米子 西野ピアノ教室 musica felice

米子市のピアノ教室・・日々思うこと徒然なるままに。
幼児から受験生、大人の方いらしてます。
音楽は心の対話ですね。

ピアノ個人レッスンについて

2020-02-06 03:09:02 | ピアノレッスンについて
ピアノ教室では基本的には個人レッスンをしています


幼児期・児童期にピアノレッスンを始められる際、ご希望があればピアノ個人レッスンからの導入もお受けできますのでお問い合わせください


米子市上後藤6-16-1
macorin.425@docomo.ne.jp
TEL 0859-29-9500


ピアノレッスンについて過去のブログで書いていたことを少しまとめて掲載しておきます
少し専門的な観点から書いてありますが、(宜しければ)お時間ある方はかいつまんでお読みいただければ幸いです

          

ピアノ導入期のテキストは読譜の側面からみると主に3つの種類に分類されると思います
①高音部譜表(ト音記号🎼)から・・・バイエルなど
②middleC(中央のド)とその一オクターブ下のドから5指以内(ドレミファソ)で弾けるもの
③middleCから放射状に(ト音記号ドレミファソ・ヘ音記号ドシラソファ)左右1指から弾けるもの

私たちの教室では主に③のテキストを導入期に使っています。
楽譜を読むことに慣れていない時期に、上記のテキストをミックスして使用すると混乱しやすいので、導入期は①②③のうちどれか一つに絞ってレッスンに入るのが良いと思います。
もちろん慣れていけばいずれにも対応できる読譜力が必要です。

ピアノを弾くために基礎として必要なことは、はじめは要素別に導入していきます。
要素とは、例えばリズム(カード等を使いリズムうち、摸奏等)、音の高さ(マグネットやノートで音符を読む・かく・並べる等)、耳の訓練(摸聴唱・音あて・和音判別等)、等々多岐にわたります。
以下思いつく要素のポイントを挙げてみました


音符の高さが分かる(ドレミetc. )
音符の長さが分かる(4分音符、2分音符etc.)
音の強さが分かる(フォルテ・ピアノ…f,p,mf,mp、クレッシェンド、ディクレッシェンドetc.)
音の高低、上行下行が分かる(音程等)
フレーズとしての歌を感じ歌うことが出来る(文章・文節・句読点・段落にあたるもの…音楽の構造・呼吸)
弾くための骨格や筋肉がある程度準備できている(運動機能面)
体そのもの(腕や背筋も含め)いろいろな部位を音楽とともに自由に動かすことが出来る(柔軟性)
伸筋・屈筋など手指の中でのコントロールがある程度できる段階になっている(物を掴む力、物の素材によって扱い方をコントロールできる身体性) 
指番号が分かる(番号に対して反応し動かすことが出来る)
鍵盤に対して指などの骨格がある程度支える力をつけている(骨格や筋力の強さ)
常に同じ速さでリズムを打ったり歌ったりできる(等速感…歩行、お手玉etc.)
歌いながら一定のtempoでの動作が出来る
いくつかの曲をドレミで歌える(先行体験)
初期段階ではCmajor、Gmajor、Fmajorの音名がそれぞれに感覚的に理解できている(調性感)
鍵盤の位置が理解できている
自ら弾いてみたいと思う心の準備が出来ている(内発的動機)


少し難しい表現ですみません
ピアノが弾けるためにはこんなにいろいろな能力が必要なのですね。

子供たちって本当にすごい能力を持っているんです


先ほど挙げたことが総合的に身についた状態で弾き始めると、ピアノレッスンはスムーズに進みやすいといえます。
最初の1~2年は年齢が適期であれば、楽しく遊びの一環としてはじめられることをおススメしています

子供どうしの交流の中から生まれる気持ちは大切で、「わたしもやるんだ!」という気持ちにさせられます




「よく見てよく聴いてよく考えて弾く」は、とても大切です




早く進むだけが、大事なことではないので、いいタッチで良い音が出せて、音楽を楽しんで、歌心を持って弾いてくれるようになってくれればいいと思っています。
本当にゆっくりのペースで、いつ辞めるかなぁ・・・と思ったこともある生徒さんが案外細く長く続いて「ここまで弾けるようになれるとは思わなかった」と本人も言うほどステキな曲が弾けるようにもなります
コンクールで成果を上げることも一つですが、こうやってジミ(?)にコツコツ続けて、“喜びを持って弾いてくれる事”は、とても嬉しいことです。
今、まだ小さい子供たちも、やがて大きくなって、ショパンや、ベートーヴェンなど弾けるようになるでしょう。
それも、やはり基礎力がとても大切になってきます。
ジミでもいいですから、コツコツやって、大人になっても(おじいちゃんおばあちゃんになるまで)音楽が人生の友となってくれればと願っています

長々と失礼いたしました
お付き合いくださった方ありがとうございました。
ブログのコメントからでも、連絡していただけます

コメント
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