「 ヴォイスコンサルタント 林重光 のブログ 」

声・話す・読む・歌うことの悩みを解決するヴォイスコンサルティング MAKE UP VOICE 代表。ヴオイストレーナー。

不思議なもので。

2010年10月09日 | 体感記録日記
今年は大きな講演会を6つご依頼いただきました。
どこも「 ちゃんとした 」所からのご依頼。
不思議なものですね。
ちゃんとしていない僕が、ちゃんとした所からご依頼される。
世の中、どうなっているのかと思っています。
僕は社会にうまく適用できていませんし、未だに仕事で当たり前のこととしてこなさなければならないことが、できていません。
企業に所属していれば、間違いなくリストラ対象者ですよ。
もっとちゃんとやれている人はたくさんいるのに、僕でいいのかを打ち合わせの後で再度お聴きすることにしています。
仕事は預かりものですから、やれることはやりますけれど、それでも凡人以下のことしかやれてませんわ。
世の中が何を求めているのか、考える機会にもなります。自分がやっていることが何なのかを考える機会にもなります。
多くの人は、仕事とは自分のためにしているのではないかと思います。
キャリアを積み重ねる。いい給与をもらう。地位を得る。名誉を得る。自分の生きた証を残す。
僕はそういったものにあまり興味がありません。
またもっていません。なにせ、昆虫観察、鳥観察が本業だと思っているくらいですから。
仕事とは、世の中の穴を埋めることだと思っています。困っている人がいる。その人が生きやすいようにしていくことを人それぞれが預かった仕事をすることで世の中は動いていくのだと思う。
だから僕には何かを築き上げたいという考え方がない。穴ぼこを見つけては埋めることをしたいと思っています。
下を向いた人生です。上を向いて歩いているとろくなことはないと思っています。電柱にぶつかりますわ。
地に足をつける、という言葉がありますが、目を地に向けろと若い人達に言いたい。
穴を探せ。それがご飯を食べていくことに大切な世の中の見方だと思うのです。
穴を見つけて埋めたら、誰かが助かる。その作業にお金をあげる。そのいくばくかのお金を有り難くいただき、ご飯を食べる。
そういう世の中も必要でしょう。今は地上に建てることをよしとする傾向が強いと思います。「 上向き人生論 」ですね。
僕は「 下向き人生論 」です。下向いて、穴ぼこを探している生き方です。
蟻を見て喜んでいるくらいですから、そりゃ仕方がないです。
たまには蟻の観察でもしてみてください。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