「 ヴォイスコンサルタント 林重光 のブログ 」

声・話す・読む・歌うことの悩みを解決するヴォイスコンサルティング MAKE UP VOICE 代表。ヴオイストレーナー。

現実とは何か。

2010年06月01日 | 体感記録日記
目的ある行動には息が詰まりやすい、もしくは浅い呼吸になりやすい。
目的のない、目的のなさそうな行動には、深い呼吸が訪れる。
僕は鳥や昆虫の観察が好きである。
だから、一日に何回かは観察する時間も持つ。長い時間ではない。10分くらいのものでる。
この10分という時間が持てるか持てないかで、その日の、その後の行動に大きな影響となる。
『虫なんか見てどうするんですか?』
そう聞かれても困る。見たいから見る。それだけ。
どうも大人になるにつれて、『意味ある行動をとらなければならない』らしい。
意味のないことをしていると、『変な人』『暇な人』と言われるか、思われる。
だから数年前からは『暇が足りているので』と言うことにしている。
その説明をする暇がない。虫の観察に忙しいのである。
合目的的な行動をすることばかりしていたら、面白くない。そう思う。
意味を求めないからこそ、行動する意味が『後からわかってくる』。
理屈など後付けでよろしい。
僕にとっては大切な時間。それが観察なのです。
そしてこれが僕の日常なのです。
つまりは日常とは現実であり、ということは人それぞれ見ている現実は違うということです。
それならば、誰かにとって意味あることも、自分自身にとっては意味のないこととも言える。
けれどそれじゃあ寂しいものです。
自分自身にとっては意味のないようなことをやっている人がいたら、少し興味を持ってみることを若い人達にはオススメします。モノの見方、考え方に幅ができてくると思います。