『 今年の最後を見守る富士山の雄姿 』
河津 米子さん 31日の朝に写す。
まだまだ来年も危ぶまれているが、今年はコロナにやられた年だった。
2月から自粛生活が始まり、日本中にマスクが溢れ、アルコール消毒に酔い、
町の人出も自粛要請で少し減っては、解除や連休でまた元の木阿弥に、
それを繰り返した。
飲食店も時短や自粛要請でかなりの店が閉店に追い込まれた。
先日も通院のついでに、商店街を通り、気を付けて見回したら、かなりの
シャッターの降りた店が目に付いた。
私が何度も行った店の何軒かが空き家になっていた。にこやかな若い店主の
笑顔を思い浮かべてしまった。気の毒なことだ。可哀想だ。何とか再起して
欲しいと願う。
過度に神経質なまでの用心や不安を抱くのは、その人個人の肉体的や精神的な
事情でやむを得ないから何も言えないが、そういう人も可哀想だと思う。
御本人はあまりそうは思ってないだろうし、感じていないのかも知れないが
そうした人が多くて社会問題にもなっているらしい。
その多くは過剰反応であって、ご本人自身をいたずらに苦しめたり行動を制限して
しまったりで、体調不良やウツや人間不信等になり、更に高じると知らぬ間に、
社会生活にも不便や適合性を欠いたりするなどの問題が出ているという。
日常生活にも思わぬ齟齬や軋轢を生じているかも知れない。仕事に行けなくなったり、
勉強が手に着かないと言うケースも多いらしい。
この他に、社会的マイナス影響についても、弱いところから始まり徐々にボディブロー
のように全身に効いて来るだろう。中小企業、小売店などは今やもう多くが瀕死の状態
だという。コロナで職を失った人が8万人にも達した。
喜んだのは、株の投資家だけ(株の高騰で)で、勤労者はブルーもホワイトも、
学生も子供達も国民全体が大なり小なり厳しい影響を受けている。
私のように年金だけでの生活者は、今のところは何とか生活できているが、これも
国の財政が崩壊すればどうなるやらだ。
それ等に対するはっきりした国の方針対策も具体的には何も示されていない。
国は強いはっきりした方針を示せず、遠慮がちだった医師団の堪りかねての強い発言に
やっと少しは動き出したが,如何せん何とも遅く、無策無能と言われても仕方ない政府
だった。もし次の選挙でこの政府の顔触れが再選されたら、日本国民、特に大衆のレベルを
問われるのではないだろうか。
最も過去に何度も時の政権の暴挙、破廉恥、横暴、汚職、無策などで、次の選挙では変わるぞ
と期待したものだが,いざ票を開けてみるとその政権の圧勝と何度も裏切られて来たものだ
いやはや、まことに暗い、涙と苦渋にまみれたコロナの年であった。
来年の春にはこんな状態から脱する事を願うばかりだ。それが出来るのは
国の力、政治の力だろう(今の様子だと出来ないかなぁ)、それと国民みんなの
個々の協力と小さな我慢と節制だろう。
来年こそ良い年であって、元気でピンポンも楽しくやれる年でありますように!
皆様もどうぞお元気で! 良いお年をお迎え下さい。では又来年に。