米子 西野ピアノ教室 musica felice

米子市のピアノ教室・・日々思うこと徒然なるままに。
幼児から受験生、大人の方いらしてます。
音楽は心の対話ですね。

これからの教育

2019-08-16 09:52:13 | 教育
最近、若いお父さん達がとても積極的にレッスンについて関心を持ち、協力して下さいます。

社会的な背景を持って物事を見て下さるという、お父さん的視点。
細やかな視線で子どもを見守るお母さん的視点。
どちらの視点も必要なのですね


画像は数年前のものです。

ごく自然に参加下さって、とてもいい感じです。
たまたまお父さんがお二人とお祖父ちゃん(お洒落)もご参加の回。


こうして積極的に子供の育ちに関わって下さることも増えてきましたね

2020年からの教育改革は、大きく視点が変わっていくようです。
今までの偏差値偏重の教育から、自ら考え行動できる人を育てるように…という流れになると思います。

ここのところ注目している、千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長先生の書かれた本も興味深く読みました。
また、大学でラボを主宰し(…その上筑波大学長補佐!)、メディアアーティストであり経営者である??・・という落合陽一さんの仰ってることも興味深く読んでいます。


「想像力」と「創造力」はこれからの人には本当に必要なことですね。
アートの力、お母さんだけでなくこれからの若いお父さんたちの力にも期待しています
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コンクールまっさかり

2019-08-14 03:07:56 | イベント、コンクールetc.
只今コンクール真っ盛りです

おチビちゃん2人が全国大会(入賞者演奏会)に参加させて頂くことになりました。
東京での華やかなステージで、楽しんできてもらえれば嬉しいです
でも、この子たちも他の子と同じで、いつも通りの曜日に来ていつも通りのレッスンをします。
またほかのコンクールでも、姉妹で優秀賞、最優秀賞を頂いたというお知らせの時に・・・少しは喜んでいますが、子供たちの方がむしろ冷静です・・・とのこと。なかなか大人な(笑)振る舞いですね
華やかな舞台に立たせて頂き、自分の力でステージをやりきる事こそが貴いこと。。
ときには失敗したり思うようにいかなくてもひとりでステージをこなしてくるだけで立派なこと!
結果はあまり気にしないでほしいなぁ…と思っています。




とある素晴らしい先生が、次のようなことを仰っていました。
参考になることがたくさんあると思います。


ピアノの指導と子育ては共通点が多く、その最終目標は“自立”

愛ある放任で、宿題も手伝わず、遅刻しても起こした事は無いそうです。
成長した息子さんは、精神的にかなり自立していていらっしゃる。。。
生徒さんの場合も同じで、コンクールでもリサイタルでも、手取り足取り教え込むこと無し。
発表会も客席で聴き、舞台袖での世話も一切されないということ。
しかし驚くほどに音楽の根本的な考え方の基本は受け継がれていると感じられるそうです。


・・・ほんの些細なことからが大切で、足台を自分で設置する、椅子の高さを直す、子供だけでテーブルを運ぶ、レッスンバッグは自分で持ってくる・・・当たり前のようですが、ちょっと急いでいるとつい手が出てしまいますよね。
何でもやってあげると、親切に思われるかも知れませんが、実は“自立”の妨げになることも多いのでは?



分かり易い結果を少しでも早く・・・と求めてしまいますが、コンクールの結果はあくまでも過程です。
精神的にも成長し、音楽を通して人として成長して行くことは、また音楽の深みとして表現されることと思います。

出来ればコンクールに頼らず、人とアンサンブルすること、素晴らしい演奏を聴いて感動を味わうことを沢山子供に体験させてあげて下さい


コンクールに関して今現在このように考えを持っていて、生徒さんや親御さんともお話しています
*目の前の結果に翻弄されないこと。
「喜び過ぎず悲しみ過ぎず」
*コンクールの結果だけを追い求めているうちに、音楽の本質から外れてしまう恐れがあるので、あくまでも過程と知ること。
*先生からの教えはとても大切だけれど、形だけ教え込まれても本人の音楽にはならない(作品の難易度…技術ばかりでなく精神的内容…が、増せば増すほど、音楽が形骸化する)。失敗しても良いから本人の言葉としての表現を大切にすること。

時々素晴らしいピアニストの方にレッスンを受ける機会もありますが、コンクールの結果を出す事とは全く関係ありません。
一流の方たちが、音楽を通して、生きること、学ぶことを伝えて下さる。そのことがとても大切なんです
「どうやったら賞が取れるかではなく、音楽とは何かを教えて頂いている」と思って頂ければ幸いです。
それは生き方そのものです。


