「 ヴォイスコンサルタント 林重光 のブログ 」

声・話す・読む・歌うことの悩みを解決するヴォイスコンサルティング MAKE UP VOICE 代表。ヴオイストレーナー。

声の出し方を知るとは、どういうことだろう。

2010年02月16日 | 体感記録日記
発声、つまり声の出し方を知るとは、どういうことだろう。
生まれてから声が当たり前に出すことのできる人にとって(僕もその1人ですが…)、どんな声でも出ればオッケー、伝わればオッケーという考えでもいいわけです(本当に相手へ伝わっていればいいですけれど)。
僕にとっての発声、声の出し方を知るとは、どういうことか。
例えば、伝えたい、知って欲しい、分かって欲しいという気持ちがあり、声を出して話す、歌う。
でもその時に緊張、不安、環境など、様々な状況の巡り合わせによって、声が出しにくく、話す、歌う表現がしにくくなってしまっている。声が出なければ、それこそ話しができず、伝えられない。
『 心 • 技 • 体 』という言葉がありますが、伝えたい気持ち、心はあるのだけれど、体から声が出てきてくれる状態にない。そんな時に声が出てきてくれる状態にするために技術があるわけです。本来持っている恵みを生かすことが技術だと思うわけであります。ですから1番大切なことは「 心 」なのだと思うのです。話したい、読みたい、聴かせたい、歌いたい。伝えたい気持ち、知って欲しい気持ち、分かりたい気持ち。共に分かち合う心が1番大切なのだと思うのです。
相手の心を感じることを共感といい、それを育むことを教育というと、僕は勝手ながら思い、それを発声、声を出すことを通して知って欲しい気持ちで仕事をしております。
体、声という自然の恵みを最大限にまで生かし、また生かせるようにし、社会、都市で使用していく。それが声であり、言葉であると思います。
声の出し方を知るとは、自然と都市の折り合いを見つけていく手段であり、自らの心の状態を知る手段であり、心をホッとさせて今を生きるための方法だと思っております。
発声から体と心を育む。これを僕は発声教育と呼びたいのです。
『 心 • 技 • 体 』。技術は心がなければ生かすことはできにくい。そう思います。
心も体も、いきいきのびのびと。声もいきいきのびのびとしてくると思います。
いきいきのびのびとした声が出てきてくれていますか?

甲野陽紀 2月講習会のお知らせ

2010年02月15日 | ゲスト講習会日程
甲野陽紀氏の身体運用法講習会を開催いたします。

日にち…2010年2月21日(日)
時間…14時~16時
会場…松本市駅前会館 中会議室 ( 松本市深志2丁目3番21号 )
参加料金…3500円
定員…先着20名( 参加希望の方は、2月20日(土)までに林へご連絡をお願いいたします。)

お申し込み・お問い合わせ(林)
電話…08036920615
メール…make.up.voice@mac.com

主催…非営利まちづくり活動グループ メイク・アップ・ヴォイス ( 代表 林重光 )

今後の活動について…その2。

2010年02月09日 | 体感記録日記
前回、書きました、今後の活動について、もう少し書かせていただきます。
僕が関わらせていただいている仕事(詳しくはプロフィールをご覧ください)を、現在準備中である法人化の事業として継続していく予定です。7月からのNPO法人設立へ向けて、現在準備をしています。発声教育研究と普及に寄与することを目的とした組織を作り、僕が現在興味を持っている、指導者育成も行いたいと考えています。
僕一人では、活動範囲に限界がありますから、指導者を数名育てて、各地で活動してもらえるようにしたいと考えています。そうしなければ、春から活発に動き出す、昆虫や鳥の観察に支障をきたしてしまいます(これは半分は冗談ですが)。
現代社会で、声にたいして悩みのある方が多くいらっしゃる中で、少しでもホッとした気持ちで声を使っていただけたらと想い、指導者育成に挑戦していきたいと思います。
色々と妄想を膨らまし遊んでいますが、しっかりと発声教育研究をしていくことのできる組織を作っていきたいと思います。

今後の活動について。

2010年02月02日 | 体感記録日記
私事ではありますが、私事の、今後の活動についてお伝えさせていただきます。
この仕事をしはじめたのが24歳のときでした。
歌を歌っていたのですが、思い通りに声が出なくて、声の出し方を知りたかったのです。が、しかし、声の出し方を教えてくれる場所がなく、それならば自分で声の出し方を探り、それを発信していこうと思い、発声訓練教室を立ち上げました。
今月で31歳になり、24歳の時に思い描いていた発声を知りたい方に知っていただける環境が少しはできたかなと思います。広めたいなどというだいそれたものではありません。お裾分け程度のものです。たくさんの方々に畑を耕していただいたおかげで、やってこれました。
さて、ダラダラと書いてしまいましたが、何をお伝えしたいかというと、これから1年でやってきたことを片付けようかと思っています。
発声をお届けするために、人様の前に立たせていただいている身としては、今1番興味があり、面白いと感じて探っていることを、その場で探っていくというスタイルでやってきました。しかし最近は気づきが減り、経験だけで人様の前に立たせていただいていることに、違和感を感じています。
もちろん、今後、新たな気づきが湧いてくれば、お裾分けができますが、今現在は新たなお裾分けができそうにありません。ですから今後の1年、声の出し方を知りたい方へはお伝えさせていただきますが、その後に関してはわかりません。
明日でやめますとも言えないほど、熱心にお受けしてくださっている方々のために、お受けなりたい方はあと1年だと思ってお受けいただきたいと思っております。
林を使おうと思ってくださっている方々も、あと1年だと思って使っていただきたいと思います。
とにかく、気づきが湧いてこないこの状態のため、どんどん気づきが湧いてきて、1年後もやっていられたならば、それこそ有難いことなのですが。
僕は広めたいという気持ちは少しなもので、なによりも自分の声を変えたい想いでやっています。ですから、お裾分けという気持ちでご縁のある方々へはお伝えさせていただいてきたものですから、何卒、ご理解の程、よろしくお願いいたします。
1年後もやっていたら、ごめんなさいね( 笑 )