジン氏による独唱