ちょこっとカタい文章になってしまいましたが、大人の熱狂で子どもの内面の大切なものを押しつぶさないようにしてあげて頂けると、子供の未来は明るくなると思います~


画像はチェンバロとバロック・バレエ
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幼児グループレッスンについて(2011年春の記事から)

2019-08-14 01:15:19 | 幼児のレッスン
幼児グループレッスンについて8年前の春に書いた記事が、テンプレートの関係で読みにくくなっていましたので少し手直しして再アップしてみます



                        
ピアノ教室では、(1)ちびっこリトミック(2~3児対象)、(2)幼児グループ(4~5歳児対象)と、年齢によって違う2つの未就学児さん向けグループレッスンをしています
どちらもほとんど、ピアノの演奏に合わせて、音楽活動をします。
(1)はおもにリトミック中心
(2)はソルフェージュ中心・・・にレッスンを行います。
聴くこと、音楽に合わせて体を動かすこと、歌うこと等、指や体リズムや音を読む訓練をします。

≪ちびっこリトミック≫
まだ幼いので、読むことについては難しい事は行いません。
その代わり、絵本を読んだり(音楽つき)、色々な活動から、想像力を養っています。

この想像力はとても大切なものなので、この先ピアノレッスンをしてゆくために、とても必要な事です。
想像力なしに、ショパンや、ベートーベン、その他の作曲家の名曲は弾けないでしょう。

1年間のレッスンの後半には、音を聴きとったり、ドレミで歌ったり、響きを聴いたりするレッスンもします。

でも、ドレミの音が聴き取れる事より前に、音の本質を聴き取れる耳を養うことが大切。
本質・・・とは、音の語っている、喜び、悲しみ、驚き、輝き、懐かしさ、不安・・・等々、人の心の機微の大切な部分です。

音楽活動が中心で、出来る限り音楽を楽しみ芸術的でありたいと考えています。
ですから、幼児グループよりも(本音を言えば)レッスン内容を決める教案には、より神経を使っているかもしれません




≪幼児グループ≫
ソルフェージュを中心にピアノを弾くために具体的な活動をします。

リズムをよみ打ち読譜(楽譜を読むこと)や聴くトレーニングも、より具体的になってきます。


ここまでのレッスンをしたうえで、ピアノレッスンに入った時には、もう既に読む、聴く、かくetc.ピアノを弾くために必要な事を、準備できているよう心がけています。


子供たちが、ピアノに向かいたいと思うには、弾きたい曲があり、指も動き、耳でも音が分かり、出来れば楽譜もある程度よめる、そんな状態を作っておいてあげる事

一般的に言う、ソルフェージュ教育が、この幼児グループ(4~5歳児対象)の中心です。

よく、「種をまく前に畑の土を良く耕せ」と言いますが、まさにこの状態で、種をまく・・・つまりピアノレッスンに入るには、それなりに良い土を作ってあげることが必要なのです。


何も耕さない状態で、ピアノを始めるのは、子供たちにとって大変ストレスになると思います。
食べたことの無い料理をいきなり作りなさい・・・と言われるようなもの。

しっかり準備ができた状態でピアノレッスンに入る時には、子供の心の準備もできていて「早くピアノが弾きたい!」と、ヤル気満々になっています。


もしそんな気持ちがまだ起きていないなら、ちょっと始めるには早い時期なのかもしれません。
早く始めればすぐ弾けるようになるものでもないので、子供たちの様子を良く見てあげる事も必要かと思います。


幼児のグループレッスンは、次の2つのレッスンで成り立っています。

1)ちびっこリトミック…およそ2~3歳児…音楽の入門(年少さんまたは未就園児のお子さん)
2)幼児グループレッスン…およそ3~4歳児…弾けるための目・耳・体の訓練,3回/月(開始時期はだいたい年少、年中さん)
    ↓(2が終了後3に進みます)
3)幼児グループレッスン2年目…グループレッスン+ピアノレッスン3回/月


小学生の方は聴音も行っています。(ピアノ+聴音)
だいたい月2回のペース(年目間20回程度)で、初めは簡単なところから、中学生になる頃には、音高入試問題などもとれるようになっています。

読めてもかけない・・・楽譜ってかこうとするとけっこう難しいので、本当に理解していないと書けません。
聴音をすることで、より楽譜を読むことが、深くなっていきます。

仲間と共に成長し、出来るだけ音楽と親しい関係になってほしいと願っています。

幼児グループ、教室の事など詳しくは、このブログのカテゴリーの欄をクリックしてご覧ください。


mailアドレス: macorin.425@docomo.ne.jp
お電話:080-1943-4237

                      


上記1)~3)のについては、「教室・講師のご紹介、レッスンコース、お月謝等について」をご参照ください

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