「 ヴォイスコンサルタント 林重光 のブログ 」

声・話す・読む・歌うことの悩みを解決するヴォイスコンサルティング MAKE UP VOICE 代表。ヴオイストレーナー。

NHK文化センター松本での講習会について。

2009年11月30日 | 講習会日程
NHK文化センター松本での講習会のご案内です。

日 :2009年12月19日(土)
時間 : 13時~15時30分
会場 : NHK文化センター松本

お申し込み・お問い合わせ : NHK文化センター松本 www.nhk-cul.co.jp/programs/program_494592.html

「 足裏を感じると声が変わる 」

2009年11月29日 | 林流 ぼちぼちヴォイストレーニングとは?
緊張して声が震えてしまったり、息苦しくなってしまった場合、すぐに出来る体の使い方を書きます。
上半身( 首・肩・胸・腕 )に余計な力が入り過ぎると、声はなかなか出てきてくれません。その状態になってから「 上半身の力を抜いて 」と言っても、力はなかなか抜けません。力が入っている箇所に直接アプローチすることはあまり効果がないと思います。そんな時に「 足裏を感じる 」ことをしてみてください。足裏と床が接していることを感じる。そうすると声の震えは少なくなり、声が出てきてくれます。上半身だけで声を出していた体の使い方が、足裏を感じることで体全体を使った声の出し方に変わります。気をつけていただきたいことは、「 踏ん張らないようにしてください 」。足裏と床が接していることをただ感じるだけです。話をし始める前に、歌の時であれば高い音、声量を必要とする時などに足裏を感じていただくと、声が出てきてくれます。
ご参考にされてください

声を出す時に緊張したら。

2009年11月27日 | 林流 ぼちぼちヴォイストレーニングとは?
人前で話す時、歌を歌う時、読み聴かせをする時などなど、緊張して声が揺れてしまったり、息苦しくなったり、声が出なかったりした経験はありますか?
緊張しないようにしても、緊張はしてしまいますから、「 緊張して当たり前 」と思っていたほうが、気持ちは楽になると思います。でも緊張して自分が伝えたいことを伝えられないのはなんとかしてあげないといけないと思います。緊張が問題ではなくて、表現できないことが問題になってきてしまいます。ですから、声が出てきてくれる体の状態をつくってあげる。僕はこれを「 声のお手入れ 」と呼んでいます。声がフッと出てきてくれる。声を出しちゃっている状態を作ってあげればいいんです。
そんな「 声のお手入れ 」ですぐにできることを一つご紹介します。
よく「 深呼吸 」するといいますが、先に吸っては上半身( 首・肩・胸・腕 )が緊張して、浅い呼吸になります。力を抜きたいのであれば、先に吐いてください。ゆっくりと一定に息を吐き出してください。そうすると上半身の力が抜けやすく、深い呼吸になります。声は上半身に力が入りすぎると、揺れたり、息が早く終わってしまったりします。声もこもりやすくなります。「 呼吸 」という字のごとく、吐くことを先にしてあげてください。きっと声が出しやすくなります。緊張もほぐれやすくなります。
ご参考にしてください

スズメの「 ゴン太 」

2009年11月26日 | 自然(昆虫と鳥)観察日記
一昨年から観察しているスズメのゴン太。ゴン太を観察するようになったきっかけは、実家の屋根に巣をつくったことでした。
スズメは瓦にできる隙間から屋根裏に入って巣を作ります。それが5月くらい。それから卵を産み、育て、11月くらいからは再び集団で生活します。ゴン太がいるとすぐにわかります。なぜかと言うと「 声 」を聴けばわかる。
「 あっ、ゴン太が起きた。」 「 ゴン太が帰ってきた。」という感じに、声でゴン太とわかる。なんとなく聴いているとスズメの声は同じに聴こえるかもしれません。でもよく聴いていると、スズメの声にも色々あります。ゴン太は7種類くらいの声を出していました。ゴン太の声の特徴は、柔らかくて優しく感じる声でした。そして軽やか。こういった声は、人間にはなかなか出せない。そこがゴン太の声のすごいところです。体全体を使って出すゴン太の声は、よく通る。
生きていれば、今頃は集団で生活していることでしょう。
ゴン太のように、いきいきと生きていきたいものだと、一服しながらゴン太の声を思い出してみました

甲野善紀先生、陽紀先生の稽古会。

2009年11月20日 | 体感記録日記
先日、甲野善紀先生、陽紀先生の稽古会に行ってきました。長野県原村にて行われたこの稽古会は、甲野先生の奥様の知人らが参加した、プライベートな稽古会でした。
僕は陽紀先生とのご縁でお誘いいただき、参加させていただきました。
僕にとって初めての体験である「 薪割り 」と「 手裏剣 」は、今後の声の出し方のヒントがたくさんあったように感じています。
「 薪割り 」と「 手裏剣 」は体の使い方が正直に出てくれます。そこが声にとっても通じている。例えば「 薪割り」の場合、振り下ろした斧が、狙った所から10センチほどズレる。意識では捉えている「 つもり 」。でも結果はズレている。声に似てますね 意識では捉えている「 つもり 」でも、実際は半音下の音だったりする 体の使い方を変えてあげないと、狙っているところを捉えられない。下手すると意識の暴走で「 なんでできないんだ 」ってことを考えてしまう。
「 考えるのではなく、感じてあげないと 」。意識に体を合わせるんじゃなく、体に意識を合わせる。体は素直ですね。
今後は手裏剣を通して、体の使い方、声の出し方を探っていこうと思います。
それにしても、善紀先生、陽紀先生の体の使い方は凄い
圧倒的です
この稽古会でお会いした方々は多方面で活躍されていらっしゃいます。お話をしていて、とても面白かったです。有り難うございました