米子 西野ピアノ教室 musica felice

米子市のピアノ教室・・日々思うこと徒然なるままに。
幼児から受験生、大人の方いらしてます。
音楽は心の対話ですね。

佐野洋子「死ぬ気まんまん」

2013-04-21 07:03:48 | 本の話

佐野洋子さんの「死ぬ気まんまん」

Img_4012


最近の読書は、ほぼ平野啓一郎さんの「葬送」に時間を取られていたので、ほかの本はつまみ食い程度でしたが、又借りした佐野洋子さんのこの本は、1日で一気に読みました。

やっぱり佐野さん大好きです!

こんなに正直で純粋で欲のない人がいるんだな~~って、、、

あ・・・

でも、天使みたいな人じゃないですよ。

結構毒を吐く辛辣なところのある人で、佐野さんの作品・・・おもに絵本ですが、エッセイでもそれは表現されていると思います。

でも、そこが大好き!

正直で純粋だからこその毒で、たぶん偽善から一番遠い・・・と言っていい人だと思います。

ご興味のある方は、佐野さんの絵本でもエッセイでも、ご一読ください

「100万回生きたねこ」が、代表作でしょうね。

佐野洋子の画像-p3_6死ぬ気まんまん (単行本)

「おぼえていろよ大きな木」「おじさんのかさ」「私が妹だったとき」

「私はそうは思わない」「私の猫たち許してほしい」・・・

「100万回生きたねこ」を手に取った20代前半のころ、本当に衝撃を受けました。

すぐさま妹に伝えると、妹も即自分用の本を購入。

教室の本好きの子たちに伝えると、いまだに大切にしてくれてるようで。。。

先日も、うちのOGで今は子供さんを通わせてくれているNちゃんも、「子供ができて一番最初にこの本買いました」と・・・

その当時の若い友人が、本当に若くして結婚した時もこの本をプレゼントしたんですが、20年たって出会った時も「今でも子供たちが読み継いでるんだよ」と言ってくれた時はうれしかったな~

なんせ、若くして結婚した二人は子だくさんで、大人になったような子から乳飲み子まで抱えて大変幸せそうで、本当に素敵でしたよ。

そして教室の名和先生・・・っていうか美絵ちゃんなんだけどは、同じぐらいファンで、むかーし鳥取市に佐野さんと谷川俊太郎さんがいらっしゃったとき、追っかけで行って、絵本にサインまでしてもらったという思い出があります

その美絵ちゃんがこの本を持ってたので、読んだら貸して~とお願いしたはいいものの、そのまま腸感冒になって丸一日倒れており、翌朝回復してレッスン室に降りたら、pianoの譜面たてに置いてあって、「ありがとう美絵ちゃん!」と感謝しつつ、一気に読んだというわけです。

長々とすみません。

興味ない人には、何の話だか??

ですよね

そのくらい好きだと、伝わればいいです。

で、死ぬ気まんまんの佐野さんは、ついに亡くなられました。

あぁ――佐野洋子さんみたいに死にたいな!

死に方の話ですよ!

もうちょっと先でもいいけど

私はもうちょっと生きるつもりですよ!

たぶん大丈夫

コメント
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